写真をプロ並みにするためのテクニック6選
趣味として写真に挑戦しようと思っている方も多いと思います。
上手く撮れるようになれば、SNSで注目を集められるようになるかもしれません。
しかし、何も考えずにシャッターを押しただけでは、感動的な写真は撮ることが出来ません。
センスの良い写真を撮影するにはちょっとしたコツが必要です。
これさえ覚えておけば一気にレベルが上がる、「写真をプロ並みにするためのテクニック6選」をお送りいたします。
被写体をアップで撮る
主役を決めることでメリハリをつける
ただそこにある風景を撮るだけでは、のっぺりとした写真になってしまいます。
見る側としてもどこに注目してよいか分からず、印象が薄いのが原因です。
一つ主役を決めて、それをアップで撮ることにより、メリハリが出来て、印象的な写真に仕上がります。
どこに注目してよいか一目瞭然なので、親切で分かりやすい写真になります。
ストーリーを感じさせる
主役にする被写体を一つ決めて、それをアップにすることにより、状況や世界観を感じさせることが出来ます。
人物を主役の被写体とした場合はもちろんのことですが、それが無機質なものであっても、その背景やストーリーを想像させることが出来るテクニックです。
「被写体をアップで撮る」ただそれだけで、一気に意味のある写真に仕上がります。
シンプルイズベスト
対象物を減らす
あれもこれもと、いろいろなものを一枚に収めようとする失敗が、カメラ初心者の方には多いようです。
確かにいろいろと見どころの多い写真は面白いですが、それを成功させるにはかなりのテクニックを要するので、慣れるまでは写真に収める対象物はなるべく少なく、シンプルな構図を心掛けた方が、センスの良い写真になると思います。
もし、移動できるものであれば、必要なもの以外は一時的にフレーム外に移動させても良いと思います。
何を一番に伝えたいのかを決める
ごちゃごちゃとした写真になってしまうのは、何を伝えたいのかが定まっていないからなのかもしれません。
撮る前に、何を伝えたい写真なのかという事を頭に置くと、どこに焦点を合わせて撮ればよいのかという事が、おのずと分かってくると思います。
それは、人物やものだけでなく、風景を撮る時でも応用できます。
伝えたいものだけをシンプルに伝える、それを意識してみるとセンスの良い写真になります。
食べ物、花は真上から撮ってみる
インパクト大の俯瞰ショット
花や料理などを美しく撮る方法や構図は色々あると思いますが、簡単にインパクトのある写真が撮れるのが、「俯瞰ショット」です。
特に花などは真上から撮影し、中心に大きく配置することでプロっぽい印象の写真に仕上がるのでお勧めです。
ラテアートや料理なども、真上から撮影することでオシャレ感がアップするのでインスタ映えも狙えます。
接写モードを使用するとさらにプロっぽい写真に
「俯瞰ショット」の写真を撮る時は、主役を完全に一つに絞り、他を排除して、中心に大きく置くような構図で撮ると良いと思います。
俯瞰からアップで花や料理を撮影する際、接写モードを利用して寄りで撮ると、さらに繊細な写真を撮ることが出来るのでお勧めです。
一眼レフなどのカメラはもちろんの事ですが、近ごろではスマートフォンのカメラにも接写モードの機能が搭載されているので、アップで被写体を撮影するときに利用してみてください。
背景のボケでプロっぽさアップ
主役を際立たせる効果が!
背景がボケた写真は、被写体をくっきりと浮かび上がらせる効果があるのでカッコいいですよね。
まるで映画の中の世界のような味わい深い一枚に仕上がります。
一眼レフなどのカメラを購入する動機になったりもするのではないでしょうか?
レンズなどを工夫すれば、玉ボケなどのさらにプロっぽい写真が出来上がるので、研究してみるのも良いと思います。
簡単に背景をボカすには?
背景のボケを作るには、F値を小さくしたり、望遠レンズを選ぶなどの方法がありますが、もっと手っ取り早く背景をボカす方法があります。
それは、メインとなる被写体に近づいて撮影することです。
被写体にフォーカスを合わせることにより、自然と背景がボケます。
被写体から背景の距離があるほどボケますので、位置を工夫してみると良いと思います。
そしてこのテクニックは、一眼レフのような本格的なカメラではなく、スマートフォンなどのカメラでも十分使用できます。
基本構図でセンスの良い配置を
三分割法
初心者だと、どうしてもメインの被写体を真ん中に置いてしまいがちですよね。
それも日の丸構図と言って、使いようによっては印象的な写真に仕上がるのですが、なかなかテクニックを必要とします。
一番簡単でセンスの良い写真が撮れるとされる基本構図が「三分割法」です。
「三分割法」とは、画面を縦と横にそれぞれ三分割した状態にし、その交差する部分や分割線上にメインとなる被写体を置く構図です。
漢字の”井”のような状態になると想像していただけると分かりやすいと思います。
この交差する部分や線上であれば、どこにメインの被写体を配置しても、なんとなくセンスの良い写真に仕上がるので、意識しておくだけでかなり違ってくると思います。
カメラや、スマートフォンのカメラ機能でも、グリッドを表示させることが出来ますので、慣れるまではその状態で撮影するのも良いかもしれません。
対角構図
写真に動きや奥行きを与えることが出来るのが「対角構図」です。
画面の対角線上に斜めに被写体を配置することにより、躍動感のある写真になります。
また、画面の斜め手前に被写体を大きく映り込ませることにより、写真に奥行きを出すことが出来ます。
味気なくなってしまいがちな風景写真などにこのテクニックを生かすと、見栄えが違ってくるので、どうしても写真が淡白になり面白みが欠けるという時にはこの構図を意識してみてはいかがでしょうか?
シンメトリー構図
「シンメトリー構図」は、その名の通り左右対称の構図の事を言います。
きっちりとした左右対称の配置で撮ることで、デザイン性の高い写真になります。
インスタグラムなどでは、このようなデザイン性の高い写真の方が、評価も高くなるかもしれません。
加工アプリを使用する
一気に印象を変えたいなら加工アプリ
レンズにこだわったり、撮影モードを変えたりすることで色味の違う写真に仕上がります。
しかし、ワンタッチで一気に印象を変えることが出来てしまうのが、写真加工アプリです。
スマートフォンにも様々な種類の写真加工アプリがありますが、PCの場合でも、ネット上に無料の写真加工アプリやサイトが存在します。
写真の色味をすぐに変えることが出来るので、撮影した時には思いもよらなかった作品に仕上がる事もあります。
ビネット効果をつけてアートな写真に
写真加工でお勧めなのが「ビネット効果」です。
「ビネット効果」とは、写真の四隅を暗くする効果のことで、こちらを使用することにより、上品でアートっぽい写真になります。
人物写真でも風景写真でも「ビネット効果」をつけるだけでかなり印象が変わってくるので、もう一味何か加えたいと思った時に使用してみても良いと思います。
まとめ
「写真をプロ並みにするためのテクニック6選」をお送りいたしました。
写真を撮るのは好きだけど、どうも良い写真が撮れないという方は、これらのテクニックを使用してみると、魅力的な写真に仕上がるかもしれません。
照明や自然光などを利用してみるのも、プロっぽい写真に近づけるためのポイントとなります。
いろいろ工夫して、撮れば撮るほど写真のレベルは上がっていきますので、普段から沢山写真を撮るようにしましょう。
そして、良いと思える一枚が撮れたら、SNSなどを利用してどんどん公開していくのも良いと思います。
良い感想がもらえればそれが自信につながり、ますます写真の腕も上がると思いますよ。