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【無能な上司】と無難に付き合いつつ、自分の評価を思いっきり上げる方法4選

「無能な上司」の下についてしまったことがある人は少なからずいると思います。

そんな時、あなたはどうしますか?

自分の運の悪さを嘆いて、諦めてしまいますか?

上司の悪口を言うことでストレスを発散しますか?

でも、毎日こんな気持ちで仕事をしていたら、あなた自身が時間を無駄に生きているようなものです。

そこで今回は、運悪く無能な上司の部下になってしまったときでも、自分の評価を上げる方法をご紹介しましょう。

 

1.無能な上司の行動パターンを把握しよう

(1)あなたの上司はどっちのタイプ?

「無能な上司」と部下に思われてしまう人が、どうして上司になれたのか、その理由は2つです。

どちらにしても、無能な上司についた部下は、仕事がやりづらいものです。

 (2)無能な上司の取説(取り扱い説明書)を作ろう

Aのタイプは、周囲だけでなく、本人も自分が無能であることがわかっているので、仕事はやりづらくても、扱いやすい上司でしょう。

威厳を見せたくて、空威張りするタイプなら、威張らせておけば良いのです。

Bのタイプは、上司本人の過去の実績がありますから、上司としては無能でも仕事はデキます。

 

Aの場合は、もう不運と諦めるしかありません。

上司のご機嫌を取って、上司のお世話をしつつ、自分が仕事を回して、上手に上司の顔を立ててあげるしかないのです。

上司の顔を立ててあげて、上司に味方だと思われたら、上司だって自分の仕事の力量も周囲からどう言われているかも理解していますので、あなたを頼りにするようになるでしょう。

一方、Bの場合は、部下を上手に使えない「無能な上司」ですが、仕事はデキるのです。

ただ、指示の仕方や表現の仕方が自分本位で、自分の常識でものを言うので、周囲に的確な指示が伝わりづらいのです。

指示されてないのに、できていないと怒ったりしますので、悔しかったり迷惑だったりしても、一歩引いて黙って叱られておきましょう。

そういうときは、上司が何を求めていて、何について言い忘れる事が多いのか、を理解できるまで、徹底的に行動パターンを観察しましょう。

上司の独特な言い回しや不適切な指示でも、何をやりたいかを、叱られながらも理解していくしかないのです。

理不尽なお叱りを受けたり、悔しい思いをしたときに、どういう状況で、どういう指示だったかを正確に記録しておいて、指示通りにした結果どうなったかも記録しておくのです。

これは、言った言わないの水掛け論にならないための証拠にするのではありません。

この記録で上司のミスを証明して、上司のお叱りを納めたところで、あなたに良い結果にはなりません。

目をつけられて、一層やり辛くなり、あなたの評価を上司が低くしてしまいます。

では、何のためにこの上司の指示記録をつけるのかというと、上司の行動パターン・思考パターンを検証するためです。

3ヶ月も辛抱すれば、上司の行動パターンが読めるようになります。

何を言い忘れるのか、どういう順番で仕事をするのか、上司とのトラブルの状況を分析していくわけです。

そうすると、仕事を指示されたときに、上司が本当は何をしたいのかが想像でき、上司の指示を確認できるようになるのです。

「○○はしなくても良いですか?」

「△△だと仰っていましたが、××の書類と一緒じゃなくても良いんですか?」

といった具合です。

これができれば、あなたはもはや、Bタイプの上司には、非常に役に立つ欠かせない部下となることでしょう。

(3)ゴマすりしかできない上司は「『99.9』の明石」だと思うようにしよう

「仕事の能力皆無なのに、ゴマすりだけで出世を勝ち取った」という部下の評価の上司もいます。

でも、ゴマすりだけで出世できるのもひとつの才能なんですよ。

普通の人にはできることではありません。

ただし、ゴマすり効果もたかがしれていますが。

例えば、「99.9-刑事専門弁護士-(TBS系)」というドラマがあります。

嵐の松本潤さん演じる弁護士が、有罪率99.9%といわれている刑事事件の裁判の無罪を勝ち取っていく痛快ドラマなのですが、松本潤さん演じる深山弁護士のパラリーガル明石(片桐仁さん)という人物がいます。

司法試験に毎回落ちて、パラリーガルとしても無能に見えて、明石がいると、できないことができるのです。

明石の必殺技である「土下寝」。

土下座ならぬ土下座を通り越して、バンザイのうつぶせ寝までいってお願いします。

その必死さが笑いを誘うのか、同情を誘うのか、人の心の紐を緩めて、本来許可されないものが手に入ったり、見せて貰えたりするので、情報集めには最高に活躍します。

また、大怪我をして血を流しながらも、深山弁護士の自称「優秀なパラリーガル」という地位を守るために、その忠誠心は人間業を超えます。

愛されるキャラクターなのですが、無能さは群を抜きます。

土下寝だけしかできないパラリーガルですが、非常に役に立っていて、ドラマ内でも大活躍です。

そして、そんな明石を仲間は優しく見守っています。

深山弁護士に対しても欠かせないパートナーです。

ゴマすりだけで出世した上司も、いってみればもっと上の上司には「明石的存在」なのです。

だからご褒美に役職が与えられている、ということも多いのです。

人間として、「ゴマすりは恥ずべき事」と思う人もいるでしょう。

でも、「人目を気にせず土下座やゴマすりができるか」というと、なかなかできるものではありません。

仕事は取ってきたもの勝ちなのです。

その手段を真似する必要はありませんが、その徹底した覚悟を非難するべきでは無いと思います。

そんな上司の場合は、反面教師にして、そんなことをしないでも評価して貰える実力を身につけるよう努力しましょう。

ドラマ「99.9」の「明石」だと思って、なるべく被害を被らないように温かく見守ってあげましょう。

それこそ、取説をマスターすれば、あなたの力強い味方になってくれるかもしれません。

何たって、上司を丸め込む能力は天下抜群なのですから。

 

2.上司としての能力と仕事の能力は別物だと割り切りましょう

(1)「無能な上司」の下についた事を受け止めプラス思考に転換する方法

とにかく、あなたの「上司像」というものを捨てましょう。

無能な上司であることを忘れて、無意識のうちに、あなたの上司像の最低水準を期待するから、その期待に達していないレベルの上司には、「上司なら普通○○だよね」といった具合に腹が立つのです。

あなたがついた上司は、「無能な上司」であるという現実を受け止めましょう。

そして、あなた自身が、どうすればストレスを抱えることなく、快適に仕事がデキるのか、その方法を探ることに集中しましょう。

愚痴を言っても、文句を言っても、上司は改めるどころか、上司との関係が悪化するだけです。

上司は、あなたよりも権力が上で、どこまで行っても自分が正しいのです。

もはや、あなたは自分を守るためにも、ストレスを抱え込まないためにも、上司に対して感情を向けるだけ損だと、徹底的に割り切るのが得策です。

それよりも、上司を徹底的に観察しましょう。

上司の性格や癖だけでなく、ノートに記録した仕事の指示出しや、その際の思考パターン、その他反応を、ゲームを攻略するかのように、観察して、傾向と対策を見いだしていくのです。

その過程で腹が立つことも多いかもしれませんが、腹を立てたところで、あなたの評価査定をするのは、その「無能な上司」です

感情を荒立てれば、あなたの評価が下がります。

例えば、指示もされていないのに、理不尽なお叱りを受けたときに、指示を受けていないことを主張しても、上司は自分のミスを認めません。

無能な上司には、あなたの態度が悪い、扱いづらい部下としか映りません。

下手したら、「協調性が低い」「理解が悪い」「自分の失敗を責任転嫁して反省しない」といった不本意な評価となってしまうかもしれません。

人には、必ず行動パターンというものがあります。

割り切って、上司の次の行動を想像しながら仕事をしていくと、まさに的中したりしたときは、嬉しくなったりしますよ。

癖のある上司を手なずけられたときの達成感は、けっこう富士山を攻略したように気分の良いものです。

(2)上司の仕事術を盗むつもりで上司の欠点に寛容になってみよう

あくまで、Bパターンの上司の場合です。

何かしらの功績があったから上司になったわけです。

だから、上司の行動に腹の虫がおさまらないようなストレスを抱えてしまったときは、上司の仕事術を盗むつもりで、多少の上司の無能っぷりには目をつぶるのだと自分に言い聞かせましょう。

上司を「無能だ」と思うあなたの怒りには、少し目をつぶって、マネージャー的気分になるよう努めて、上司の欠点をフォローする事に専念してみましょう。

人間関係がスムーズになれば、上司もあなたを頼るようになりますので、そうなればこっちのものです。

上司の様々な仕事術、人脈の作りから、交渉の仕方、アイデアの見つけ方等々、上司が今の地位に上り詰めることができた能力を自分のものにしていくのです。

そうすれば、あなたの能力も上がるし、部下の功績は上司の手柄にもなります。

上司は、あなたの存在を大切にし、あなたの気持ちも理解して優しくなってくれるでしょう。

しかし、Bタイプ上司は、仕事はデキても人を使う能力は皆無でしたね。

自分のやり方が全てだと思っているかもしれません。

そんな時は、腹が立つでしょうが、上司のやり方を受け止めて、その方法があなたにとって非効率的であったとしても、「もしかしたら、そうしなければならない上司なりの理由があるかもしれない」と自分を言い聞かせましょう。

そういうところに、出世する所以が隠れているかもしれません。

人と異なるから出世したのです。

どこか変わったところがあっても、腹の虫をグッと抑えて黙って見ていたら、面白い発見があるかもしれません。

 

3.無能な上司を「追い越してやる」つもりで辛抱してみましょう

(1)最後に勝つのは人を動かせる人

辛抱するのは「今だけ」です。

その上司は、いくら仕事がデキても、部下を使うのに長けていないと言うことは、人間関係のコミュニケーション術は苦手なのです。

コミュニケーション術が苦手な人は、いつかは負けてしまうトップに立てないサブで終わるしかないのです。

「この人のために頑張ろう」とか「この人についていこう」と、部下に尊敬の念や労を惜しまない気持ちを起こさせることができない人は、頂点には立てないからです。

筆者は、チャンスというものは人が運んでくる情報に隠れていると思っています。

その情報をくれるのは人です。

だから、コミュニケーション術が優れている人の方が、多くの情報が集まり、チャンスを拾い出す場面が多いのです。

そのチャンスを拾うのも仕事の能力のひとつといえます。

だから、今は忍耐の時で、仕事術をその無能な上司から盗んで、いつかあなたがその上司の上に立ってやれば良いのです。

無能な上司は、所詮そこまでだと勝手に決めてしまいましょう。

とにかく、あなたを査定するのがその無能な上司だということを忘れないで下さい。

その上司を敵に回すと、あなたには不利なことしかありません。

(2)もしかしたら、あなたの評価が間違っていることも?

大変失礼ですが、「無能な上司」と見えているあなたが未熟だから、その上司が無能にしか見えない、ということもあります。

だから、自分のやり方、自分の主観を捨てて少しだけ謙虚な気持ちになって「無能な上司」を見てみましょう。

何故、その上司が「その椅子」に座っていられるのか、管理職の評価が高いのか、冷静に無心になって観察してみましょう。

「無能な上司」という色眼鏡で見ては、見えるものも見えないし、気付くものにも気付けません。

「無能な上司」と決めつけていては、その上司の意見も最後まで聞いていない、その上司の貴重な技術を見逃している可能性もあります。

最後までしっかり指示を聞いて、わからないところは質問して、真っ正面から向き合ってみたら、その上司の良いところも見えてくるかもしれません。

人は、ひとつくらい良いところがあるものです。

あなたにとって、その上司がパンドラの箱のように、下ついたら最後、絶望しかない位酷い上司だったとしても、最後に希望の天使が現れてくれる可能性だってあるのです。

その天使を見つけるには、優しさと辛抱のみです。

 

4.無能な上司と戦うのは得?損?

(1)無能な上司と上手くつきあえるコミュニケーション術を学んだ方が得策?

仕事はデキても無能な上司は世の中には案外たくさんいます。

仕事の能力が高ければ、自然と出世していくものですが、果たしてその人が、人の上に立つべき人かどうかは定かではないからです。

でも、「無能な上司」の下で、上手に仕事を回している部下は、その上司の下につける能力をちゃんと評価して貰えます。

無能な上司は、誰が見ても無能な上司なのです。

その無能な上司の実力を発揮させ、その上司の仕事緒術を上手に活用させてあげられる部下は、必ず出世できます。

あなたの働きを誰もが見ているのです。

コミュニケーション術の評価が高いということは、実は多少仕事がデキるよりも、ずっと評価の高い「才能」です。

無能な上司の下で問題なく働ける、そんな部下は、他の有能な上司も自分の部下にと希望することも多いのです。

(2)無能すぎる迷惑上司を失脚させる事はできる?

無能過ぎる迷惑上司を我慢できずに、「もっと上の上司に直訴して辞めさせてしまおう」、「失脚させてしまおう」、という声を聞くこともあります。

しかし、それが成功した話はあまり聞きません。

なぜなら、その無能上司をその部署に据えたのは、もっと上の上司だからです。

例え、その無能な迷惑上司を排除できたとしても、他の上司が「あなたの行動(上司を失脚させた行動)」を恐れてしまうかもしれません。

理不尽な話ですが、「何もそこまでしなくても」という同情票もけっこうあるのです。

相手を失脚させるよりも、優しさと寛容さで、その無能な上司をも味方につける「人力」を身につけた方があなたの評価は高まるでしょう。

 

まとめ

無能な上司の下にいると、慣れるまでは、ストレスの猛吹雪にさらされた状況の毎日になってしまうかもしれません。

暴れ馬を上手に乗りこなせれば良いのですが、その前に、ストレスで心身ともにボロボロにされては、元も子もありません。

会社の社風にも相性があって、会わない社風の中にいると、心がズタズタになることもあります。

人事は、その社風に合った人材を集めているからです。

あるいは、上司が無能に見えるくらいあなたの能力が高すぎるということもあります。

その場合は、容赦なく「出る杭は打たれる」状態になります。

仕事のデキる金の卵は、上司には驚異だからです。

だから、どうしてもストレスがたまって体調を崩すようなら、転職を考えた方があなたのためかもしれません。

相性が悪い会社と無駄に戦って、心身ともに壊れてしまうよりは、あなたの方から三行半を叩きつけ、もっと条件のよい優秀な会社で心地よく働くのが得策だと筆者は思います。

本物の「勝ち組」といわれる人は、あまり敵を作りません。

相手を徹底的に叩きのめすのではなく、逃げ道や助け船を残してあげる優しさを持っているからです。

「そんな詰めの甘い状態では甘い」と思うのは、まだ二流です。

確かに、最後の逃げ道を残してあげたお陰で、その敵が助けられた恩を忘れて、再度攻撃してきて足を引っ張られるかもしれないからです。

でも、本物の「勝ち組」の人には、そんなことは想定内です。

その程度の逆襲で足をすくわれるほど、軟弱ではないのです。

「強固な人望」「人脈」「仕事の高い能力」、三拍子揃った勝ち組の人には、そんなことは何でも無いことなのです。

あなたも、そんな懐の深い勝ち組人間になってくださいね。

そのためにも、目先の無能な上司なんて、手の上で転がせるくらいの力量をつけましょう。

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