【もしかして臭ってる?】体臭の原因となる6つの習慣
見た目の印象と同じように、体臭は重要ですよね。
どれだけ身だしなみに気を使っていても、身体から嫌な臭いが発せられていたら、それだけでイメージダウンとなってしまいます。
だからと言って、香水などで無理に嫌な臭いを消そうとしても、周囲に不快感を与える結果になってしまうので注意が必要です。
体臭は日ごろの習慣などによっても大きく変わってきます。
体臭で悩んでいるあなたに知って欲しい、「体臭の原因となる6つの習慣」をご紹介いたします。
Contents
ストレスや寝不足
疲れが溜まると体臭の原因に!
疲労と体臭はあまり関係がないように思うかもしれませんが、密接な関係があります。
疲れが溜まると、乳酸が増えることにより、汗の中のアンモニア成分が増加してしまいます。
アンモニア成分は、臭いの原因となるもの。
こちらが増えることにより、体臭となってしまうのです。
ゆっくりとお風呂につかったり、十分な睡眠をとるなどして、ストレスや寝不足を溜めないような生活を心掛けましょう。
乳酸を分解するには?
汗の中のアンモニア成分を増加させてしまう原因となる、乳酸を分解するには、身体の代謝を上げる必要があります。
適度な運動をしてしっかりと汗をかいたり、梅干しやお酢などのクエン酸を含んだ食材や、ヘモグロビンを増やす働きのある緑黄色野菜を摂ることで、臭いの原因となる乳酸を減らすことが出来ます。
かいた汗をそのままにする
細菌の繁殖が臭いの原因に!
汗をよくかく場所として、脇の下や頭部、足の裏などがあげられると思います。
汗をかいたままにしておくと、汗に含まれた脂質などが細菌のエサとなり、細菌が繁殖して汗を分解することによって、嫌な臭いを発してしまいます。
汗をかいたらそのまま放置せずに、除菌シートなどできちんとふき取ることが、臭いの対策として大切です。
面倒くさいからと言って放っておくと、衣類や靴などに菌が繁殖し臭いが染みついてしまうので注意しましょう。
汗をかく場所に合った対策を
汗をかいた場所により、適した対策を取るようにしましょう。
脇の下や身体の汗は、除菌シートなどでこまめにふき取り、出来れば汗て濡れた衣類を着替える事をお勧めいたします。
頭の臭いが気になる時には、デオドラント効果のあるシャンプーを使用したり、皮脂の染みついた枕カバーをそのまま使用せず、こまめに変えるなどの対策を。
靴は毎日同じものを履くのではなく、せめて一日おきにしてしっかりと乾燥させることが、雑菌を繁殖させず体臭を防ぎます。
除菌スプレーを使用するのも、におい対策には効果的です。
衣類自体が臭っている
繊維に入り込んだ菌が臭いの原因に!
どれだけ身体を清潔にして体臭ケアをしていても、着ている衣類そのものが臭っている場合もあります。
それは、洗濯しても落としきれないような、繊維に入り込んだ菌が臭いの原因となり、汗をかくことで更に悪臭を放ってしまうためです。
これをそのままにしていても、体臭問題は解決しません。
衣類に入り込んだ菌を取り除くことが大切です。
洗濯機自体に菌が繁殖しており、洗うことによって衣類にも菌がついてしまう場合もありますので、洗濯しても衣類が臭う時は、そちらもチェックしてみましょう。
衣類についた臭いを取るには?
衣類についた臭いの元となる菌を取るには、様々な方法があります。
酸素系漂白剤をお湯で溶かしたものに、衣類を1時間ほどつけ置きしてから洗ったり、重曹を溶かした水につけ置くなど、それぞれに適した衣類が痛まない方法を取って除菌すると良いと思います。
そのほか、皮脂や垢汚れなどを落とす、弱アルカリ性の粉末洗剤に変えてみるのもお勧めです。
生乾きは菌が繁殖する原因となりますので、なるべく日光に当てて乾かすようにしましょう。
便秘
体臭から便臭が…!
便秘をそのままにしておくと、体臭から便臭がしてしまう事もあるそうです。
これは、体内の老廃物が腐敗、発酵したニオイ物質が悪玉菌を増殖させ、腸の働きも低下させてしまうことにより、ニオイ物質が便と一緒に排出されず、血液中に溶け出してしまうためです。
それが汗と一緒に排出されてしまう事により、不快な便臭となってしまいます。
便秘を解消するためには?
体臭から便臭がするのを改善させるには、やはり便秘を治すしかありません。
腸の働きを活発にするよう、食物繊維を多く含む食品を積極的に摂るようにしましょう。
ビフィズス菌を含んだヨーグルトもお勧めです。
うつぶせ寝の状態で左右に揺れるゴロゴロ運動も、便秘解消には良いとされています。
また、ダイエットなどにより、ケトン体が多く分泌されることによって、酸っぱい独特の体臭になってしまう場合もあります。
その場合も食物繊維を多くとることにより解消されます。
肉中心の食事
食べ物によっても左右される体臭
体臭は、普段食べているものによっても変わってきます。
肉類はたんぱく質を豊富に含んでいるため、それを分解するため体温が上昇し、汗をかきやすくなります。
それだけではなく、たんぱく質がアミノ酸となって吸収される際、一部がアンモニアとなり、汗と一緒に排出されるため、それが臭いの原因となってしまいます。
肉中心の食生活をしている人の体臭が、通常よりもキツイと言われているのはそのためです。
また、アルコールを飲むと口臭が酒臭くなるのはご存知かと思いますが、アルコールを体内で分解する際に発生するアセトアルデヒドも、汗と一緒に排出されると体臭の原因に…!
どちらも摂り過ぎには気を付けたいですね。
体臭を抑えてくれる食べ物とは?
ビタミンC、ビタミンA、カテキン、ポリフェノールなどが含まれた食品は、体内のタンパク質や脂質などが酸化するのを防ぐ働きがあり、抗酸化食品と呼ばれています。
この抗酸化食品を肉などと一緒に摂ることにより、体臭を抑えることが出来ると言われています。
緑黄色野菜や大豆、アーモンドなどが抗酸化食品に該当します。
肉中心の食事になってしまった時などには、意識して積極的に抗酸化食品を摂るようにしましょう。
加齢
加齢臭は防げない?
年を重ねると気になってくるのが加齢臭ですよね。
こちらは習慣とは異なりますが、避けては通れない話題なので、項目に追加させていただきました。
加齢により増加する脂肪酸が、過酸化脂質や皮膚常在菌により酸化したり分解されることでノネナールという物質を発生させ、それが加齢臭の元となります。
ノネナールは、男女ともに40歳を過ぎたころに増えてくると言われています。
脂くさいような草が腐ったような、独特の臭いが加齢臭です。
残念ながら、ノネナールの発生自体を防ぐのは難しいので、どのようにケアして臭いの元を無くしていくかという方法になります。
加齢臭に応じたケアを!
加齢臭が気になってきたら、加齢臭に応じたケアをすることが重要です。
加齢臭は、胸や背中、頭、首や耳の後ろなどに出てきます。
ふき取れるような箇所は、こまめに汗をふき取るなどして、臭いを残さないようにしましょう。
加齢臭のケアに対応したデオドラントシャンプーや石鹸なども出ているので、気になる方はそちらを使用してみるのも良いと思います。
原因物質が残る衣類なども、こまめに洗濯するようにしましょう。
腸内環境を整えるよう野菜中心の食事に変えたり、肉類や植物油を控えめにするなど、食べ物にも気を付けると更に効果的です。
まとめ
「体臭の原因となる6つの習慣」をお送りいたしました。
食べ物により体臭が変わってくるのは想像できるかと思いますが、疲労や寝不足なども体臭として表れてくることがあります。
リラックスしたストレスを溜めない生活習慣も、体臭を改善するためには大切なことです。
便秘にならないよう腸内環境をしっかりと整える事は、健康のためだけではなく、体臭にとっても良い事です。
身体から発するにおいは身だしなみの一部。
食物繊維や抗酸化食品なども積極的に摂って、クリーンな体臭を目指しましょう。