安い海外旅行保険の選び方!知らなきゃ損する保険の節約法とは?
「海外旅行は何が起こるか分からないから、万が一に備えて海外旅行保険に入っておきたい」こう考える人は多いでしょう。
でも、いざ海外旅行保険を探し始めると、
- 「いろいろ種類がありすぎて、どれがいいか分からない…」
- 「何を基準に選べばいいか分からない…」
と困る人もたくさんいます。
また、海外旅行はなにかと物入りです。
できるだけ保険にかかる費用を節約したいと思う人も多いはず。
そこで今回は、お得にしっかり補償をつけられる海外旅行保険の選び方をステップバイステップでご紹介していきます。
これを読むことで、損せずしっかり補償をつけられるお得な海外旅行保険の選び方を知ることができるでしょう。
Contents
クレジットカード付帯と保険会社の海外旅行保険の違いとは?
海外旅行保険といえば、
- クレジットカード付帯の海外旅行保険
- 一般の保険会社の海外旅行保険
この2つを思い浮かべる人が多いでしょう。
特にクレジットカード付帯の海外旅行保険は、料金的にお得なものが多く、重宝している方も多いです。
でも、「クレジットカード付帯の海外旅行保険だけで、本当に大丈夫?お得な分、補償が不十分なのでは?」と不安になる方もいるかもしれません。
では、クレジットカード付帯の海外旅行保険と一般の海外旅行保険には、どんな違いがあるのでしょうか?
その代表的な違いが、こちらの3つです。
補償期間
1つ目の違いは、「補償期間」です。
クレジットカード付帯の海外旅行保険は、出国から90日の補償期間が設けられています。
またカードによりこの期間が60日のものもあり、クレジットカード付帯の海外旅行保険は、決められた補償期間以外選ぶことができないのです。
ただ、観光旅行なら60日もあれば十分でしょう。
一方保険会社の海外旅行保険は、日数を自由に選択できます。
また、それにより保険料金が変わる仕組みになっています。
病院での治療費の支払い方法
次に病院での「治療費の支払い方法」です。
クレジットカード付帯の海外旅行保険は、一旦病院で治療費を建て替え、帰国してから保険金を請求するケースが多いです。
(クレジットカードにより、キャッシュレスで治療を受けられることもあります)
一方保険会社の海外旅行保険は、自己負担は一切しなくて良いケースがほとんどです。
疾病死亡についての対応
「補償対象範囲」についても違いがあります。
クレジットカード付帯の海外旅行保険は、疾病死亡が補償対象に入っていないケースがほとんどです。
これは、病気を患っている状態で海外旅行に行かないことが前提にあるからです。
一方保険会社の海外旅行保険は、疾病死亡にも対応している保険がたくさんあります。
このように、クレジットカード付帯と保険会社の海外旅行保険では、大きな違いがあります。
確かにクレジットカード付帯の海外旅行保険は、料金的にはお得なものが多いです。
でもトラブルがあったときに使えなければ、保険の意味がありません。
そのため、どちらの保険を使うにしろ内容を確認しておく必要があるのです。
しっかり確認することで、1番お得になおかつ補償内容に納得できる保険の選び方ができるでしょう。
損せずしっかり補償をつけられる!安い海外旅行保険の選び方
ここからは、海外旅行保険の選び方についてご紹介していきます。
特に、お得にしっかりとした補償内容の海外旅行保険を選びたい方は、参考にしてください。
ステップ1.海外旅行保険に加入する人の情報を整理しよう
まず、海外旅行保険に加入する人の情報を整理しましょう。
1人なのか、家族を含めた複数人の加入を希望するのか。
これによって選び方が変わってきます。
1人で海外旅行保険に加入する
1人で海外旅行保険に加入する場合、自分自身にどこまで補償をつけるか考えてみてください。
- 自分の体質は?
- 持病はあるか
- 自分の性格は?
これらを思い起こすのです。
たとえば、
- 「自分はおっちょこちょいで忘れっぽいから、忘れ物しやすい」
- 「お腹をよく壊す方だな」
- 「環境の変化に弱く、風邪をひきやすいタイプだな」
など。
このように、自分自身の性格や体質を思い起こすことで、必要な補償内容が見えてくるのです。
また万全を期すなら、
- 自分が動けなくなったときの医療運搬費
- 家族に迎えに来てもらうときの交通費
ここまでを補償対象にすることも可能です。
家族で海外旅行保険に加入する
家族で海外旅行保険に加入するなら、ファミリープランがおすすめです。
保険会社によっては、家族向けのお得なプランを用意しているのです。
このときも、奥さんや子供の体調・体質・性格をよく思い起こしながら補償内容を決めていきましょう。
2.どれくらい滞在するか確かめる
海外旅行保険には、契約可能日数があります。
一般的には、3ヶ月までの商品が多いと言われており、これを超えるような長期滞在や海外出張、留学やワーキングホリデーの場合は、それ専用の海外旅行保険が用意されているのです。
ほとんどの海外旅行保険は、滞在日数1日から契約することができ、滞在日数が増えるほど割高になっていきます。
またクレジットカード付帯の海外旅行保険は、この日程を自由に選べませんが、60日や90日以内の観光旅行なら十分にカバーできるでしょう。
3.行き先の治安や医療体制を確かめる
「海外で病院に行ったら、高額な医療費を請求された」これは、意外とよく起こっていることです。
- これから行く場所はどんな治安なのか?
- 交通ルールが悪くトラブルに巻き込まれやすいのか?
- 感染症など流行っていないか?
- 犯罪がよく起きているか?
- これまで日本人や海外旅行客への被害が頻繁に出ていないか?
- 海外旅行客向けの医療体制はどれくらい整っているか?
などを事前に調べておくことで、どの補償に重点をおくべきかが見えてくるのです。
これらの情報は、外務省のホームページで閲覧できることが多いため、事前にチェックしておきましょう。
4.クレジットカードを持っているなら当日に加入できる
クレジットカードを持っているなら、海外旅行保険に当日加入できます。
また、海外旅行保険がセットになっているクレジットカードもたくさんあり、お得に利用できます。
ただクレジットカード付帯の海外旅行保険は、補償が不十分だったり、セットされている海外旅行保険がそのときの状況・条件によって適用されないことも。
いざ補償が必要になったとき「条件が合わないから使えません」では、シャレにならないため、事前に内容や適用条件を確認しておきましょう。
5.海外旅行保険のプランを選ぶ
海外旅行保険は、一般的に下記4つの状態になったときに適用されます。
- 病気や怪我をしたとき
- 持ち物に損害があったとき
- 死亡したとき
- 賠償責任をおったとき
その他にも、プランによりいろいろな損害をカバーできますが、一般的にはこの4つです。
事前に旅行先の情報や加入する人の体調・性格を踏まえ、補償内容を決めていきましょう。
上記の他にも、
- ペットの預入が延長してしまったときに備えた補償
- テロ対策に備えた補償
- 弁護士が必要になったときの補償
- 急に歯が痛くなり歯医者に行くことになったときの補償
- 止む終えない理由で旅行が中止になったときの補償
- なにかの理由により飛行機が遅延し移動費などが追加でかさんだときの補償
- 航空会社に預けた手荷物の受取が遅延してやむおえず出費したときの補償
などがあります。
7.補償されない範囲を確かめる
よくプランを確認せず、いざトラブルが起きたあと「え?補償対象外なの?」と困ることがないよう補償されない範囲をあらかじめ把握しておきましょう。
- テロなどの異常事態が起こっている国への渡航
- 何かのスポーツなどが目的で渡航する場合
などは、補償適用されなかったり、免責事項がついていることもあります。
特に下記のような場合、補償適用外になることがあるので注意してください。
持病について
持病持ちの場合、補償対象外になることも。持病が悪化したときに受けられるプランを選びましょう。
紛失や置き忘れについて
盗難は補償対象内だけど、紛失や置き忘れは対象にならないことも。
持ち物が壊れたり盗難にあったときについて
「1つにつき10万円まで」などと補償金額が決まっていることがほとんどです。
規約によっては補償金額が支払われないことも
保険会社によって、一部の補償に免責金額を設けていることがあります。免責事項は、事前によく確認しておきましょう。
戦争などについて
戦争や異常事態が起こっている国や地域へ渡航する場合、補償対象外になることがあります。
8.海外旅行保険に加入しよう
プランが決まったら加入していきましょう。
インターネットで完結できるものもあれば、空港で出発当日に加入できるものもあります。
インターネットで加入すると割引になることが多いですが、支払い方法はクレジットカードのみが大半。
渡航当日の空港は何かと忙しいため、できるだけ事前に加入しておきましょう。
またクレジットカード付帯の海外旅行保険を利用する場合、海外旅行保険が「適用」となっているか確認しておきましょう。
多くのクレジットカード付帯の海外旅行保険は「自動適用」ですが、カードにより「利用申請」などが必要なケースもあります。
9.保険会社のサポート体制を確かめておこう
海外でトラブルに巻き込まれた場合、頼れるのは保険会社のスタッフです。
そのため、サポート体制は事前に知っておいた方が安心できます。
たとえば、「24時間日本語で対応してくれる」や「現金なしでも病院での治療が可能(キャッシュレス診療)」などのサービスがあります。
トラブルはいつどんな状況で起こるか分かりません。
そのためサポート体制を知っておくことは、意外と重要です。
空港で加入する「海外旅行保険」は割高になることが多い!
空港で海外旅行保険に加入すると、自宅から空港に到着するまでに起こった損賠は保証の対象外になります。
特に帰宅時は、気が緩みがちなので盗難や事故にあう可能性も。
どうせ加入するなら、自宅までを補償してくれる海外旅行保険を選びましょう。
また空港で加入すると料金が割高になることが多いため、事前に加入しておく方がお得です。
まとめ
- 死亡・後遺障害補償(旅行期間中に事故や怪我が原因で死亡したときの補償)
- 傷害治療補償(旅行期間中に事故などが原因で怪我をしたときの補償)
- 疾病治療補償(旅行期間中に怪我や病気により医師に治療を受けたときの治療費の補償)
- 携行品補償(偶然の事故などで携行品に損害があったときの補償)
は、クレジットカード付帯の海外旅行保険でまかなえることが多いです。
それ以外の補償をつけたかったり、より万全な保証をつけたい場合は、保険会社の海外旅行保険も検討すると良いでしょう。
またクレジットカード付帯の海外旅行保険は無料や定額が多いため、複数適用させると保険会社よりも節約になることも。
クレジットカード付帯の海外旅行保険は、適用内容・適用期間がまちまちです。
利用するときは、よく確認してください。