【疲れ目解消】眼精疲労を改善する方法とは?
デスクワークなどで長時間目を酷使することにより、目のかすみや痛み、ダルさや充血などを起こしてしまう眼精疲労。
近ごろではそれに加え、スマートフォンやタブレットの普及により、日ごろから目に疲れがたまりやすくなっています。
悪化すると、頭痛や肩こり、吐き気やめまいなどの症状も引き起こしてしまうので注意が必要です。
眼精疲労が起こりにくくなるような工夫や対策、解消法などを覚えてこまめに実行することで、これらの症状を緩和することが可能です。
疲れ目でお悩みのあなたにお勧めする、眼精疲労を改善する方法をご紹介いたします。
Contents
眼精疲労を放置すると…
思考が鈍くなり軽度のうつ状態に!
現代人に多い眼精疲労。
「そのうち良くなるだろう」と放置していると、目の疲れだけではなく、他にも影響を及ぼしてしまう場合があります。
目の筋肉がこわばり血流が悪くなることにより、脳への血流や、栄養や酸素の巡りも悪くなってしまいます。
それが思考力の低下につながる事も…。
また、交感神経が過剰に働き続けるため不眠症状を引き起こし、軽度のうつ病へと悪化してしまう可能性もあります。
自律神経失調症の原因になる場合も
パソコンやスマートフォンを近くで見続ける事により、交感神経が働き続け、それが自律神経の乱れに繋がります。
自律神経失調症になってしまうと、様々な不調が現れてしまい、日常生活を送る事さえ困難になってしまう場合もあります。
眼精疲労を軽くとらえず、きちんと改善する努力をしましょう。
環境をチェックする
メガネやコンタクトレンズの度数は合っていますか?
同じ環境でデスクワークをしているのに、近ごろ眼精疲労を感じるようになったという方は、根本的な原因が生じているのかもしれません。
視力の低下により、現在使用しているメガネやコンタクトレンズの度数が合わなくなっている可能性も。
また、老眼になったことにより、そのような事態が起こっている場合もありえます。
目に合わないものを使用していると、それが眼精疲労の原因になることもありますので、思い当たるようなところがあれば、眼科に行って検査してもらうのも眼精疲労対策にはお勧めです。
照明の明るさや距離
パソコンなどを使用する際の、周囲の明るさや距離なども、目に影響してくる場合があります。
暗い場所で明るいものを長時間見続けることにより、眼精疲労を引き起こしている可能性も。
また、近くでモニターを見つめすぎたり、遠くの文字を無理に見ようとしていても、目には負担をかけてしまいます。
パソコンを長時間使用する場合は、無理なく目に優しい環境を心掛けましょう。
目に良いのは温パック?冷パック?
しょぼしょぼ疲れ目には温パックを
目がしょぼしょぼして文字が見えづらく感じたり、目の渇きを感じた場合は、目の周りを温める温パックがお勧めです。
お湯につけて固く絞ったタオルや、水で濡らして絞った後に電子レンジで40秒ほど温めた蒸しタオルで目を覆うようにパックしましょう。
目の周りの血行が良くなり、筋肉のコリをほぐしてくれるので、眼精疲労の解消に効果的です。
また、副交感神経に切り替わることで、リラックス出来て気持ちも落ち着いてくるので、睡眠前に行うのも良いと思います。
目の充血には冷パックを
目が充血していたり、目の奥に痛みを感じるような場合は、目の周りを冷やすパックがお勧めです。
目の周りを冷やすことにより、血管と筋肉を収縮させ、元に戻ろうとする目の周りの筋肉の力を引き出す効果があります。
眼精疲労での温パックと冷パックについて、どちらが良いのか判断が難しい場合は、無理に温めたり冷やしたりすると逆効果になる場合もありますので注意しましょう。
目の体操やツボ押しもお勧め!
目の疲れを解消する「目の体操」
長時間パソコンなどを見ていると、瞬きの回数も自然と少なくなってしまうため、ドライアイや目の痛みの原因となってしまいます。
出来れば1時間おきに休憩を入れたり、目の体操を行い、リフレッシュしましょう。
・片目ずつ交互にウインクをする
・顔は正面を向いたまま、上下左右に目を動かす
・目をぐるぐると動かす
これらの目の体操を、無理がない程度にゆっくりと行う事で、目の周りの筋肉をほぐし、眼精疲労対策になります。
眼精疲労に効くツボ
眼精疲労に効果的なツボもいくつかありますので、覚えておいて休憩時間に行うのもお勧めです。
・眉頭にあるさん竹(さんちく)
・鼻の付け根の目頭のくぼみにある睛明(せいめい)
・目の中心の下の骨のに沿ったくぼみにある承泣(しょうきゅう)
・首の後ろの髪の生え際あたりある天柱(てんちゅう)
これらが眼精疲労に効果的なツボです。
押さえると軽い痛みがある部分になります。
優しく押したりマッサージすることにより、目の疲れが改善されます。
あまりやり過ぎず、一度につき5、6回を目途にしておきましょう。
食べ物による疲れ目対策
目に必要な栄養素を摂ろう
必要な栄養素をきちんと意識して摂ることで、眼精疲労を緩和する働きもあります。
・アントシアニン…ビルベリー、ブルーベリー、カシス、シソ、黒豆など
・ビタミンA…レバー、緑黄色野菜、チーズなどの乳製品など
・ビタミンB群…豚肉、玄米、豆類、さば、卵、、牛乳、バナナなど
・ビタミンC…アセロラ、ブロッコリー、赤ピーマン、レモン、いちごなど
・ビタミンE…ナッツ類、ウナギ、すじこ、ウニ、カボチャなど
・ルテイン…ほうれん草、ケール、パセリなど
・DHAやEPA…サバ、サンマ、イワシなどの青物の魚、マグロなど
・タウリン…カキ、サザエ、ハマグリ、ホタテなど
これらの栄養素は眼精疲労に効果的なので、日ごろから意識して摂るようにすることをお勧めいたします。
目に悪い食べ物は?
先ほどご紹介した目に良い栄養素をバランスよく日ごろから摂取することで、眼精疲労を改善することが出来ます。
逆に、摂り過ぎると目に余り良くないとされている食べ物も、いくつかあります。
乳製品を過剰に摂取しすぎると、白内障を引き起こす原因の一つになるとも言われており、注意が必要です。
また、糖分が体内に入り分解する際、ビタミンB2やカルシウムを多く使用してしまう事や、身体を酸化させてしまう油分の多い食べ物やマーガリンなどの脂質も、あまり目には良くないとされています。
不摂生や悪い習慣が原因となる場合も!
規則正しい生活を心掛ける
眼精疲労は、目を酷使することだけが原因になるとは限りません。
寝不足や不規則な生活、偏った食生活などによっても、眼精疲労の症状が起こる場合もあります。
時間をかけて入浴し、目の周りの筋肉もリラックスさせることで、一日の疲れをリセットしましょう。
アルコールやタバコも眼精疲労の原因に?
飲酒やタバコの習慣も、目の疲れを引き起こしている原因となる場合があります。
タバコを吸う事により、血行が悪くなったり、目の働きに必要なビタミンA、ビタミンC、ビタミンB1ビタミンB2が失われてしまう事により、眼精疲労に拍車をかけてしまう事もあります。
アルコールは、ドライアイを悪化させ、眼精疲労の原因となる事も…。
眼精疲労でお悩みの方は、どちらも控えめにして様子を見てみた方が良いかもしれません。
まとめ
眼精疲労を改善する方法をいくつかご紹介いたしました。
パソコンやスマートフォンを日常的に使用することも多いと思いますが、1時間ごとに休憩を入れて、遠くの景色を見たり、目を休ませるなどして、目の疲れをためてしまわないように注意しましょう。
目を酷使するような環境はもちろんの事ですが、規則正しい生活や、バランスの取れた食事なども、眼精疲労改善には密接な関係があります。
あまりに眼精疲労が続いてしまうという場合は、何かの病気を引き起こしている可能性もあります。
その場合は、自分の力で対処しようとせず、きちんと病院で検査してもらうようにしましょう。