【婚活中の男性へ】成功のカギは、女性が求める「イクメン男子力」をアピールすることだ!

最近の婚活市場では、結婚しても仕事を続けたい女性が増加中だそうです。

夫婦共働きになったときに、女性が求めるものは何でしょうか?

夫となる男性が、如何に「家事や育児に協力的であるか?」です。

「産後クライシス」と言う言葉がメディアで騒がれるほど、家事や育児に非協力的な夫は、産後の妻の堪忍袋の緒を引きちぎってしまっているケースが多いようです。

だから、幸せな伴侶を得るために、婚活市場で女性は結婚の条件として「イクメン男子力」を見定めるのです。

そのせいか、最近の男性は「自称イクメン」が急増しています。

それでも産後クライシスを迎えてしまう人が多いのをご存知ですか?

どうやら男性の「イクメン」と女性の「イクメン」は、同じ4文字のカタカナでも、違ったものであるようです。

そこで、今回は、今婚活中、あるいは彼女募集中のあなたのために、女性の心に響く「イクメン」の正しい意味をご紹介しましょう。

婚活中の男性への解説ですが、結婚したらこうなる、ということを理解しないと、結論だけ解説しても意味がありませんので、結婚している女性が望む「イクメン夫」になるにはどうしたら良いのか、ということから解説していきますね。

 

1.男性と女性の「イクメン」意識は少しズレている?

(1) 男性が思い描く「イクメン」とは?

男性が描く女性にモテる「イクメン男子」のイメージというものを、最近「人生のモテ期に突入した」、と公言している筆者の従兄弟(38歳 商社営業)に聞いて見ました。

彼は、自分のことを「イクメン夫」になれると断言していますので、彼が思い描く「イクメン男子」を紹介しましょう。

  • 家事や育児を積極的にやる
  • 共働きの場合は、自分は朝が早いから、帰ってから夕飯の洗い物を積極的に手伝う
  • 奥さんが妊娠中の時は、家事を引き受ける
  • 不妊治療にも、母親学級にも積極的に時間をもつように努力する
  • 育児にも積極的に参加する
  • 赤ちゃんの沐浴やおむつ替えも頑張る

・・・・・・・・・・etc.

彼は、自慢げに、けっこうたくさんの項目を山のように挙げました。

しかし、既に妊娠中や産後のホルモンバランスが乱れて、イライラ状態の奥さんが聞いたら、イライラに拍車をかけるような言葉が、たくさん出てきていましたので、途中で割愛させてもらいました。

あなたは、女性に対してのNGワードにお気づきですか?

多くの男性には、模範解答に見えるのではないでしょうか?

(2)女性が思い描く「イクメン男子」とは?

先ほどの筆者の従兄弟の「イクメン男子」のNGワードとは?

  • 家事や育児を積極的にやる
  • 共働きの場合は、自分は朝が早いから、帰ってから夕飯の洗い物を積極的に手伝う
  • 奥さんが妊娠中の時は、可能な限り家事を引き受ける
  • 不妊治療にも、母親学級にも積極的に時間をもつように努力する
  • 育児にも積極的に参加する
  • 赤ちゃんの沐浴やおむつ替えも頑張る

男性のイクメンの意識の問題点は太字部分であり、とくに奥さんのイライラNGワードは、赤い部分です。

「これが何故いけないの?ちゃんとやってるじゃない」と思ったあなたは、イクメンではありません。

やらないよりはやった方が良いですが、女性にとってのイクメン男子とは、ほど遠いでしょう。

それどころか、今やこのくらいやって当たり前です。

産後クライシスのきっかけになりそうなNGワードに対する女性の気持ちは?

赤字文言に関しては、女性は次のように思います。

  • 「自分は朝が早いから」
    →私は朝早くてもやってるわよ!(怒)
  • 「手伝う」
    →手伝うって何?家事は女性の仕事だと思ってるの?あなたいつの時代の人?
    今は男女平等の時代よ。
  • 「妊娠中の時は?」
    →特別にやってやってる感満載じゃない!? 普段はやらないってこと?
  • 「努力する」
    →努力するだけ?

こんなふうに、女性は、男性の家事や育児を「手伝う」とか「頑張る」とか「努力する」といった言葉に反応します。

「家事や育児は、女性がやるものだ」と無意識に思っていたら、それが動作や言葉に無意識に出てしまいます。

確かに、男性の意識がこのようなものであることを女性達は知っているし、男性にはわからない、という諦めもあります。

でも、普段は、手伝う気持ちだけでもあればマシだと少しは感謝の気持ちを示します。

そもそも、掃除やお料理をやってくれても、普段やり慣れていないので、やり直しが必要だったり、後片付けに手間がかかったりするから、ありがた迷惑なこともあるのです。

しかし、忙しくてどうにかなりそうなときや、体調が悪いときは、そうはいきません。

自分たちの辛さやきつさを想像してくれない男性には、怒りが爆発してしまうものです。

とくに産後は、赤ちゃんの夜泣きで夜も寝られず、ミルクにオムツに家事にと追い立てられているので、心身ともに余裕がなくなってしまいます。

そんな時に男性が口にする無神経な発言に、辛抱の糸が切れてしまうこともあるのです。

とくに、自慢げに「イクメン」気取りで、「やってやってるよ」「僕やってるよ」アピールが一番ムカつくものなのです。

 

2.時代の移り変わりに男性の意識がついて行けていない?

(1)30代後半~40代の男性の母親の時代とは社会状況が違う事を知るべし

NGワードについて先に解説した女性の気持ちの中で、「手伝うって何?家事は女性の仕事だなんて、あなたいつの時代の人?」ってありましたよね。

男性の家事認識は、育った環境、いわば、男性の母親の意識が大きく影響しています。

だから、女性よりも男性の方が時代の移り変わりよりも少し遅れている人、とくに30代後半~40代の男性は、そのちょうど移り変わりの時代に育っていますので、気付いていない人も多いのです。

(2)50代前後の男性が若いアラサー女性と結婚したいなら、とくに注意が必要

昭和30代~40年代前半に生まれた現代の50代以上の男性は、戦争時代に子供時代を過ごした親に育てられ、次のように言われて育ちました。

「男子厨房に入らず」とか「男は外で100人の敵と戦い、女は家庭を守る。家事や子育ては女の仕事」と言われて育った事でしょう。

しかし、その当時の時代は、三世代同居が当たり前で、家の中に稼ぎ頭が祖父と父親の2人の男性がいて、家事に専念する専業主婦が、姑と嫁の最低でも2人はいたのです。

女の子がいれば、もちろん手伝います。

だから、男性が外で稼いで、女性が家の中を守る構図が成り立ちます。

戦後の好景気からオイルショックの時代を経験した戦後生まれの両親に育てられた30代後半以上40代の男性の場合は、その母親達が、女性の自立が発展してきた時代に青春時代を過ごしているので、少しずつ男女平等に近づいていきました。

それでも、家事や育児は女性が中心という意識は残っています。

男性が家事を手伝い始めた時代ともいえます。

でも、まだ手伝うレベルです。

ゴミを出すだけでも感謝された時代です。

それを見て育った30代後半以上の男性は、悪気なく「手伝おうか?」という言葉が出るのでしょう。

でも、今は時代が変わっています。

 

3.「男女平等」という時代に男性より女性の方が敏感なのかも?

(1)共働きで「家事や子育ては女の仕事」とされたら女性は病気になる

核家族で共稼ぎの多い現在、「家事や子育ては女の仕事」なんて言ったら、世の中の女性は、身体を壊して病気になってしまいます。

昔のように手伝ってくれる家族はいないのです。

昔は、男性が一切家を顧みなくても、子供がしっかりと育っていたのは、未熟な若い母親でも、子育て経験のある同居の姑がしっかりとサポートしてくれていたからです。

母親が忙しいときは、子供の面倒はおじいちゃんやおばあちゃんが見ていてくれたからです。

現在の家庭環境は、昔と様変わりしています。

(2)核家族世帯での新米ママの子育ては地獄絵図です

初産で子育て初体験の母親が、赤ちゃんの子育てに奮闘するのです。

自分の分身である愛する我が子であるから、母性だけで死に物狂いでやってのけることができています。

火事場の馬鹿力状態で死に物狂いで赤ちゃんを育てていますので、女性としての身だしなみやお洒落に気を配る暇もないくらいです。

お洒落で長いストレートな黒髪が自慢だった女性も、容赦なく髪の毛を短く切ってしまうほど、お洒落よりも赤ちゃんの世話の合理性が優先するのです。

赤ちゃんの生活スタイルに振り回されて、新米ママは、赤ちゃんの命を守ることだけに集中です。

初めてのことで、不安だらけな未熟なママに、もしも誰も手をさしのべなかったら、精神的に追い込まれてしまいます。

産後の女性は、ホルモンバランスが乱れ、ただでさえイライラしやすい状態なのに、赤ちゃんの夜泣きやミルクで、ほとんど寝られません。

赤ちゃんは泣くのが仕事ですが、夜中に眠れない状態で赤ちゃんが泣き止まなかったら、母親はパニックになります。

真面目で、夫思いの女性ほど、夫の翌日の仕事に影響しないように一人で背負い込みます。

パパの仕事も大変で、本当にクタクタであるかもしれません。

でも、赤ちゃん子育てママは、夜も眠れずどんなにクタクタでも、赤ちゃんのために動かない身体に鞭打ってがんばっています。

そんな中でも、夫の睡眠にも気にかけ、夫のために家事までやっているのです。

その妻の優しさにおんぶに抱っこで、妻の精神状態や体力に気遣いするのを忘れたら、優しく我慢強い女性ほど、身体も心も壊れてしまいます。

女性は必死の時は洗脳されたように頑張っているかもしれませんが、ふとしたときに、「どうして自分は一人で頑張っているのだろう?」と我に返ります。

その結果、もしもあなたが、一切手伝ってくれない何の役にも立たない夫だったら、「あんな男いらない」と妻に思われてしまいます。

もしかしたら、あなたは、「手伝おうか?」と声をかけているかもしれません。

でも、心に余裕のない妻にとっては、その言葉は「手伝う気はないけど、まあ言うだけ言っておくか」と響きます。

あなたは被害妄想だと思うかもしれませんが、そう思われてしまうのですから、仕方ありません。

だからあなたは、そう思われないよう努力が必要なのです。

その努力をしなかったら、「夫がいなければ、家事が減る」そういう結論に妻は辿り着いてしまいます。

そうやって起るのが、産後クライシスです。

 

4.男性は女性の妊娠・出産の大変さを知ることから始めよう

(1)女性が望む「イクメン」とは?

今の時代は、男女平等で、女性も男性と同じように働きます。

仕事も男性社会といわれる職種にも女性はどんどん進出していっています。

だから、今の時代、「男の仕事」・「女の仕事」といった線引きはないのです。

出産だけは、生物学的に女性にしかできない仕事かもしれませんが、これは出産の痛みを男性は耐えられないからだという説があるくらい苦しく痛い辛さを伴います。

ただし、女性は、愛する子供を見たら、その苦しみを忘れられるくらい感動することもできるのです。

女性は、忘却の能力が男性よりも優れているのかもしれません。

十月十日大きなお腹を抱えて生活しなければならないのです。

悪阻や体調不良を乗り越え、なんとか出産しても、赤ちゃんの授乳も女性しかできません。

だから、男性は十月十日楽した分、「女性しかできないこと以外は男性ができることを全てやって当たり前!」これが今の女性の考え方です。

でも、「女性の妊娠・出産の大変さを男性がわかることはあり得ない」ということを、女性はちゃんと知っています。

愛する旦那様に、自分と同じ苦しみを味わせようなんて望む女性はいません。

しかし、女性はどんなに自分が眠くても、赤ちゃんが夜泣きをすれば、愛する旦那様を起こさないように飛び起きます。

こんなふうに、自分は愛する旦那様のことを無意識に思いやって頑張っているのだから、夫にもわからないなりに、「妻の大変さを理解し、少しでも楽になるよう思いやってくれている」という気持ち感じたいのです。

それが愛されている実感だと思います。

それさえあれば、言葉なんて関係なく、頑張れると思います。

でも、男性の多くは、それをやってるつもりの人多いですよね。

だから、問題点は、「それが女性に伝わっていない」というところです。

(2)イクメンを上手に女性にアピールするには?

まず、家事も育児も「手伝おうか?」というのは、絶対NGワードです。

でも、何をして良いのかわからないから聞くんですよね。

だったら、自分が何をして良いのかわからないことを反省して申し訳なさそうに謝りましょう。

そうすれば、妻に叱られずに、妻が夫にして欲しいことを教えてくれます。

「手伝う」というNGワードで叱られたり、やる気がないとか、「○○してやる」と上から目線だとか、偉そうだとか文句を言われることはありません。

しかし、これでは産後クライシスを避けることはできますが、イクメン夫と妻から誉められることはありません。

妻が感謝するイクメン夫は、自分の辛さを理解してくれることです。

そのためには、妻の状態を観察し、妊娠・出産に関しては、母親学級や父親学級に積極的に参加してみましょう。

そこでは、妊婦さんのお腹の重さの疑似体験もさせてくれます。

子育てに必要な知識やオムツの替え方や沐浴の仕方、ミルクの作り方や赤ちゃんへ飲ませ方まで教えてくれます。

そんな勉強も必要です。

妊娠・出産・育児に関するNetや育児本を積極的に読むのもお勧めです。

男性は、妊娠・出産に伴う、体調的な苦しさや痛みを一切関わらないで済むのですから、勉強をしてもまだ女性の辛さには追いつきません。

そういう勉強や疑似体験が、父性を呼び起こし、赤ちゃんが生まれたときの感動も大きくなりやすいので、自分のためにもなります。

 

まとめ

いかがでしたか?

婚活中の男性に産後クライシスの話なんて実感がないかもしれません。

しかし、結婚とは、ゴールではなく夫婦で幸せな家庭を築いていくスタートなのです。

夫婦力を合わせて頑張らないと、恋は愛情に発展する前にあっという間に冷めてしまい、産後クライシスです。

そうならないために、わからないことはわからないと正直に言える素直さが、夫婦一緒に家事も育児も頑張ろうとしている姿勢の現れになります。

とは言っても、女性の大変さを理解するのは、口で言うほど簡単ではありません。

それに、女性の方も、男性の家事や育児に積極的な姿勢を言葉で聞いても、半分程度しか信じていないのが実情です。

だから、婚活中の男性の場合は、本当に自分がイクメン男子になる努力をしている事をアピールするのが、女性の気を惹くのに手っ取り早いのかもしれません。

イクメン大学イクメン学校で、女性の気持ちを理解する訓練を受けていることをアピールすると話題にもなりますし、女性の高評価を得られるでしょう。

男性が女性の気持ちを理解するのは非常に難しいことです。

ましてや、妊娠・出産と男性が生物学的に不可能なことへの理解は、既に想像を超えてしまいます。

でも、それを理解しようと頑張る努力は、確実に成婚率へと結びついているのだと、イクメン教育を始めた婚活会社のデータが示しています。

女性の結婚の決め手は、「この人と結婚したら幸せだろうな」と思うことです。

だから、自分の妻になる人のために、イクメンの勉強を本気でしている男性に、好印象を持たない女性はいないでしょう。

 

【参考】

イクメン大学

業界初!「イクメン教育」を始めた結婚相談所が人気!|PRTIMES

作成者: kiriko

元社労士の主婦ライターです。 知識と経験を活かしてコラムを書き始めて10年になります。 いつも初心を忘れず、少しでも読者の皆様のお役に立てればと思いながら記事を書いています。 どうぞよろしくお願い申し上げます。