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お年玉の相場は幾ら?年齢・学年別の相場を解説します

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この記事は約 7 分で読めます。 2,827 Views

もうすぐお正月がやってきます。

幼少期のお正月の思い出と言えば「お年玉」という人が多いでしょうが、人によってお年玉で貰っていた金額は大きく違います。

単純に「お金持ちの家計とそれ以外」に区別することができれば簡単ですが、実は家計の経済力だけでは推し測ることができない違いがあります。

もちろん、傾向的には経済力が高い家計ほどお年玉の金額も大きくなりやすいですが、それ以外にも特徴があることは把握しておいた方が賢明です。

また、近年は「昔からの通説、しがらみ」といったものが希薄になってきている傾向が強いため、以前と比べてお年玉の認識や相場自体が大きく変わってきています。

大きな影響を与えている要素の一つに「少子高齢化」がありますが、親戚の人数とコミュニケーションの機会が減ってしまったことによる「お年玉をくれる人の減った」という状況は、非常に大きな要因です。

そこで、今のお年玉の相場がどれくらいなのかを知っていただくために、年代別に解説していきます。

ぜひ、この記事を参考に今年のお年玉の金額を考えてみてくださいね!

 

未就学児の相場

「あげる」ということに意味がある

未就学児といっても年齢層には幅がありますが、単純に「小学生未満の小さい子にあげるお年玉の金額」としての相場で言えば1000円です。

これは、全国各地で同条件における金額をアンケートした場合の結果なので非常に信憑性が高いものと言えますが、500円という回答も非常に多いです。

未就学児に関して言えば、本人が何かを購入するというよりも「消耗品費として充てて欲しい」というような意味合いが強いです。

未就学児の段階から非常に強い物欲を持っている子どもがいないとは限りませんが、一般的な教育内容では「我慢を覚えさせる時期」にも重なるので、おいそれと本人が欲しいものを買い与えることがなくなります。

そもそも、もらったお年玉は本人ではなく親が管理することが多いので、金額うんぬんではなく「気持ち」としての意味合いが強いです。

子どもの立場ならば、もらったお年玉で好きなものを買うことができますが、親の立場からすると「お互いに行ったり来たりするお金」です。

つまり、子どもはお金をもらってプラスですが、親からすれば大幅にマイナスになってしまう可能性も十分にあります。

子どもの人数が多い家庭と少ない家庭での支出額を同じにしようとするならば、子どもが少ない家庭の子どもはお年玉の単価が上がり、子どもが多い家庭のこどもは単価が下がってしまうことにもなり兼ねません。

子ども同士が開封してしまう可能性アリ

基本的には近しい関係にある人達の中でお年玉のやり取りが行われる以上、事前に打ち合わせが行われても何の不思議はありません。

子どもが5人いる家庭と1人の家庭で話し合いをするならば、5000円と決めてお互いに同じ金額を支出するようなることが多く、この場合は1人頭1000円と1人頭5000円という大きな違いが出る可能性もあります。

しかし、その場で子ども同士が開封してしまう可能性もあるので、多く渡しておいて後から回収することもあります。

 

小学生の相場

欲しいものが明確になってくる

未就学時と比べ、小学生になると子ども自体のアイデンティティが確立し始めるため、子ども本人が「欲しい」と思うのものが増えていきます。

また、その対象も「お菓子」などの簡単なものから「ゲーム機」のように高額なものへと移行していくため、それに呼応するかのようにお年玉の金額も上がっていきます。

とはいえ、基本的には「小学校低学年で2000円以下」「小学校高学年で3000円」がひとつの相場です。

もちろん、お金持ちの家計ならばこの時点で相場が5000円を超えるような場合もありますが、あくまでも全国的な平均を言えば前述の通りです。

低学年はお年玉を何に使う?

小学校低学年に関しては、おおむね「おもちゃ」の購入にお年玉を使うことが多いです。

ただ、中には「自身の学習用具」を購入するための費用や、日常的に実用性のあるものを購入するために使用する子もいます。

比較的物の価値を認識する程度に大きな違いがあるので、事前に親戚各位と打ち合わせをしておくとスムーズに進みます。

高学年はお年玉を何に使う?

対して、小学校高学年になってくると「自分のため」に使うことが主になってきます。

使い道としては、男女ともに「ゲーム」が非常に多いため、家庭によっては一切本人にお年玉を渡さないような場合もあります。

お互いにお年玉を受け渡しをするものの、子どもではなく親が受け取って支出を相殺するという取り決めになっている場合もあります。

ただ、多くの場合は「子どもの将来のために貯金」という選択肢が得らればれるので、金額の大小に関係なく子どもの手に渡る金額は「お年玉1件当たり2000円程度」となります。

相場の捉え方にはそれぞれ一定の基準がありますが、「ポチ袋の中身」を対象として金額を算出している場合と、「本人が受け取る金額」を対象としている場合とでは大きく違っている可能性もあるので、事前に相談した方が賢明です。

 

中学生以上の相場

金額がぐっと上がってくる年頃

中学生になると、お年玉の相場もぐっと上がってきます。

具体的な金額としては「5000円」が相場ですが、これは先の例に習って「本人が受け取る金額」または「もらった金額」のどちらになるのかがポイントです。

中学生にもなると、すでにもらったお年玉は親が預かって貯金をすることすら難しい状態になり始めています。

もちろん、子どもの性格などによって大きく違っていて、「すぐに両親に貰ったお年玉を渡す」という子どももいれば、「できる限り知られないように隠そうとする」という子どももいます。

結果的に親同士でお年玉に関するやり取りを行うので隠すことはできないのですが、事前にすり合わせを行っておくと無駄がなくやり取りを完結することができます。

お年玉(お金)をもらう意味を教えていく必要アリ

ただ、最大の問題は「もらったお年玉をどのように扱うのか」です。本人に全額与えるにしろ、全額を貯金するにしろ、「お金をもらう」という意味をしっかりと教えていく必要があります。

小学生以下ならば、「普段いい子にしていたご褒美」という程度の理由でお小遣いを与えることができます。

お年玉に関しても同様で、日常の生活態度の良さを理由にしたり、「特別な日だから」という理由で済ませることもできます。

しかし、中学生にもなればそういった子供だましな発言は通用しなくなってしまうので、しっかりと説明を考えておいた方が賢明です。

中学生ならば、新聞配達ならば「自分で働いてお金を稼ぐ」ということが可能です。

中にはそれで自分の欲しいものを買っている子がいることも含め、「お金を稼ぐ大変さ」「お金をもらう意味」をしっかりと自覚させる機会として活用すると効果的です。

つまり、無条件にもらえるわけではなく、その場だけでも良いので何らかの「礼儀」を弁えた行動をするなどの条件を出し、それを達成できたご褒美として与えるといった具合です。

 

まとめ

未就学児のお年玉相場は500~1000円程度、文字通りお年「玉」で済む程度が一般的です。

これが小学校低学年になると1000~2000円ほどに上がり、「玉」では済まない金額が一般的になってきます。

小学校高学年になると相場も3000~5000円と高額になっていき、中学生では多くが5000円のお年玉をもらうようになります。

以降、高校生になると1万円に近づいて行きますが、5000円から1万円に上がるかどうかは家庭環境などに大きく関係します。

現に、中学生と同じ5000円のままという家庭も非常に多く全体の半数程度を占めているため、相場としては7000円程度が妥当です。

ただ、金額でみた場合の相場は5000円もしくは1万円となります。

いずれにしても、お年玉は子どもにとって非常に嬉しいものであることは確かで、このタイミングで何らかの目標や約束事をすると、「お年玉」をエサにすることもできます。

「お金」としての認識だけではなく、それ以上の価値を持たせることが肝心なのではないでしょうか。

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GC@編集担当(兼ライター)

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