彼女との喧嘩!?彼女との仲直り方法で、カギを握るトランセンド法とは?
彼女と喧嘩したときに、仲直りしたいのに、「知らないうちに喧嘩がヒートアップしてしまった?」なんて経験をしたことがある人も多いと思います。
女性の立場から勝手な意見を言わせていただければ、男性は喧嘩になったときの女心がわからないのだと思います。
そんな時に、女心を満足させる目から鱗!「トランセンド法」の仲直り術をご紹介しましょう。
ついでに、喧嘩の時の男性が理解していない女心の理解の仕方もご紹介しますね。
1.喧嘩をしたときは女性と男性の思考には食い違いが生じている
(1)男性の思考
喧嘩になったとき、男性は喧嘩の原因を論理的に考えて、目の前に起きた現象のみについて、解決法を考えることが多いと思います。
しかし、その原因を解決しようとしても、彼女のご機嫌は直りません。
それどころか、昔の話を次から次へと持ち出してくる彼女に、
「もう、何をして欲しいの?」
なんて言ってしまったら、もうお終いです。
男性は、仲直りの方法を聞いているだけかもしれませんが、理解できないイライラ感が伝わって、そのイライラ感にも女性は腹を立てるのです。
その結果、彼女は「もういい!」と言ってもっと怒ってしまいます。
傷つくと言っても過言ではないでしょう。
女性は傷ついたからこそ、男性にとっては「些細な事にすぎない出来事」にしか見えないことで、男性から去ってしまうこともあるのです。
そんな経験ありませんか?
男性からしたら、訳がわからない話だと思います。
どうしてこうなるのか?
それは、男性の思考は右脳中心の論理的思考、彼女の思考は左脳中心の感情論なのです。
(2)女性の思考
女性の場合、気持ちを表現する時は思いっきり感情的になりますが、いざ結論を出すと、速やかに論理的思考に移行できます。
だから、恋人同士が別れた後、男性はその余韻にしばらく浸って立ち直れずにいるのに、女性は、すぐに次の彼を見つける合コンに行けるのです。
女性は、常に未来を見ているのです。
また、彼女にとって、今の現象は一事例にすぎず、喧嘩の引き金になった事実に過ぎないのです。
(3)男性思考と女性思考の具体例
男性の思考と女性の思考の違いがわかったところで、もっと踏み込んで、どうすれ違っているのかを具体例で考えてみましょう。
喧嘩勃発時の女性の思考
女性の思考は、事実ではなく、その時どう思ったかの感情論です。
だから男性の反省を、その場の事実だけとらえたトラブルの原因解決を「一時しのぎで対処」だと感じて、自分の気持ちを本当にわかってくれているのかと確認をしてしまいがちです。
その方法が、過去の同じような気持ちになったトラブルを例に出しての説明です。
女性の気持ちは、「あのとき謝ったのに、また『同じ事』をした」なのです。
喧嘩勃発時の男性の思考
「同じ事=また同じ気持ちにさせた」ということを、多くの男性は理解できていないと思います。
男性にとっては「同じ事=同じ事実」です。
だから時として、男性は「昔のことと今のことは関係ないじゃないか!」と腹が立つこともあるのです。
男性の反応に対する女性の気持ち
でも、女性は、過去のトラブルで感じた、悲しい気持ちやショックをわかってくれたと信じていたので、また同じ気持ちにさせられたら、裏切られた気持ちになるのです。
だから、
「どうしてこんな事ができるの?」とか「無神経」とか「あなたは、いっつもこう!」とか昔の話が出てくるのです。
人は気持ちを表現するときは、過去の例を挙げて比喩的に説明するしかありません。
また、心では傷ついていても、頭で理解して譲っていたことが、ある事件を引き金に堪忍袋の緒が切れて爆発するときもあります。
優しい女性ほどこの傾向が強いでしょう。
彼女の怒りの場合は、男性が重要視する今のトラブルではなく、過去のさまざまな出来事から遡って不満を爆発させた状態です。
だから、いざ喧嘩になったら、過去のさまざまな文句が次から次へと出てきます。
何度も言いますが、女性は自分の気持ちをわかって欲しいのです。
だから、今この瞬間のトラブルだけを解決したのでは女性の怒りはおさまりません。
自分の気持ちを理解してくれない男性の言葉に、女性はさらに傷つき、売り言葉に買い言葉になります。
謝っているのに、怒りが収らない彼女にイラついて男性が取りがちな行動
だから、「何が言いたいの?」「どうして欲しいの?」「過去のことは関係ないだろ?今は○○が問題なんだから」等は、女性の怒りに油を注ぐようなものです。
2.男女の喧嘩の仲直りはトランセンド法がお勧め!
(1)トランセンド法(超越法)ってなに?
トランセンド法とは、双方が話し合って協力することで、双方が満足できるような良い解決策へと思考を転換させる方法です。
通常のトラブルの解決法のように、一方が我慢したり、譲り合ったり、トラブルを避ける方法をとったりする事で解決するのとは全く違った、目から鱗の仲直り術なのです。
リンゴ1個を2人で取り合った場合
通常考えられる解決方法は次の3つです。
- 一方の勝利:じゃんけんで勝った方がリンゴを食べる
- 双方の妥協:リンゴを半分に切って、半分ずつ食べる
- 双方が回避:トラブルになるリンゴを他の誰かにあげる(双方諦める)
しかし、トランセンド法の解決策は、この3つのどれでもなく、もっと満足できる画期的な方法です。
- リンゴを使ってアップルパイを作るための材料を一緒に購入して、アップルパイを焼いて友達を呼んでティーパーティを開いてみんなで楽しむ
- リンゴの種を植えてリンゴを収穫して家族全員の利益を増やす
- リンゴをもう1個買ってくるお金を出し合って、1個ずつ食べる
- リンゴを半分に切って仲良く食べる前に、リンゴをスケッチして一緒に楽しむ
このように、トランセンド法の仲直りは、思考を転換した、通常の仲直りでは味わえない楽しみや利益を得る超越した仲直り術です。
だから、安易なネーミングですが、「超越法」とも呼ばれています。
(2)トランセンド法で「喧嘩していた彼女と仲直り」の具体例
<事例>隆君と美紀さんの喧嘩
隆君の失態
隆君は、仕事が忙しくて、美紀さんの誕生日をすっかり忘れてしまって、誕生日に電話をかけることもなく、プレゼントもせずに、数週間が過ぎてしまいました。
そんな隆君も、仕事が片付いて時間ができれば美紀さんに会いたくなります。
隆君が美紀さんに久し振りに電話したとき、なんだか美紀さんの様子が何時もと違うことに隆君は気がつきました。
隆君は一生懸命考えて、美紀さんの反応から、彼女の誕生日を忘れていたことに気がつき、隆君は、「忘れていたわけではない」とさまざまな言い訳をして、「すぐに誕生日プレゼントを買いに行こう」と提案しました。
隆君は、これで何時ものように、ご機嫌が直ると、簡単に考えていたのです。
美紀さんの気持ち
隆君は謝って、さまざまな言い訳をしていますが、忘れていたのは見え見えです。
今までも彼は、さまざまな記念日を忘れ、その都度謝り、一生懸命挽回しようと努力をしてくれていたのはわかっています。
でも、仕事が忙しいからといって、時間が空いたときに連絡するだけで、大切な記念日を忘れてしまうのです。
自分は絶対忘れないのに、楽しみにしていたのに、美紀さんは思います。
自分のことは、暇つぶしの遊び相手なのかと疑心暗鬼になります。
隆君は、いつものように、プレゼントを買いに行くことで、事を解決しようとしています。
簡単に片付けようとしていることに余計に腹が立ちました。
ついに「そういう問題じゃない」と美紀さんはますます怒り出します。
隆君の過去の失敗をいくつも取り上げ、終いには「仕事と私とどっちが大事なの?」と言いだしてしまいました。
それでも隆君は彼女が怒ってることを「どうしたの?」と真面目に不思議がります。
美紀さんは、怒るのにも疲れ、「もうこれ以上傷つきたくない」と思い、彼に別れを切り出します。
ご機嫌が直らない美紀さんの気持ちがわからない隆君
隆君は「美紀さんは自分の仕事を理解してくれている」と彼女の優しさに甘えて、仕事に打ち込んできました。
彼には、その自覚がまだありません。
隆君は、何時ものことなのに、突然彼女が怒り出したので、何が何だかわからなくなりました。
何時ものように、誕生日の穴埋めをしようと思って「今からプレゼントを買いに行こう!」と言ってるのに、彼は意味がわかりません。
彼は「どうしたいの?」と理由を聞いたら美紀さんからは、別れを切り出されてしまいました。
隆君と美紀さんのトランセンド法による仲直りの仕方
美紀さんは、隆君の仕事を理解していたのではなく、楽しみにしていた予定を何度もドタキャンされても、仕事だからと、隆君の都合を考えて、我慢していただけなのです。
美紀さんからすると、1度や2度は我慢しても、その埋め合わせもせず、誕生日まで忘れられては、もう、ぞんざいに扱われているとしか思えません。
隆君の愛情を信じられなくなっても仕方ありません。
トランセンド法の解決策に進むには、隆君が美紀さんの気持ちを理解しなければなりません。
そこは、次の項で解説することにします。
結論から先にいうと、美紀さんは隆君の自分への愛情がわからなくなったのです。
だから、隆君が美紀さんの気持ちを満足させれば良いだけなのです。
まさに、隆君が思考を転換させて、彼女が満足するような、超越的な策に出れば一気に仲直りです。
隆君が、美紀さんに愛の証として、プロポーズすることができれば最高でしょう。
これがトランセンド法の仲直りです。
まさに一足飛びの超越したハッピーエンドの解決策ですが、さまざまなカップルの事情があるでしょうから、そうは簡単にいきません。
多くの場合は、彼女に自分が如何に彼女のことを愛しているかをわかってもらう努力をした上で、心を込めて彼女の誕生日のお祝いのやり直しをすることをお勧めします。
その方法のために、男性は時間と労力を使ったサプライズをしなければなりません。
3.女心を理解するには女性脳を理解すべき
※注意)女性脳で物事を考える男性、男性脳で物事を考える女性も世の中にはいますので、そういう人は、逆の立場で読んで下さい。
(1)女性脳の複雑さを理解しよう
右脳は、五感(視覚・聴覚・味覚・臭覚・触覚)全ての情報を整理して、主に、図形や映像で空間をイメージしたり、直観やひらめき等の感覚的な全ての思考を受け持ちます。
一方、左脳は聴覚から得た言語を中心に、読み書きや会話に計算といった、論理的思考を受け持ちます。
この右脳と左脳は、太い神経繊維(「脳梁」という)で繋がっていて、右脳と左脳の情報や思考のやり取りをして、人は総合的に物事を考えます。
しかし、男性と女性の脳には大きな違いがあります。
右脳と左脳の情報が行き来する脳梁の太さが女性の方が圧倒的に太く、女性は右脳・左脳の両方を使って物事を判断しています。
一方男性は、脳梁の太さが女性に比べて圧倒的に細いので、右脳と左脳の情報が行き来しにくく、どちらかというと左脳中心に物事を考える習慣があります。
だから、思考の元となる情報量が、男性よりも女性の方が圧倒的に多くて、それらの情報を駆使した直観やひらめきといった感情的な思考となるのです。
そこで生まれたのが、「女の直感」です。
男性の中には「『女の直感』なんて当てにならない」と思っている人も多いと思います。
しかし、「女の直感」とは、五感でとらえた無意識下の膨大な情報を総動員した思考なので、女性は気付いていなくても、実は根拠のあるものが多いのです。
では、「女の直感」が当たる理由を解説しましょう。
女性の感情的思考は、3次元です。
過去から現代に続くあらゆる空間的な記憶から推察された感情です。
それに対し、意識下のその場の情報から原因を探っている男性の思考は、瞬間的映像のようなものですから、時間的空間の思考は入っていないので2次元の思考なのです。
2次元の思考が3次元の思考を理解しようとしても不可能というものです。
それを如実に表している言葉があります。
「女心と秋の空」です。
女性は、空間的に物事を考えていますので、次から次へと思考の場面は空間を飛び交い、女性の思考の中では、複雑な起承転結が理路整然と成立しているのです。
しかし、男性の理論では女性の超複雑な3次元の理論は理解不能なので、男性には、女性のわがままや気まぐれ・移り気のように感じるのです。
どうして、同じ人間なのに、男女でこんなに思考パターンが違うのでしょう?
(2)原始時代からの進化の過程で男性と女性の思考の違いが生まれた
これは、古来原始時代の男女の生活習慣の違いからきています。
女性は、男性が狩りに出ている間、周囲の危険から身を守り、安全に生活しなければなりません。
そのため、五感をフル活用して周囲に気を配り、情報を集めて、その情報を総動員させて、周囲の状況だけでなく天気までも理論的に推察して、家族と自分の身の安全を確保していました。
その結果、必然的に右脳と左脳の情報は活発に行き来して、脳梁が太くなっていったのです。
一方男性は、家族の食べ物を得るために、集団で狩りに出て獲物を捕らえなければなりません。
獲物に集中し、獲物を捕らえるには、余計な情報がありすぎては気が散って、獲物に逃げられたり、最悪の場合、獲物に襲われ殺されてしまうかもしれません。
そのため、如何に効率よく獲物を追い込んでいくか、仲間と一緒に論理的な作戦を立て、獲物を捕らえて、家族の元に帰るという生活をしていました。
その生活の習慣から、獲物を追い込んで捕らえるのに必要な情報だけで、論理的思考ができるように、脳梁は必要以上に発達しなかったのです。
(3)男性が女性の思考を理解する方法
女性脳と男性脳の違いがわかったところで、「そんなに脳の仕組み違うのでは理解不能だ」と諦めてはいけません。
「女心と秋の空」では、女性は許してくれません。
女性は彼に自分の気持ちを理解して欲しいのです。
自分の気持ちを理解してくれたら、感情論で「終わりよければ全て良し!」だったりします。
だから、男女の関係は摩訶不思議なのです。
ところで、細い脳梁で女性と同じ思考になるのは不可能です。
でも、男性は狩りの習性があるのですから、あなたの愛する特別な女性の癖や思考パターンに集中して観察し、彼女の気持ち専用の「傾向と対策マニュアル」を自分で開拓する事には長けているはずです。
長年連れ添った夫婦は、言葉で伝えなくても、相手の思考パターンが手に取るようにわかるようになると聞きます。
「奥様の気持ちの傾向と対策マニュアル」をご主人はちゃんと持っているのでしょう。
長年連れ添っている間には、離婚を考えるほどの大喧嘩をしたり仲直りしたりを繰り返し、そのたびにお互いの気持ちを自分なりに理解して、「相手の心のマニュアル」を作っていくのです。
男性脳でこのマニュアルを完成させるのは至難の業かもしれません。
でも、女性は、自分と同じように男性にも気付いて欲しいのです。
自分と同じようにして貰えないと、「愛がたりない」と思って悲しくなるのです。
だから、男性諸君、愛する彼女のためにがんばって下さい。
彼女専用のマニュアルを完成させることは、「大切な人を悲しませたくない」「大切な人を喜ばしたい」という、男性の愛のなせるトランセンド法だと筆者は思います。
まとめ
いかがでしたか?
愛する彼女の心を理解することは、至難の業かもしれません。
それでも「愛さえあればなんでもできる!」といえないまでも、彼女を観察してみましょう。
その論理的思考で分析して紐解いていけば、難しいパズルを解くように、それも楽しいかもしれません。
そして、彼女の気持ちを理解したら、トランセンド法で、超越的な解決法を探り、彼女を感動させて下さいね。
そんなサプライズに、女性は感動して愛を深めるのです。
【参考サイト】
※トランセンド研究会(トランセンド日本)
※「超越法(トラセンド法)」(PDF)