海外旅行保険の選び方!どの補償を手厚くすべきなのか、徹底解説。

あなたは海外旅行に行く時、旅行保険に入りますか?

最近はクレジットカードに旅行保険が付帯されているために、わざわざ海外旅行のたびに旅行保険に加入する人は少なくなってきました。

しかし、クレジットカードの付帯されている旅行保険の様々な条件をあなたはきちんと理解していますか?

そのクレジットカードの保険で本当に十分なのでしょうか。

海外旅行で必須の旅行保険について、今一度考えてみましょう。

 

海外旅行の際に保険に入る理由

そもそもなぜ海外旅行に行く時は保険に入った方がいいと思うのでしょうか。

日本国内の旅行では保険なんか入らないのに、海外旅行だとほとんどの人が旅行御剣を気にします。

国内では健康保険が効くから旅行保険はいらない

旅行先で一番心配なのは、怪我や病気なのではないでしょうか。

環境がちょっと変わっただけで、体の調子が悪くなる人がいます。

特に飛行機は機内の気圧がかなり低くなるので、体調の不良を訴える人が多くなります。

国内であれば通常の健康保険が使えるので、日本人であれば病気の治療に要した費用の3割だけ負担すればOKです。

先進国でも国民皆保険は多くない

しかし、国民皆健康保険制度はすべての国にあるわけではありません。

例えば代表的なのはアメリカ合衆国。

国民全員が健康保険に入っているわけではありません。

移民や低所得層を中心に健康保険制度に入っていない人は多くいます。

ですからアメリカで怪我や病気などで病院にかかる場合、まず聞かれるのが症状ではなく「健康保険に加入しているかどうか」です。

これは旅行者であっても同じです。

いや、旅行者の方が余計に医療費を回収しづらいと感じられて、たとえあなたが治療費全額を支払える経済的な能力があるとしても、保険に加入していないと判明した時点で治療を拒否されるかもしれません。

それほどアメリカでは、病院にかかる時に医療保険に加入しているかどうかは重要なことなのです。

実は先進国で国民全員が強制的に健康保険制度に加入している国は多くないのです。

ドイツ、フランス、イギリスという先進国でも、国民皆保険制度はフランスだけ。

あの厳格な国という印象が強いドイツですら、高所得者は強制加入ですがそれ以外の国民の保険加入は任意です。

イギリスのように国民皆保険ではないが、医療機関の運営は公的機関が実施しており、原則として医療費は無料となっているために国民皆保険制度となっていない国もあります。

いずれにしても国民全員が比較的定額で医療サービスを受けることができる国は、実はそれほど多くないということがわかります。

だから、海外旅行に行く時は必ず旅行保険をかける必要があるのです。

 

クレジットカード付帯保険と一般加入旅行保険の違い

クレジットカードに海外旅行時の旅行保険が付帯されることが多くなりました。

おそらくは、海外旅行に行く人の多くが、現地での支払いにクレジットカードを使うことが多いのがその理由だと思われます。

以前に比べて、保険内容がかなり充実してきています。

現地での支払い方法が違う

ただし一般の旅行保険との一番の違いは、クレジットカードに付帯する旅行保険のほとんどは、診療費用は一旦現地で全額を支払い、帰国後に診察費用を精算することになります。

負担がすごく大きいような気がしますが、海外では診療費はクレジットカードで支払うことが多いと思いますので、銀行引き落とし前に保険で生産できれば、実際に支払う医療費はゼロになるはずです。

一般の旅行保険は、現地で医療費を支払う必要がないのが最大のメリットですが、それを現地の言葉で現地の医療機関に説明するのは結構厄介のような気がします。

クレジットカードで一旦治療費を支払ってしまって、帰国後保険会社と医療費のやり取りをする方が、特に短期の海外旅行の場合は現実的でしょう。

保険の有効期間が異なる

クレジットカード付帯の海外旅行保険の有効期間は、出国から90日ないに制限されています。

一般の海外旅行保険も最大3ヶ月の保険が多いですが、留学や出張用の海外旅行保険は、最長2年までかけれれます。

海外に留学したり駐在したりする場合、アメリカなどは現地で医療保険に加入するためには社会保障ナンバーが必要になったりするなど結構手続きが面倒ですが、日本で海外旅行保険に加入すればこの面倒から解放されます。

ただし多くの国でビザなしで滞在可能な最長期間が90日ですから、90日以内という期間制限は旅行者には大した影響は無いかもしれません。

数カ国を3ヶ月以上にわたって旅行する場合に考える必要があります。

クレジットカードの旅行保険は傷病疾病時の補償が少ない

クレジットカードの保険には、病気による死亡の保障がありません。

これは、クレジットカードの保険が短期の旅行を対象としており、生死に関わる病気にかかっている人が海外旅行に出かけることを想定していないことが理由です。

しかし、海外で致死率が高い伝染病に罹患することは十分考えられ、そのほかにも急激に死に至る病気に海外でかかる可能性はいくらでもあります。

クレジットカードに付帯している海外旅行保険の保障内容は、十分で無いということになります。

また、傷病疾病治療費用の補償額も少なくなっていることが多くなっています。

 

海外旅行保険で手厚くすべき保証はこれ!

海外旅行で傷病疾病以外で死亡するケースなどあまり多くはありません。

それより、海外で怪我や急病になり治療するケースの方がはるかに多いのです。

だから、海外旅行保険は、傷病疾病治療費用の補償を手厚くすべきです。

傷病疾病治療費用

内臓系の疾患は突然襲ってくるうえに、旅行を中止せざるをえなくなる症状のものが多くあります。

クレジットカード付帯保険は傷病疾病補償額少ない

アメリカで盲腸の主日をした場合で256万円も請求された!なんてケースもあります。

多くのクレジットカードに付帯されている海外旅行保険は、死亡時の金額は高額ですが、傷病疾病治療費用は微々たるものといいうものが多くなっています。

傷病疾病治療費用は少なくとも1,000万円程度の補償が欲しいところです。

荷物遅延損害費用

その他、海外旅行で多い飛行機に預けた荷物が遅れたなんてことに対する保険もぜひかけておきたいところです。

特に目的地に行くためにどこかを経由する場合は荷物の遅延が発生する可能性が多くなり、そうした場合明日からの着替えにも苦労することになり旅行を楽しむどころじゃ無くなります。

それでも帰宅手荷物遅延保険に入っていれば、とりあえず現地で必要最小限に必要なものを調達することができるのでなんとか旅行を継続することができます。

 

賢い海外旅行保険の入り方

それでは、実際に海外旅行する時は、どのようの保険に入ればいいでしょうか。

複数の保険に加入している場合は補償額が合算される

今や誰もが複数のクレジットカードを持っていて、それぞれで海外旅行保険位加入していることが多くなっています。

この場合、死亡以外の補償額は合算されて支払われます。

例えばAカードの海外旅行保険で傷病疾病治療費用100万円、Bカード同様に100万円、別途旅行会社で海外傷病疾病保険として500万円の保証に加入していた場合、もし失敗傷病治療で700万円を支払った場合は、その全額を保険で賄うことができます。

複数のクレジットカードを持っている場合は、その補償内容を十分にチェックして、足りないと思った分を別途海外旅行保険で付保すると良いでしょう。

 

まとめ

海外旅行保険の選び方に、どの補償を手厚するべきかについてまとめました。

クレジットカードに海外旅行保険が付保されているからと、海外旅行の時に海外旅行保険を検討しないのはとても危険であることがわかっていただけたでしょうか。

旅行中は、死亡事故に巻き込まれる可能性より病気になる可能性や怪我になる可能性の方がはるかに高いので、傷病疾病治療費費用が少ないクレジットカードの海外旅行保険はあまり役に立たないことを認識すべきでしょう。

クレジットカードの海外旅行保険の補償内容を確認の上、傷病疾病費用補償を手厚くするために別途海外旅行保険に入ると、いざという時に困らなくなります。

作成者: かのっち

大手企業の子会社で長年にわたり総務部員を務めてきた「何でも屋」です。事業の立ち上げからセクハラ・パワハラ対応、研修、人事考課、採用、パソコンからの情報漏洩処理・・・何でもやってきました。 今は過去の経験を生かし、個人や法人が向上するためのお手伝いをしています。 私の記事で、一人でも多くの人の仕事やプライベートが充実し、人生が向上すれば本望です。