ジョギングとウォーキング。健康にいいのはどっち?
最近太り気味のあなた!
会社の検診でメタボ予備軍と診断されたあなた!
健康のためにダイエットしなきゃいけないけど仕事のお付き合いがあるから呑むのはやめられないし、というあなたはとにかく身体を動かしましょう!
健康のために身体を動かすというとジョギングが頭に浮かびますが、本当にジョギングは健康にいいのでしょうか。
ダイエットと健康のために身体を動かそうと思っているあなたに、ジョギングとウォーキングのどっちがいいのかを解説します。
Contents
なぜ運動するの?
さて、まずはなぜ運動するのかをきちんと整理しましょう。
会社の健康診断でメタボと診断された方は、とにかく痩せなければいけませんから、痩せるための手段の一つとして運動を考えているでしょう。
メタボではないけど、もっとスマートになりたい等願望をお持ちの方もいるでしょう。
ストレス発散のために運動をしたいという方もいらっしゃると思います。
その人の運動に対する目的により、ジョギングなのかウォーキングかが決まってきます。
ジョギングは短時間でカロリーが燃焼できる
ジョギングは走るわけですから、運動の強度が高くなります。
したがって、短時間で多くのカロリーを消費できます。
あくまでも目安ですが、ジョギング30分でウォーキング1時間程度のカロリー消費があります。
ですから、時間にあまり余裕がない人がなるべく多くのカロリーを消費したいときにジョギングがおすすめです。
しかしジョギングは、運動強度が高い分身体に与える負担も大きくなってしまいます。
だから、今まで運動していなかった人が急にジョギングを始めると、身体がジョギングに慣れていないためすぐに身体を壊してしまいます。
膝周りなどは、筋肉がジョギング用になっていないためすぐに膝関節に負担が生じて膝を痛めてしまいます。
いくら短時間で多くのカロリーを焼夷できるからと言って、今まで身体すら動かしていなかった人が急にジョギングをするのやめましょう。
健康にはウォーキングがおすすめ
短時間でカンタンに高いカロリーを消費できるジョギングですが、いい話には必ず裏があるわけで、そのデメリットはかなりあります。
運動強度が高い分、冬であっても運動中はかなり汗を掻くので、運動後はシャワーを浴びるなどの汗対策が重要になります。
シャワーを浴びたり服を着替えたりする時間は意外と馬鹿になりません。
うんどうごも温まった身体はなかなか冷えず、半日ぐらいは運動の余韻が続きます。
ここがウォーキングであれば、よほど暑い夏でない限り運動後のシャワーや着替えは必要ありません。
ウォーキング後に身身体がいつまでも火照っていることもアリません。
身体に負担がかかって身身体を痛めてしまうことも殆どありません。
ダイエットであれば、心拍数を上げて有酸素運動にする必要がありますが、健康目的なら特に心拍数を上げる必要もありません。
自分のペースで、自分が楽しいと思えるペースであるきましょう。
心拍数をあげようと速いペースで歩くと、汗をかいたりしてジョギングと変わらないような感じなってしまい、身身体に係る負担も大きくなってしまい身体を痛める原因になります。
無理に運動をしようとすると気持ちも長続きしません。
ウォーキングは、ゆっくりと自分のペースが原則です。
ジョギングにもいい面はある
ジョギングは男性にとってはいい面もあります。
朝や夜など、男性一人でウォーキングしていると世間の目が結構冷たく感じます。
犯罪目的で家や女性を物色しているとか、リストラに合ってひましているサラリーマンとか。
周りがそういう目で見ていないとしても、自分がそういうふうに見られていると萎縮しまいがちです。
ジョギングなら、周りにも単にジョギングしているだけと見られますので安心です。
実際、ウォーキングしていると囲炉裏なものが目に入ってきてしまいますが、ジョギングはせいぜい空と道の状況を見るぐらいしか余裕はありません。
ましてや、家や女性を眺めることなんてのは殆どできません。
働き盛りの男性の一人ウォーキングはなかなか難し状況ですから、健康維持のため運動をしなければならないのであれば、ジョギングをおすすめします。
目標を定めやすい
ジョギングは短時間で高い運動強度が必要となりますから、なかなかつらい運動です。
ジョギングを継続するためには、どうしても目標が必要になります。
健康で長生きという漠然とした目標では、継続してジョギングすることはなかなか難しいでしょう。
ダイエットするとかマラソン大会に出るとか、ダイエットに成功したらさらに1Kg痩せるとか、マラソンならあと10分合計タイムを縮めるとか・・・常に具身体的な目標を持っていないと継続はかなり難しいです。
ジョギングは、ウェアやシューズなども結構お金がかかります。
ジョギング中はかなり汗を掻くので、ウェアは毎日選択する必要がありますから、複数枚数を持っている必要があります。
夏はTシャツに短パンで問題ありませんが、冬は防寒対策をしなければなりませんから、それなりにウェアが多くなってきます。
シューズは最低1万円くらいから、毎日走って半年ぐらいで交換するようになります。
距離で600Kmぐらいが交換の目安と言われています。
こうなってくるともう、健康のためというより趣味です。
どんなウェアがいいかとかどんなシューズがいいかとか。
シューズは直接身身体に影響が出ますし、だからタイムにも影響してきますし、値段も一足1万円程度と安くもなく高くもない微妙な価格帯で、うんちくを語りながら気軽に買うことが出来る製品です。
手段を目的化しやすい
こういった趣味というか生きがいというか楽しみ、やりがい、楽しみ見つけることもまた、健康に良い効果を生みます。
多くの男性の飲酒習慣は、仕事以外にやりがいがないことが原因です。
ジョギングならば、手頃な値段でグッズが手に入りますし、身体重や競技のタイムという、具身体的な目標を設定しやすく、楽しみが長続きします。
結局どっちが健康にいいの?
けっきょく、ウォーキングとジョギング、どちらが健康にいいのでしょうか。
結論としては「どちらも」になります。
いきなりジョギングを始めたら、身体が高い運動強度に対応できませんから怪我をしてしまいます。
まずはウォーキングからスタート
だから、まず健康のためにはウォーキングから始めましょう。
しかし、一人でするジョギングは、体重が目に見えて落ちることもないし、ましてやタイムなど競うこともありませんから、数ヶ月で飽きてしまいます。
ところが、その頃には身体はジョギング出来るぐらいの体になっています。
ウォーキングに飽きたらジョギングへ移行
ウォーキングに飽き始めた頃に、ジョギングシューズを買ってジョギングを始めるようにします。
最初は、いつものウォーキングコースをどれだけ時間を短縮するかどうかを楽しみます。
そのうちどれだけ距離を伸ばせるようになるのかとか、ウォーキングでは絶対にやらなかった雨や風邪が強い時のジョギングだとか、いろいろな環境の変化を楽しめるようになります。
ジョギングを趣味にする
そして様々な環境にフィットするためにウェアを買い替え、シューズを買い替え、最後にはマラソン大会にエントリーするようになったら、もうあなたの趣味はジョギングと言っていいでしょう。
この頃には、かなり健康状態も良くなっているはずです。
まとめ
ジョギングとウォーキング、健康にいいのはどっち?というお話は、どっちつかずのなんだかまとまりのない話になってしまいました。
ポイントは、健康のためには継続的に運動する環境を作るのです。
そのためには、ジョギングとウォーキングをうまく使い分けるようにしましょう。
ぜひ、あなたもジョギングとウォーキング、分け隔てることなく楽しみながら継続してください。