なぜ痩せない?あなたのランニング方法ではダイエットできない理由4選
男性にとっても、スリムであることは、できるビジネスマンの証です。
腹がだらしなく出ている人とスリムな人では、打ち合わせの時の心象はまるで異なります。
夜の会合が多いビジネスマンでもスリムな体型を維持できているということは、セルフマネージメントがしっかりしていることの証ですから、周囲からの信用も大きくなります。
できるビジネスマンをアピールするために、男性もダイエットに挑戦する人が増えてきました。男性のダイエットの場合、女性のように食事制限ではなく、運動、特にランニングを始める人が多くいます。
しかし、闇雲なジョギングでは、どんなに頑張っても痩せないのです。あなたがランニングをしても痩せないのは、それなりに理由があるからなのです。
なぜランニングしているのにダイエットが成功しないのかについてまとめ、ランニングを含めた適切なダイエットの方法についてまとめてみました。
1.痩せるために十分な量のランニングをしていない
忙しいことを理由にして、十分な時間ランニングしていない人は結構多いです。
どれくらい走れば痩せるのか
ランニングと消費カロリーの関係は、以下の式のとおりです。
体重Kg×運動距離Km=消費カロリーKcal
つまり、体重70Kgの男性が10Km走った場合、消費カロリーは700Kcalです。そして脂肪1g減らすのための消費カロリーは7Kcaです。つまり10Km走った場合、体重は100gの減少になります。
10Km走っても100gしか痩せないのですから、1日30分程度のジョギングでは全然痩せません。1日1時間、週5日はランニングしたいものです。
タイムマネージメントこそがダイエットにつながる
ジョギングで成果を出しているビジネスパーソンが評価されるのは、忙しい時間をうまくマネージメントしてランニングの時間を作っているという、そのマネージメント能力に対する評価です。
休日だけのランニングではタイムマネージメントとは言えませんし、ダイエットに効果はなく疲れが残るだけです。
まずはランニングの時間を最優先に1日のスケジュールを立ててしまいます。そのためには、朝、会社に行く前にランニングします。会社近くのスポーツジムに通うのがベストです。
都心のスポーツジムは早朝から営業していますから、始業前にスポーツジムに行きランニングをすませ朝食を摂り出社するというルーチンを確立しましょう。
終業後では何かと理由をつけてランニングしなくなってしまいますから、言い訳がつかないスケジュールを立てる必要があります。
2.痩せるためのランニングをしていない
短時間のランニングでは、闇雲にランニングをしても痩せません。
ダイエットのためには脂肪を燃焼させる必要があるのですが、そのためには、あまり速いスピードで走ってはダメなのです。
有酸素運動が脂肪を燃焼させる
脂肪を燃焼させるためには有酸素運動である必要があり、そのためのランニングスピードは、ニコニコと話をできるくらいのスピードです。
早歩きでも十分です。
心拍数で言えば120/分ぐらいです。
これぐらいのスピードで最低15分以上、長ければ長いほど脂肪燃焼時間は増え、ダイエットにより効果的になります。
無酸素運動で基礎代謝量を上げて太りにくい体質になろう
ただし、早いスピードで走る無酸素運動は筋肉を鍛えるので、人間が生きるための最低限なエネルギー量である基礎代謝量が増え太りにくい体質を作ります。
ダイエット初期は脂肪を燃やすことを目指して有酸素運動を、体重がある程度落ちたら基礎代謝量の上昇を狙って無酸素運動をするようにしましょう。
3.食生活を改善していない
人が生きていくために1日で消費するカロリーは、年齢や仕事などによって差がありますが、だいたい平均的な年齢、仕事、体格とした場合1,900Kcalぐらいになります。
1日3食とした場合、一食あたりの摂取カロリーの目安は633Kcalとなります。
主な食品のカロリー数
牛丼
男性ビジネスマンが大好きな牛丼のカロリー、ブランドにもよりますが並盛りで660Kcalぐらいです。
大盛りだと750Kcalです。
値段が安いからと大盛りを食べてしまうと、一食あたりの適性摂取カロリー数を117Kcal超えることになります。これで0.16g太ることになります。
ラーメン
営業の方が大好きなラーメンのカロリーは、人気のラーメンなほど高くなります。
例えばラーメン二郎はラーメンだけで1,300Kcal、ラーメンアブラカタマリに至っては2,300Kcalにもなります。
これでは、一緒あたりの適正摂取カロリーを1,666Kcalもオーバー。
これだけで238g太ることになります。
ラーメン二郎は特別ですが、他のラーメン屋さんでも、味こってりのラーメンは軒並み1,000Kcalを超えるものがほとんどです。
逆に、あっさり系ですと、600Kcal程度のものが多く、牛丼と大して変わらないカロリーだったりします。
居酒屋
ビジネスパーソンであれば、お酒のおつきあいは切っても切れないですが、ビール500mlで200Kcalほどになります。
3倍飲むと600Kcalですから、牛丼よりちょっと少ないカロリー数になります。
意外と低カロリーな印象ですが、お酒を飲むときはおつまみを食べることがほとんどだと思います。
定番おつまみの鳥の唐揚げは、量にもよりますが、一皿400Kcalぐらいのようです。
もう一つの定番メニュー、ポテトフライは一人前で240Kcalぐらいです。
おつまみも単品では大したことありませんが、大抵はアルコールと一緒に複数のおつまみを食べます。
ビール3杯に鳥の唐揚げとポテトフライを頼んむと、摂取カロリーは1,000Kcalを超えてしまいます。
アルコールは空腹感覚を麻痺させてしまう作用がありますので、気をつけないとどんどんおつまみを注文してしまって、あっという間に2,000Kcalを超えてしまいます。
ビジネスマンの普通の食事はどんどん太ってしまう
普通のビジネスマンの食生活のカロリー数は、朝は食べずに昼にラーメンで1,300Kcal超、夜はお酒飲んで2,000Kal超で合計3,300Kcalにもなります。
これは、1日の適正消費カロリー1,900Kcalを1,400Kcalもオーバーしています。
もし、1週間5日間この食生活を続けると200g太ってしまいます。
また、10Kmジョギングした時の消費カロリーは700Kcalですから、さらに10Km走らないと消費カロリーと摂取カロリーがイーブンになりません。
4.食事の食べ方が悪い
食品のカロリーは、すべてがそのまま体に吸収されるわけではありません。
高カロリーの食品を食べても、食べ方によっては太らないのです。
太らない食べ方を習慣化しよう
でも、太る人の食事を見ていると、野菜を食べない、早食いなど、カロリー吸収が早く、満腹中枢からの反応が出る前に食べ切ってしまうなど、高カロリー摂取、食べ過ぎな要素がたくさんです。
太らない食べ方
ランニングと併用して太らない食べ方を習慣化することが、ダイエットにつながります。太らない食事の仕方を身につけましょう。
よく噛む
よく噛むことにより、食事の時間が遅くなり、食事中に満腹を感じることになるため、食べ過ぎを抑えることができます。
野菜などの繊維分を含んだ食品を先に食べる
野菜などにある繊維分により、胃での炭水化物の吸収が抑えられ、食後血糖値が抑えられるため太りにくくなります。
まとめ
ランニングをしているのに痩せない理由についてまとめてみました。
ダイエットのためにランニングな有効な手段ではありますが、絶対的な手段ではありません。
太ってしまった食生活の改善をしないと、よほど長時間運動しないと痩せないことがおわかりいただけまたと思います。
ダイエットのためには、運動だけではなく食生活の改善も必要になります。
今までの食生活を見直して、ぜひダイエットを成功させましょう。