【誤った取り組み方は逆効果?】ジョギングしてもダイエットに繋がらない4つの理由
頑張ってジョギングしているのに、全然ダイエットできない、体重が減らないとお悩みの方は多いのではないでしょうか。
一生懸命頑張っているのに結果が出ないと、やる気がなくなってしまいますよね。
実は、ジョギングでダイエットできないのは、理由があるからなんです。
なぜ、あなたはジョギングしてもダイエットできないのか、どうしたらジョギングでダイエットできるのかをご紹介します。
そもそもダイエットとは何?
そもそも、ダイエットとはなんでしょうか。
ダイエットとは、本来の意味は、健康や美容、肥満防止のための食事制限のことを言いますが、日本では、体重を減量すること全般をダイエットと呼ぶようになっています。
体重が減るとは?
摂取したカロリーより消費カロリーを多くすれば、脂肪が減り、ダイエットになります。
摂取カロリーより消費カロリーを多くするためにするためには、以下の方法があります。
- 摂取カロリーを下げる。いわゆる食事制限。
- 消費カロリーを多くする。ジョギングなどの運動で、消費カロリーを増やすことを指します。
ジョギングしてもダイエットに繋がらない理由
ジョギングしてもダイエットできない理由は、消費カロリーより摂取カロリーが多いからです。
あなたが一生懸命ジョギングしたつもりでも、あなたの1日の消費カロリーは摂取カロリーより少ないのです。
では、一生懸命ジョギングをしていると思っているのに、なぜ消費カロリーが増えないのでしょうか。
その理由は以下の通りです。
その1:一回のジョギングの時間が短い
脂肪が燃焼するのは、運動を開始してから15分以上と言われています。
毎日走っていても15分以内だと脂肪燃焼には効果がないのです。
ジョギング初期は、ジョギング習慣をつけるためにとにかく短い距離でも「走る」ことが重要ですが、なるべく早いうちに30分程度は走るようにしましょう。
走り始めは苦しくても、10分も走っているうちに苦しくなくなってくるものですから、走り始めてすぐは少し我慢してみましょう。
その2:ジョギングの速度が速い
ダイエットに有効な運動は有酸素運動ですが、有酸素運動と言われる運動は、運動する人の最大心拍数の60〜80%が目安と言われています。
最大心拍数は220-年齢でおおよその数値がわかりますので、例えば40歳あれば220-40=180が最大心拍数です。
有酸素運動の心拍数は180×60%=108、180×80%=144なので、108〜144になります。
心拍数144というのは若干頑張って走ったぐらいの心拍数で、走りながら他人と普通に会話ができる状態で、心拍数の加減である108はちょっと早歩きのウォーキングでも十分達成できる数字です。
日頃仕事で戦っているビジネスマンは、ジョギングも早く目標を達成したほうがいいとばかりに頑張って早く走ってしまう人が多く、5Kmを30分以下で走ってしまう人も多くいます。
このスピードでは、最大心拍数が有酸素運動を超えてしまうので、頑張ってジョギングしてもなかなか痩せないということになります。
ただし、頑張ってジョギングをすると、体の様々な部位に筋肉がつき基礎代謝量が上昇するので、長期的にはダイエットになります。
その3:ジョギングの回数が少ない
そもそも、一回のジョギングにより消費されるカロリーはそれほど多くありません。
ジョギング時の消費カロリーは以下の式で計算できます。
カロリー(Kcal)=体重(Kg)×距離(Km)
体重70Kgの人が5Km走った場合の消費カロリーは、350Kcalということになります。
消費カロリーに対して減量できる体重は、以下の式で計算できます。
消費カロリー(Kcal)÷7(Kcal)=減量(g)
なので、5Km走って減る体重はたった350Kcal÷7=50gなのです。
1Kgつまり1,000g痩せるためには、1,000g÷50g=20つまり20回、毎日5Km走ったとして週休二日で1ヶ月走ると1Kg体重が減ることになります。
その4:一生懸命ジョギングしている「つもり」
一生懸命ジョギングしているのにダイエット効果がないと、ジョギングを継続するモチベーションが失せてしまいます。
実は、これがジョギングでダイエットできない最大の理由です。
一回のジョギングにより減る体重はたかだか50gですが、1ヶ月継続すれば1Kgは減量できます。
体重が減ったことを確認できないと苦しいジョギングを乗り切ることがなかなかできませんが、継続すれば必ず減量できるのです。
ジョギングを継続すれば、体内の筋肉量が増え基礎代謝量が上がるので、消費カロリーが増えることになります。
ジョギングを継続すると、結果的にダイエットにつながるのですが、効果が見えにくいとジョギングを継続する気持ちが萎えてしまい、ジョギングはダイエットに繋がらないと誤解する、これがジョギングしてもダイエットに繋がらないと考えるようになる最大の理由です。
そもそも本当にダイエットしたいの?
そもそも具体的なダイエットのゴールを定めているでしょうか。
痩せられたらいいなあ、ぐらいにしか考えていないのではないでしょうか。
ジョギングでダイエットする方法
誤った方法でジョギングに取り組むと、ダイエットに結びつかくどころか、ジョギングはダイエットにつながらないと誤解するなど、かえって逆効果になることがおわかりいただけたと思います。
では、ダイエットにつながらない理由を克服して、ジョギングをダイエットに結びつけるにはどうしたらいいのでしょうか。
ダイエットするための強い理由を持つ
ダイエットにつながるジョギングで一番重要なのは、「ダイエットをする!」という強い理由を持つことです。
なかなか効果が見えにくいダイエットを毎日続けるためには、それなりの強い理由が必要です。
男なら女性にモテルためという理由もあり!
若い男性であれば「モテたい」とか、中年男性であれば「もう一花咲かせたい」という気持ちはあるはずです。
これを、より具体的な目的として定めましょう。
具体的な女性をターゲットに定めるとか、夏に旅行するからその時に女性とのアバンチュールを楽しみたいとか、より具体的な目標が必要になります。
成果を見える化する
苦しくて成果が見えにくいジョギングですが、継続していると、ある日突然「痩せている」と実感したり、他人から言われたりします。
でも、実際は、ジョギングを継続している間は、徐々に体重が落ちていっています。
人間の痩せたという印象は相当な変化がないとわからないので当てにならないのです。
毎日のジョギングの成果を記録して、ちゃんとジョギングの成果が出ていることを毎日認識できるようにすれば、ジョギングのモチベーションが維持できるはずです。
成果を見える化するためのガジェット
ジョギングでダイエットの成果を見える化するためのガジェットとして、以下の商品をお勧めします。
- 体重計:Wi-Fi対応で自動的にクラウドに体重測定結果をアップロードできるタイプもの。
- 活動量計:毎日どれくらい走ったかを記録し、クラウドに記録でき、かつ心拍数計測機能がないぞされていて、ジョギング中も心拍数を随時把握できるものがベスト。
記録を取るために、追加の動作が必要なものは、極力避けるようにしましょう。
例えば、体重測定結果をスマホに転送するために体重計のスイッチを押す必要があるとか、心拍数を図るために胸にバンドを巻く必要があるとか、測定のために余計な動作があるガジェットは、ジョギングを継続しないための言い訳になりますから、極力避けるようにします。
走らない言い訳を排除する
毎日走ると決意する
よく、健康のための運動は、一日置きで十分で運動しすぎはかえって良くないと言われますが、これはすでに十分に体重が落ちていて、ダイエットする必要のない人に関する話です。
ダイエットしなければならない場合は、とにかく消費カロリーを増やす必要がありますから、ジョギングであれば回数や距離ををこなす必要があります。
また、休むことを考えるようになると、走らない言い訳を考えるこようになってしまいますから、問答無用で毎日走ることを前提としましょう。
本当に毎日走っているとそのうち体が壊れてしまいますが、ビジネスパーソンは暇じゃありませんから、毎日走ろうと思っても、仕事が忙しくてどうしても走れない日は必ずありますから、そういった日を休養日にあてればいいのです。
だから、走りすぎて体が壊れる心配はしなくても、全く問題ありません。
誰にも邪魔されないで早起きジョギング
忙しいビジネスパーソンの場合、ジョギングする時間を確保することは至難の技です。
ジョギングしようと思ったら、仕事や家族から連絡が入るなんてのはよくある話です。
相手もさるもの、あなたに余裕がある時間を把握しているのです。
ジョギングする時間は、会社や家族が活動していない時間である早朝が一番のオススメです。
早朝なら、仕事などの活動を途中で中断する必要もないので、まとまった時間を確保することができます。
一生懸命走らない
走るときは一生懸命走らないようにしましょう。
一生懸命走ると、ダイエットにつながる有酸素運動にならなくなってしまいますし、体への負担が大きくなり、疲れたり怪我したりと、走らないための言い訳をたくさん作ることになります。
ゆっくり走ればのんびりと長時間走ることができますから、脂肪燃焼のためにさらに有利になります。
まとめ
ジョギングが必ずしもダイエットにつながらないことと、その対策についてまとめてみました。
一生懸命ダイエットのためにジョギングしているつもりでも、実は十分ではなかったのです。
ジョギングはダイエットのための手段であり、まずは、なぜダイエットをしたいのかをはっきりさせ、ダイエットのゴールを明確に、運動をしないための言い訳を排除しましょう。