【テントのインナーマット活用法】快適なテント生活を送るための方法
自然の中で楽しむキャンプはとても楽しいものです。
特にテントでの宿泊は、大自然に抱かれていると感じが強く、一回やると病みつきになってしまいます。
でも、それは快適なテント環境があってこそです。
始めてのテント泊で忘れがちなこと、それはテントでの足元、テントの中のマットです。
実は、テントの中に敷くマットは、これがあるとないとではテントでの生活が全く変わってしまうぐらい重要なものです。
ここでは、今年こそテントデビューをしようと思っているあなたに、キャンプの重要な足元についてのお話をします。
Contents
マットって何?
とにかくキャンプの経験がないのですから、マットって何?って感じだと思います。
ということで、テントのマットの効用についてまとめて見ました。
マットの効用
マットの効用は、クッション性と断熱性です。
クッション性
キャンプ場はほぼ100%土の上ですが、きちんと整地されているものの、それでも寝る時になどゴロゴロが気になることが多いです。
ゴロゴロを吸収するためのクッションとしてマットを利用します。
断熱性
地面は意外と冷たいです。
よほどの乾燥状態じゃない限り、土を触るとひんやりしています。
キャンプ場のテントサイトは、草木の茂げっていたり、芝生になっているところも多く、かなりひんやり感が強いです。
昼間はこのひんやり感はたまらなく気持ちいのですが、夜や明け方にはちょっと寒いくらいです。
その寒さを避けるために、防寒性の高いシートを敷く必要があります。
マットを選ぼう
始めてキャンプに出かけようと思って、マットについて何もしらなかったあなた。
今からでも遅くはありませんので、早速マットを買いに行きましょう。
しかし、テントを買ったキャンプ洋品店やディスカウントセンターに行くと、結構な種類のマットがあって、どれを選んだらいいのかよくわからなくなっちゃいいます。
本当にどれを選んだらいいのでしょうか。
昔は銀マット一択だった
昔のキャンプのマットは「銀マット」一択でした。
ぐるぐる巻いた銀マットをザックの上に乗せてる姿って、登山シーンの定番だったのではないでしょうか。
今でも、郊外のディスカウントセンターに行くとたくさんおいてあると思います。
銀マットは軽くて断熱性が高くて、何より安価なので、初めてのキャンプにはとってもオススメです。
難点は、クッション性がちょっと少ないのとかさばることでしょうか。
一度折ってしまった銀マットの折り目は、決して元に戻ることはありませんし、ぐるぐる巻きにした場合は広げてもすぐに端がめくり上がってしまい、使いにくいことこの上ないです。
表面が傷つきやすいのも気になるところです。
キャンプ用マットは少しくらい重くても構わない
銀マット意外のマットについて見てみましょう。
銀マットのように、断熱性があって安価で、折ったり丸めたりしても使い勝手が落ちないマットにはどんなものがあるのでしょうか。
実は、キャンプ用のマットは登山用と違って重量はあまり気にする必要がありません。
登山の場合は、様々な登山用品を数千メートルの山の上まで人力でもって上がらなければいけませんが、キャンプの場合は、テントサイトのすぐそばまで車で入ることができことがほとんどなので、重さは全く気にする必要はありません。
だから、重さよりも、安価で使い勝手が良いマットを選ぶようにします。
ウレタンマット
マットといえばウレタンマット。
ヨガなどのスポーツで使っているマットは、ウレタンマットが多くなっています。
ウレタンマットはちょっと薄いので、エアーマットほどの快適感はありませんが、製品が多いのであなたの好みのあったマットが必ず見つかることでしょう。
ポリエチレン製マット
キャンプマットという名称で、発泡ポリエチレンをEVA樹脂で覆ったマットが発売されています。
主要素材は銀マットと同じ発泡ポリエチレンを使用していますので、価格も安価で、重さも銀マットほど軽くありませんが、それでもビニール製のマットよりは重くありません。
EVA樹脂
エチレンと酢酸ビニルを合成させた合成樹脂です。
とても曲げやすい性質を持っていて、また、水を吸わない性質があり、バスマットやサンダルなどに使用されています。
発泡ポリエチレンとは?
発泡ポリエチレンは柔軟で曲げやすいという性質を持っていて、緩衝材や保温・保冷材として使用されているという、まさにキャンプ用マットにふさわしい素材と言えます。
エアマット
クッション性を重視したマットです。
クッション性を高めるために、マットの中に空気を送り込みます。
日常生活で使ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
クッションを膨らませるためには空気を内部に送り込まなければならないという手間が発生し、これをキャンプ場でやることにちょっと疑問を感じますが、キャンプ場で手軽にマットレス並みのクッション性を味わうことができるのは大きいです。
空気を利用したクッションですから、重さもそれほど重くないのも嬉しいところです。
インフレーターマット
一般にマットといえば、インフレーターマットの感覚の人が多いのではないでしょうか。
内部にスポンジが入っていて広げると勝手に開くのは楽ですが、その分嵩ばるのが難点です。
マットを選ばないという選択
実は、マットを選ばないという選択があります。
コットという、長椅子のようなベッド使うことで、地面のゴツゴツやひんやりとおさらばすることができます。
コットて何?
キャンプ経験のない方だと「コットって何?」って感じかもしれませんね。
コットは、軍隊で兵士がテントの中で寝るときに使っているベッドと言えばわかるでしょうか。
戦争映画などで、テントの中で兵士が寝ている、足がついた幅の狭いベッドです。
戦場の兵士の生活は、キャンプ場でキャンプをしているのと同じです。
テントの床に直接寝るとゴツゴツしているしひんやりするしで、快適な睡眠からは程遠いです。
実は欧米では、様々な避難所でもコットが日常的に使用されています。
日本は畳文化なののでテントの上に直接寝ることにこだわりますが、欧米では、登山などの特殊な場合を除いて、キャンプで寝る場合は、コットが多く利用されています。
コットの特徴
そんなコットですが、どんな特徴があるのかまとめてみました。
メリット
- テントマットがなくてもゴツゴツせず夏ひんやり冬暖かく睡眠快適。
- 昼間外に持ち出して、木陰でのうたた寝に使える。
- ロースタイルキャンプの長椅子として使える。
デメリット
- マットに比べると高価な上に人数分用意しなければならない。
- 嵩ばる
- キャンプ以外での使い道がないので、自宅での収納に困る。
- 通常のベッドよりは狭いので、落ちる心配がある。
- やっぱり日本人は地べたの生活だろ!へ対応不可
コットはキャンプ以外での使い道がないにも関わらず結構嵩張るので、キャンプ初心者にはお勧めしにくいです。
しかし、実際使ってみると結構快適ですよ。
まとめ
テントのインナーマット活用方法についてまとめてみました。
快適なテント生活を送るためにインナーマットは必需品ですが、最近は、インナーマットを使わないでも快適に過ごせる方法も出てきました。
初めてのキャンプで不快な思いをすると、そのあとのキャンプをしたくなくなってしまいます。
特に、快適な睡眠ができないと、キャンプを二度としなくなってしまうでしょう。
ぜひ、慎重に考えて、思い切った策を取ってみてはいかがでしょうか。