【箱根駅伝2019】今年の注目選手は?

箱根駅伝は、正式には東京箱根間往復大学駅伝競走と呼ばれ、読売新聞社東京本社ビル前から芦ノ湖までを往復する計217.1kmの新年の風物詩としても人気です。

近年では、4年連続優勝した青山学院大学陸上部を率いる原晋監督が様々なバラエティ番組や情報番組に出演し、箱根駅伝への関心が高まっています。

第95回箱根駅伝は、1960年代の中央大学や1970年代の日本体育大学の様に青山学院大学が5連覇を達成するかに注目が集まっていますが、71年連続出場している早稲田大学や昨年の大会で準優勝だった東洋大学などの古豪が青山学院大学の5連覇を阻む事が出来るかも大きな話題です。

また、53年連続出場かつ予選会をトップで通過した駒澤大学や予選会で2位だった優勝回数11回の順天堂大学の活躍にも期待され、区間賞をとった選手や女性に人気のイケメン選手の活躍も期待されています。

 

私が最も注目している選手

箱根駅伝は、エース区間の第2区の区間賞争いも醍醐味の1つですが、急勾配が続き失速する選手も多く波乱が発生しやすい山を制する「山の神」への注目が高い駅伝です。

青木涼真(法政大学)

箱根駅伝2019では、11人抜きを達成した今井正人選手や柏原竜二選手及び神野大地選手に続く第4の山の神である法政大学の青木涼真選手が注目であり、全校高校駅伝の第1区区間賞と共に全国優勝した早稲田大学の中谷雄飛選手や東海大学の館澤享次選手の活躍に期待しています。

青木涼真は、箱根駅伝2017の第8区では第9位と低迷したものの前大会では第5区で区間新記録を叩き出すと共に9人抜きを達成しており、次回大会もごぼう抜きが期待できる事から拓殖大学の監督車の進路妨害により夢となった10人抜きを達成して欲しいものです。

青木涼真は、山の神へと言えども出雲駅伝の第3区の第4位と全日本大学駅伝の4区の11位など芳しくない成績に終わっており、青木涼真が大会までにしっかりと調整出来るかが心配されています。

中谷雄飛(早稲田大学)

中谷雄飛は、アジアクロスカントリー選手権大会やアジアジュニア陸上競技選手権大会のジュニア8kmで銀メダルを獲得している有名な選手であり、クロスカントリーだけで無く10,000mや5,000mでも記録を残している事から活躍が期待出来ます。

11月に開催された全日本大学駅伝では、17位前後に位置していた早稲田大学を驚異の10人抜きで7位にまで押し上げ、母校の佐久長聖高校出身の大先輩にしてマラソン日本記録保持者の大迫傑の再来と称される選手です。

館澤享次(東海大学)

館澤享次は、日本陸上競技選手権大会やゴールデングランプリ陸上などの国内大会の1,500mで優勝を重ねており、全日本大学駅伝の第3区で3年連続で区間賞を獲得しています。

箱根駅伝では、1年生の時に登り区間の第5区にエントリーしたものの区間13位と芳しくありませんでしたが、今年の大会では第8区で第2位の期待通りの走りを見せている事から箱根駅伝2019では区間賞が期待されている逸材です。

 

今年で引退!4年生の注目選手

第95回箱根駅伝では、5連覇を狙う青山学院大学の主将にして絶対エースの森田歩希選手が最も注目選手であり、1年生からエース区間の第2区を任されて来た順天堂大学の塩尻和也や拓殖大学のワークナー・デレセ・タソ選手の活躍に期待しています。

森田歩希(山梨学院大学)

森田歩希は、2年生の時には箱根駅伝の第4区で第2位の激走を見せると共に3連覇に貢献し、3年生の時にはエース区間の第2区で昨年の区間賞を獲得している神奈川大学の鈴木健吾を抑えて区間賞を獲得しています。

森田歩希は、箱根駅伝だけで無く大学三大駅伝の全日本大学駅伝や出雲駅伝でも好成績を残している事から名将原晋監督に「駅伝で絶対失敗しない」とまで言わしめた逸材であり、箱根駅伝2019でもエース区間の第2区を走り2連連続の区間賞を獲得出来るかに注目が集まっているエースです。

塩尻和也(順天堂大学)

塩尻和也は、1年生の時の箱根駅伝2016で第2区に抜擢され区間第5位となる好走を見せると共に2017年大会では2年連続第2区を走り8人抜きを見せ、2016年には3,000m障害物競技でリオオリンピックに参加した世界レベルのアスリートを知るランナーとされています。

2018年のアジア大会では、同種目で銅メダルを獲得している上り調子であり、2018年11月に開催された日本大学駅伝では驚異の10人抜きを演じている注目のランナーです。

ワークナー・デレセ・タソ(拓殖大学)

ワークナー・デレセ・タソは、11月に開催された出雲駅伝の第3区で区間賞を獲得した拓殖大学初の留学生主将であり、箱根駅伝2019ではエース区間の第2区へのエントリーが予定されています。

ワークナー・デレセ・タソは、身長が168cmと外人にしては小さいもののマラソン強国エチオピアからの留学生であり、4年ぶりのシード権獲得の勢いそのままに恩師岡田監督の胴上げを目指している選手です。

 

女性に人気の注目選手

箱根駅伝は、90年以上にわたり新年の風物詩として親しまれると共に東京農業大学の「青山ほとり」と呼ばれる大根踊りなどの応援でも人気を博して来ましたが、現在では駅伝コース沿道にイケメンランナーを応援する女性の姿も目立ちます。

個人的には、東洋大学の山本修二選手と東海大学の關颯人選手のイケメン度が最も高いと大会のでの激走を期待していますが、青山学院大学の5連覇を阻む可能性の高い東洋大学の今西駿介選手や同じく東洋大学の相沢晃選手のイケメン度が高いと思います。

山本修二(東洋大学)

山本修二は、2012年の第88回箱根駅伝の第3区で区間第2位を獲得し東洋大学の総合優勝に貢献した山本憲二の弟であり、東洋大学のエースとして最後の箱根に挑むイケメンランナーです。

山本修二は、出雲駅伝では17.6kmの第7区を走り箱根駅伝2019では第3区へのエントリーが濃厚なメンバーであり、卒業後は旭化成に入社するとされています。

關颯人(東海大学)

關颯人は、高校時代から駅伝大会で区間賞を獲得している東海大学の主要メンバーであり、1年生の時にエントリーした出雲駅伝第3区で区間賞を獲得しています。

關颯人は、1年生時には胃腸炎による調整失敗によりエントリーした箱根駅伝2017では第2区13位と悔しさを味わい、箱根駅伝2019での再起を目指している不運の選手です。

今西駿介(東洋大学)

今西駿介は、アジアクロスカントリー選手権大会2018でシニア個人で銅メダルを獲得するだけで無くシニア団体で金メダルを獲得している上り調子のランナーであり、10月開催された第30回出雲駅伝では第5区で区間賞を獲得し東洋大学の第2位に貢献すると共に11月に開催された全日本大学駅伝大会では6人抜きを演じ第4位にも貢献しています。

今西駿介は、「人間になって優勝したい」などの名言で知られるランナーであり、箱根駅伝を走り旭化成に所属した今西俊朗の息子です。

相沢晃(東洋大学)

相沢晃は、「姐さん」とも呼ばれる一方で渡辺謙さんの様な渋さが光るイケメンであり、出雲駅伝では第1区間第2位の期待以上の走りを見せています。

 

まとめ

箱根駅伝2019は、原晋監督率いる絶対王者の青山学院大学の5連覇が大きな話題となっている大会であり、区間賞を獲得した主将の森田歩希や林奎介に加え、山下りの第6区で区間賞を獲得すると共に東洋大学を抜き返した小野田勇次など青山学院大学の選手に注目が集まっています。

青山学院大学の5連覇を阻む最右翼の東洋大学では、箱根駅伝2018の第3区で区間賞を獲得した山本修二や第10区で区間賞を獲得した主将の小笹椋に加え、今年の出雲駅伝の第6区で区間賞を獲得した吉川洋次の走りが総合優勝の鍵です。

東洋大学は、青山学院大学の5連覇を阻む実力を有しているにもかかわらず山本修二や今西駿介及び相沢晃などのイケメンランナーの多い大学であり、大会当日には駅伝コース沿道に東海大学を応援する黄色い声援が巻き起こります。

また、箱根駅伝2018の山登り区間の第5区で9人抜きを演じた法政大学の青木涼真やエース区間の第2区で8人抜きを演じた順天堂大学の塩尻和也に加え、第2区で13人をごぼう抜きした山梨学院のドミニク・ニャイロの追い上げも見どころの1つです。

作成者: GC@編集担当(兼ライター)

運営会社のスタッフで、 DANXYZの記事立案や編集実務を担当しています。 普段は、自社で運営している 数々のウェブサイトで記事作成も担当していることから、 一部の記事でライティングも行なっています。

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