【クラウドクレジットの評判】あまりオススメ出来ない5つの理由とは?
あなたはクラウドクレジットってご存知でしょうか?
1万年から始められる、貸付型のクラウドファンディングです。
お金を借りたい人と貸したい人を、クラウドファンディングを通して結びつける金融商品です。
比較的安全で高利回りな金融サービスとして、最近注目を浴びています。
投資しようにも株式やFXは怖いし銀行の定期預金は金利があってないようなものだし、とお嘆きのあなたは、もしかしたらクラウドクレジットの利用を考えているかもしれません。
でも、最新のサービスだからこそ、実はまだまだ用心したほうがいい理由があります。
クラウドクレジットには、あまりおすすめできない5つの理由があるのです。
Contents
クラウドクレジットって?
クラウドクレジットは、クラウドを利用してお金を貸す人と借りる人を結びつけるサービスです。
投資したいけど魅力的な金融投資が無いと嘆いているあなたにとっては、あなたのお金を誰かに投資することで高い利回りを得ることができます。
クラウドファンドを利用した投資
一般の人が誰かにお金を貸す機会は、あまり多くはありません。
せいぜい親戚や知人にお金を貸すぐらいでしょう。
親戚や知人へ貸すときはそれほど金利は期待できず、元本さえ帰ってくればいいみたいな感覚です。
クラウドクレジットは、これをクラウドを利用しお金を借りたい人とあなたを結びつけるのです。
あなたは、誰かお金を借りてくれる人を探す手間が省けます。
高い利回り
日本政策金融公庫の金利で1%台ですから、ファンド側の手数料を考えても、定期預金とは比べ物にならない金利で投資ができることになります。
実際にはクラウドファンディングの投資先は海外の新興国となっているので、もっと高い金利で貸付をしています。
だから、国内で投資するより、かなり高い金利になる可能性があるのです。
現時点での平均的な利回りは6.4%と、かなりの高利回りです。
定期預金の実質マイナス金利なんかと比べると、笑っちゃうぐらい高い金利です。
利回りと定期預金的な投資先として、一番金利が高いといっても間違いはないでしょう。
クラウドクレジットのデメリット
高い利回りを誇るクラウドクレジットですが、高い利回りを誇るからこそのリスクがあります。
元本保証ではない
こういった高利回りの金融商品の例に漏れず、クラウドクレジットも元本保証ではありません。
あくまでも金融商品なので、元本割れのリスクが有ることは覚えておきましょう。
途中解約ができない
投資した資金は事業への貸付をしているので、貸した相手からは理由がなく資金を引き上げることはできません。
だからクラウドクレジットは、途中解約できない金融商品です。
期待利回りを下回る可能性がる
投機的な金融商品ですから、期待利回りを下回ることは当然あります。
貸付先の金利には変化は無いとしても、為替の差損で期待利回りを下回ることはあります。
貸したときの通貨の価値と、返してもらったときの通貨の価値には当然差があります。
大きな為替変動が起きたときは、予想以上に利回りの期待値を下回る可能性があります。
投資先は海外
クラウドクレジットの投資先は、国内ではなく海外です。
クラウドクレジットの最大の特徴です。
海外の人に直接貸し付けるのではなく、海外のクラウドファンディングと提携し、クラウドファンディングに貸付する方法です。
海外の個人に直接投資しているわけではないので、貸し倒れがあっても回収できないような仕組みになっています。
クラウドクレジットをあまりオススメできない理由
クラウドクレジットは、投資先を海外としていて、小口で投資できます。
小口で海外の事業に投資できることが最大のメリットでしょう。
日本国内への投資ばかりだと、地政学的なものや政治的なリスクが発生したときに、複数の投資先を持っていたとしても、一気に投資が目減りするリスクがあります。
海外の、しかもあまり一般的ではない国の、地道な活動に投資しておくことは、複数のポートフォリオを持つという点で一考に値します。
しかし、あくまでも先進国ではないリスクが多い海外への投資だからこそ、クラウドクレジットへの投資は、慎重に判断する必要があります。
クラウドクレジットは、以下の理由から、今のところメインの投資先としてはおすすめできないというのが本音です。
償還実績が少ない
クラウドクレジット自体が営業を開始したのが2013年ですから、まだ5年程度しか運営実績がありません。
ファンドの償還期間は数年はかかりますので、実際に償還された資金はまだ少数に限られるようですので、実績が少ない点は気になるところです。
返済遅延発生の過去がある
海外の個人向けの投資が多いので、借りている人の返金が滞るととたんに影響を受けることになります。
実際に、クラウドクレジット利用者で、返済遅延を受けたという人が何人かいるようです。
クラウドクレジットに投資するのであれば、返済遅延にあっても大きな問題とならない、余剰資金で投資するほうが良さそうです。
為替差損が気になる
海外への投資で気になるのは、為替差損です。
クラウドクレジットが投資する国は、南米や旧東欧など通貨として弱く、時々ニュースで紛争などで騒がれる国が多くなっています。
そして、クラウドクレジットは途中解約をすることができませんから、地政学的な問題が生じたとしてもすぐに資金を引き上げることができません。
空戸クレジットは、為替差損の影響を受けやすい金融商品と言えるでしょう。
一部の資金を信用格付が低い社債に投資している
クラウドクレジットは高利回りをうたっていますので、高利回りを保証するために、会社としては別の高利回り商品に手を出さざるを得ないようです。
クラウドファンドへの投資だけでは、支払い遅延等の発生可能性もあり、投資の基本であるポートフォリオは複数にすべしという原則に従い、一部の資金をハイイールド債と呼ばれる、格付けチェックでダブルB以下の信用格付が低く元本割れする確率のある社債に投資しています。
元本割れなどの高いリスクあるということは利回りが高いわけですが、大事なお客様からの資金をリスクの高い金融商品で運用しているところが気になります。
ただ、お客様への影響を最小限にするための行動と考えれば、良心的な対応とも言えます。
社長ばかりが目立つ
全く根拠がない心配ではありますが、クラウドクレジットは社長がちょっと目立ちすぎます。
過去にも新興の投資会社などで社長が積極的に発言する会社は、社長がワンマンで、会社の本当の危機を社内に開示していないことが多くあり、業績が急降下する会社が多くありました。
新興会社の多くは、社長がすべての情報を握っていて社員を有効に活用できず、リスクをうまく回避できない可能性があるのです。
今のところクラウドクレジットは、社長が積極的に情報発信する点が好意的に捉えられています。
しかし、社長だけが全面に出ることのリスクも考慮しておく必要があります。
まとめ
クラウドクレジットは元本保証のない金融商品ですから、リスクはゼロでないことを心得ておきましょう。
どちらかというと新しい金融商品ということもあり、今のところは積極的におすすめできる金融商品ではありません。
クラウドクレジットに投資する場合は、複数のポートフォリオの一つ、というぐらいの感覚で投資するようにしましょう。
いくら余剰資金とはいえ、あなたの大事な資産です。
慎重の上にも慎重に対処した方がいいでしょう。
長期的な投資を考えているのであれば、過去の実績利回りがクラウドクレジットと遜色のない、ドルコスト平均法による投資のほうが懸命です。