Googleが無料で提供するWebページのアクセス解析サービスであるGoogleアナリティクス。
サイト運営者がサイト訪問者の動向を把握し、サイト内の人気ページや人気ワードなどの改善に役立てるためのツールです。
Googleアナリティクスを有効に活用すれば、あなたが運営するサイトを改善して訪問者をさらに伸ばすことができ、アフィリエイト結果を向上させることができます。
ここでは、アフィリエイトを始めてみたい人、アフィリエイトを始めてみたけど、どうやったらサイト訪問者を増やすことができるのか悩んでいる人向けに、Googleアナリティクスを使用したサイトの改善についてまとめてみました。
Googleアナリティクスとは？
Googleアナリティクスとは、対象となるサイト内にタグを埋め込むことでサイトのアクセス情報を取得するツールで、以下の情報を得ることができます。
- 訪問者数
- 閲覧ページ数
- 滞在時間・訪問回数・訪問頻度
- 訪問者のサイト内移動経路
- 訪問者の検索キーワード
- 訪問者の来訪前のサイト
- 訪問者の最初と最後に開いたページ
ただし、ブログ側でトラッキングタグを埋め込めないサイトでは利用できない以下のサービスでは利用できないので注意が必要です。
- gooブログ
- Yahoo!ブログ
- アメーバブログ
- エキサイトブログ
- 楽天ブログ
- WordPress.com
Googleアナリティクスを使うと何ができるのか
Googleアナリティクスを使うことにより、訪問者の動向を知ることができます。
一番簡単なのが、検索ワードを把握することで、訪問者が、どういう疑問を持っているのかを把握することができます。
例えば、自分がサッカーの話題を中心にサイトを作っていたけれど、サイト訪問者の多くは、サッカーではなくサッカーに行くための旅行記の鉄道に関する話題で検索していた、という結果が出たとしたら、サッカーの話題より鉄道に関する話題を多くすると、訪問者が増える可能性があります。
そうやって、サイトへの訪問者を増やすことで、広告収入を向上させたり、自社製品の訪問者への露出回数を増やしたりするようにサイトを改善するためにしようするのです。
Googleアナリティクスでわかる情報
さて、とりあえずGoogleアナリティクスが使える状態になったとして、どんな情報を取ることができるのでしょうか。
ユーザーレポート
Googleアナリティクスで、全てのウェブサイトのデータをクリックすると出て来る画面が、ユーザーサマリーレポートです。
ユーザーサマリーレポートでわかる主なデータは、次の通りです。
- センション数：サイトへの訪問回数
- ユーザー数：サイトへの訪問ユーザー数
- ページビュー数：サイトのページを見られた数
- ページ/セッション：1回の訪問で何ページ見たのか
- 平均セッション時間：1回の訪問でのサイトの滞在時間
- 直帰率：１ページだけ見て移動していったユーザー数
- 新規セッション率：私しいユーザーの数
- 使用しているブラウザ：SafariとかIEとか。
- 使用しているOS：iOSとかWindowsとか。
- プロバイダー：スマホの場合docomoとかSoftbankとかauとか。
- 使用機種：iPhoneとかxperiaとか。
流入元の確認
Googleアナリティクスの「集客」項目から「サマリー」をクリックすると、サイトにどこから来たのかを知ることができます。
- Organic Search：GoogleやYahooなどの検索エンジンからの流入
- Social：Facebook、Twitter、YoutyubeなどのSNSからの流入
- Referral：Social以外のサイト
- Direct：ブックマークやメルマガリンクなどからの流入
Googleアナリティクスでサイト改善
検索キーワードに合わせたサイト改善
とりあえずGoogleアナリティクスは、サイトにアクセスしている人の様々なデータを取ることがきることがわかりました。
では、これらのデータをサイト改善にどう役立てていくのでしょうか。
初心者が注目すべきことは、まずは、ユーザーがどういうキーワードで検索してサイトを訪問してきたかということに注目するといいでしょう。
検索エンジンの結果で流入者の好みがわかる
ある目的でサイトを構築したとしても、その通りの結果が得られるとは限りません。
自分の意図と違った検索ワードでサイトに流入してくるケースも多くあります。
その理由は様々な理由が考えられますが、あなたが当初設定したキーワードが世の中のトレンドではなかったということが考えられます。
流入が多いキーワードでサイトデザインを変更
あなたのサイトが日本でも１、２を争うアクセス数を誇る有名サイトでない限り、素直に流入が多いキーワードでサイトを構築し直す方が良い結果を得られます。
例えば、流入が多いキーワードの記事を見やすい場所に配置するということが考えられます。
ユーザーの利便性が高まれば、ユーザーがサイトを利用する機会が増えて、アクセス数やページビュー数が上がります。
流入が多いキーワードの記事を中心にする
サイトの記事を、流入が多いキーワードが中心の記事に書き直すということも考えられます。
流入が多いキーワードの記事を増やすことで、多くの人があなたのサイトを訪れるたり、ページの滞在時間が増えたりします。
キーワードに沿って改善すると検索エンジンで上位に表示されるようになる
キーワードに沿ってサイトを改善することにより、アクセス数が増えたり、ページビュー数が増えたり、１ページあたりの滞在時間が増えたりしますが、そうするとGoogleやYahoo!などの検索エンジンが、あなたのサイトが有益であると判断して、検索順位を上げてくれるようになります。
検索順位が上がるとさらに訪問者が増えるという、好循環が生まれることになり、アフィリエイトで好結果を生むことになります。
流入元に合わせたサイト改善
検索エンジンから来る人が多い
検索エンジンから来る人が多ければ、SEO対策がしっかりとできていて検索エンジンの上位に表示されている可能性が高いということになります。
SNSからの流入が多い
SNSからの流入が多ければ、リンクなどから流入することが多く、あなたのサイトに関心を持つユーザーは、SNSにいることが多いという傾向がわかりますので、SNS向けの宣伝を増やすとより効果的であることがわかります。
Googleアナリティクスの始め方
こんな便利なGoogleアナリティクス、何はともあれ使ってみましょうということで、簡単にGoogleアナリティクスの始め方をまとめてみました。
何はともあれGoogleアカウントを取得
何はともあれ、Googleのサービスですから、Googleのアカウントを取得する必要があります。
今時、サイト解析をしたいと思っている人でGoogleアカウントを持っていない人はいないと思いますが、もし、持っていない人はアカウントを取得しないと何も始まりません。
Googleアカウントを持っている人は、今持っているアカウントでGoogleアナリティクスを使うことができます。
Googleアナリティクスのトラッキングコードを取得
Googleアナリティクスは、解析をしたいサイトにタグを設置してサイトのアクセス情報を取得します。
そのためには、Googleアナリティクスの画面から、トラッキングコードを取得してサイトにそのコードを埋め込む必要があります。
WordPressでサイトを作っている場合はプラグインで簡単設定
もしWordPressでサイトを構築している場合は、All in one SEOというプラグインを使って、取得したGoogleアナリティクスのトラッキングコードを必要項目に入力するだけで、Googleアナリティクスを使うことができるようになります。
初心者は、個性よりも使い方のノウハウがどれだけあるかが重要になりますので、サイト構築では、意地を張らずにWordPressを使いましょう。
もし、サイト制作を外注する場合も、WordPress使用を要求の一つにするようにしましょう。
業界デファクトスタンダードのツールを使用していれば、あとあと何かと便利です。
まとめ
まだGoogleアナリティクスを使っていない、活用していない人への、Googleアナリティクスの基本的な活用の仕方についてまとめました。
闇雲にブログを作って広告や商品を販売しようとしても、ライバルが多くなかなかアクセス数が増えず結果が出ません。
アクセス数を上げるためには、データとしてインターネットユーザーの傾向を捉え、それに沿ったサイトに改善していく必要があります。
是非、Googleアナリティクスを活用して、あなたのサイトのアクセス数を増やしてみてください。