多摩川花火大会が見える場所は？地元民が穴場３ヶ所をコッソリ公開！

以前の花火大会直前に起こった落雷事故やゲリラ豪雨などのリスクを考えて、夏ではなく10月に開催されることになった多摩川花火大会ですが、良く見える場所は人が多くて混雑も予想されます。

なかには、「せっかく花火大会を見にいったのに背が低いから人の頭しか見えなかった」という人もいるようです。

混雑を避けて花火を見ることはできないのだろうかと、誰もが思うことでしょう。
近くのマンションのベランダや自宅の窓から見ることができれば最高ですが、そうもいきません。

そこで、大会会場からは少し離れた穴場的な場所から見るというのも賢い方法の一つです。
地元住民だけが知っている穴場スポットを3か所、コッソリと公開致します。

尚、ビニールシートなどを前日までに敷いて場所取りをした場合、ゴミと見なされて市によって撤去されてしまいます。場所取りは当日の午後からにしましょう。

多摩川花火大会が見える場所 おすすめ１（宇奈根公園周辺）

場所詳細

宇奈根公園周辺がおすすめの、多摩川花火大会の穴場スポットです。
地図で言うと世田谷区鎌田2丁目付近になります。

二子玉川駅からもJR津田山駅からもJR久地駅からも歩くと20分ほどかかるので、人は少なくなります。

15時ごろから場所取りをする人が一人二人と現れ始めますが、大会会場付近と比べると混雑は少ないです。

「多摩川花火大会が見える場所で穴場的な場所を教えてほしいけど、誰もいないのは嫌だ。適度に人がいるほうが良い」という人におすすめです。

おすすめのポイント

宇奈根公園のおすすめポイントは、花火が揚がるところまでに高い建物が何もないということです。つまり、視線を遮るようなものは全くないので、花火が良く見えます。

そして、駐輪場もあることも大きいでしょう。歩いて20分の距離は遠く感じるかもしれませんが、自転車だとそれほど遠いとは思わないでしょう。ただし、ビールを飲んで自転車に乗って帰るのは危険です。自転車でも飲酒運転に問われますので、アルコールを飲む人は自転車は押して帰ってください。

また、女性の場合はトイレの心配もあると思います。「穴場ということは、近くにトイレがないのでは？」と心配になるかもしれませんが、その点はご安心ください。仮設トイレがずらーっと並んでいます。時間帯によってはある程度は並ばないといけないこともありますが、トイレを探すことはないので早めに行けば大丈夫です。

屋台のお店も30軒ほど出ています。夏の大会の時のようなかき氷はどうなるのか分かりませんが、定番メニューの焼きそばやたこ焼きなどや飲み物は有るでしょう。

ゴミ箱というかゴミ捨て場のようになっている所があるので、食べた後のゴミを持ち帰る必要もないので楽です。ただし、燃えるゴミと瓶や缶はきちんと分別してゴミ捨て場に捨ててください。

河川敷の近くにある宇奈根ハンカチ公園も穴場です。
ハンカチの木があり、ブランコと滑り台だけがある小さな公園ですが、滑り台の上に座って恋人と二人で花火を見るのも良いでしょう。

多摩川花火大会が見える場所 おすすめ２（河川敷×２ヶ所）

東名高速をくぐったあたりの河川敷（和泉多摩川駅から徒歩）

東名高速をくぐったあたりの河川敷もおすすめです。第3京浜道路を挟んで神奈川県側の河川敷です。小田急線和泉多摩川駅から多摩川の土手を二子玉方面へ20分ほど歩き、東名高速をくぐったあたりの河川敷になります。

「えっ、そんな道路を挟んだ場所じゃ、多摩川花火大会の花火が良く見える場所とは言えないのではないの」「見えにくいのではないの」などと思われたことでしょう。

確かにナイアガラなどはあきらめないといけませんが、花火は高々と上がるので打ち上げ花火なら見えるので十分に楽しめます。

帰り道は二子玉駅だと、毎年ものすごく混雑しています。1時間や２時間くらい電車に乗れないということもあるので、上野毛駅へ出るのがベターです。また、河川敷を歩いて環八通りまで行けばタクシーも走っているので拾えると思います。3～4人で行ったのであればタクシーを利用するというのも賢い方法の一つです。

多摩川緑地パークゴルフ場前の河川敷（久地駅，二子新地駅から徒歩）

世田谷川で見たいという人は、JR南武線の久地駅から歩いて20分ほど、二子新地駅から徒歩25分程の多摩川緑地パークゴルフ場前の河川敷をおすすめします。

世田谷会場の打ち上げ場所のちょうど対岸になるので良い場所なのですが、アクセスが良くないということから人は少ないです。

屋台もチラホラしか出ていないのですが、駅から歩いていると途中でコンビニもあるので、食べ物や飲み物はそこで調達していくと良いでしょう。

駅から20～25分歩くとなると、浴衣で下駄を履いている場合はかなりきついかもしれません。
親指と人差し指の間がすれて痛くなったり、履きなれない下駄で足が痛くなったりする可能性もあるので、その点を考慮して、服装を考えて行きましょう。

バスを利用して久地バス停で降りれば徒歩10分ほどなので、バスの時刻を調べてみると良いでしょう。

パークゴルフ場は１R18Hで大人450円、0.5R9Hで220円、貸しクラブは1日50円とリーズナブルです。ここでパークゴルフを楽しんでから花火を見るというデートコースも良いのではないでしょうか。

多摩川花火大会が見える場所 おすすめ３（玉川高島屋の屋上）

場所詳細

二子玉川駅から徒歩5分程の場所にある、玉川高島屋の屋上もおすすめの穴場スポットです。7階に屋上庭園があります。

近年口コミで少しずつ、多摩川花火大会の花火が見える場所として玉川高島屋が良いという情報が広がってきているので、数年前と比べると徐々に人が多くなってきてはいます。

しかし昨年の様子を見た限りでは、まだまだ余裕があるので混みあうことなく花火を鑑賞できるでしょう。

デパートの屋上なので、屋台は有りませんがデパ地下で食べ物を買ってくるなり、デパート内で何か食べてから花火を見るなり、上手に工夫して計画してください。

7階から11階がレストランやカフェになっています。

営業時間は？レストランは利用できる？

玉川高島屋自体の営業時間は10時から20時です。

玉花火大会の開催時間は19時に打ち上げ開始で終了は20時ですが、玉川高島屋の専門店街であるアトリウムダイニングは23時まで営業しています。

多摩川花火大会当日は、営業時間が延長される可能性も大きいです。

また、レストランやカフェや食料品売り場などでは花火大会に合わせたメニューやサービスなども展開されることでしょう。

おすすめのポイント

玉川高島屋屋上庭園の一番のおすすめポイントは、万が一雨が急に降ってきてもすぐに建物の中に避難できるということです。

ゲリラ豪雨のために全身びしょ濡れになって走って屋根のあるところに避難している姿がニュースなどでは映し出されていましたが、浴衣の場合はお尻に生地が貼り付いて素肌まで透けてしまっている人も大勢いました。

着替えなどは持っていなかっただろうし駅までは遠いし、風邪をひいたりしなかっただろうか、帰る時はさぞかし恥ずかしかったのではないかと本当に気の毒でした。

「もう二度とあんな目には遭いたくないから、花火大会は嫌だ」という人も、デパートの屋上ならすぐに建物の中に避難できるし、着替えを購入して着替えることもできるはずです。

10月の開催なら秋の風が心地よく吹いてくれると思われます。

まとめ

夏に行われる花火大会ではなく、秋に行われる多摩川花火大会はどんなものになるのか、今から楽しみでしょう。

花火大会は、始まる前よりも帰り道の方が混雑します。

2001年に起きた兵庫県明石市の明石大蔵海岸で行われた花火大会の帰り道で駅へと続く歩道橋で11人が亡くなり247人が重軽傷を負った群集事故はまだ記憶に残っている人もいるかと思います。

せっかくの花火の想い出がつらい記憶とならないように、帰路も十分に気をつけましょう。

小学校の遠足の時に「家に帰るまでが遠足です」と言われたように、無事に帰宅するまでが花火大会です。

会場の間近で見る花火よりも、少し離れた穴場スポットでゆっくりと見る花火も良いものです。

ここで紹介した以外にも花火が見える場所はまだあるかもしれません。

多摩花火大会で良い想い出を作ってください。