【名刺作りのテクニック】誰にも負けない「インパクト」のある名刺は、こう作れ!

フリーランスや起業を目指す人にとって、名刺はとても重要なビジネスアイテムです。

人間はそれほど能力に差はなく、あなたが考えたアイデアは、きっともう誰かが考えています。

自分のアイデアをなるべく多くの人にわかってもらうために、インパクトのある名刺を作りましょう。

フリーランスや起業を目指す方のために、効果的な名刺の作り方についてまとめました。

 

名刺作りの基本

名刺はあなたの顔であり、販促物です。

名刺次第で、取れそうもないと思っていた仕事が取れたり、また、その逆もあります。

ですから、できる限りしっかりとしたものを作りましょう。

自分が相手に渡すときに恥ずかしない名刺を作る必要があります。

奇抜なデザインは多くの場合で不利

現在は、実に様々な形の名刺があります。

デザイナーの人の中には、透明な名刺を持っている人もいます。

印刷技術の発達で、さまざまな紙や紙以外の媒体にも簡単にカラーで印刷できるようになったことが理由です。

インパクトなる名刺を作りたいということで、奇抜さな名刺を作りたいと思っても、今はあらゆる奇抜な名刺が出てきているので、奇抜さはあまり武器にならないかもしれません。

奇抜な名刺は、渡す相手によってはかえって不利になる可能性もあります。

もしあなたがターゲットとしている顧客が役所や中小の製造業だったりすると、奇抜な名刺は逆効果です。

フリーランスや個人経営者の名刺は、その人の人となりを示すことになります。

奇抜な名刺は相手から奇抜であると理解されることになり、お堅い仕事が相手の人たちには受け入れられない可能性が高いです。

地味すぎてもよくない

奇抜な名刺はよくないなら地味なものにしようと、全く色を使ってない名刺を作る方もいらっしゃいます。

カラー印刷だと単価が高くなるからと、単色の名刺をお持ちの方もいらっしゃいます。

しかし、色を使っていない地味な名刺は、あなたがよほど有名人である以外は避けた方が賢明です。

色を使う利点は、あなたの仕事を一眼見てわかってもらうためです。

色を適正に使うと、名刺をもらった相手は、あなたとあなたの仕事を一瞬にして理解することができるのです。

名刺を渡されてから何日も経つと、会った時の印象はどんどんと薄れしまいます。

そんな時、色使いが印象的であれば、名刺だけであなたやあなたの仕事、名刺をもらった時にどんな話をしたかを思い出すことができます。

相手に何かを矯正する名刺は避ける

最近はなんでもインターネットということで、名刺には名前と連絡先と、自分の仕事の成果を見てもらうためのQRコードが印刷された名刺を持った人がいます。

自分の実績を見てもらうためには、名刺ではなく自分のホームページを見てもらった方がいいと考えたようです。

これは一見合理的ですが、受け取った人がにQRコードを使うという行動を取らせなければならないので、あまり行儀がいいとは言えません。

名刺を受け取ってくれた人に、詳しいことを見たければQRコードでサイトにアクセスしてねというのは、あまりにも自己中心的すぎて自分を売り込んでいるとは言えませんので、IT系のクリエーターでも避けたいものです。

写真付きの名刺は有効

フリーランスや個人事業主の人は、写真付きの名刺が有効です。

売り込みをかけたい相手は、多くの方から名刺をもらっていることがほとんどですから、一回あっただけであなたの名前と顔が一致することはありません。

人間は視覚の方が思い出しやすいらしいので、名前は覚えなくても顔は覚えているというケースがほとんどです。

あなたの名前を思い出せなくても、あなたの顔からあなたの仕事を思い出すことは多くありますから、ぜひ、顔写真付きの名刺にしましょう。

どこまで個人情報を載せるべきか

フリーランスや個人事業主の方の多くは、自宅で活動をされている方がほとんどだと思います。

また、電話も、プライベートで使用しているものを使っていると思います。

そういった状態で、名刺にはどこまで自分の情報を載せるべきなのでしょうか。

住所は悩ましいが載せた方がベター

フリーランスや個人事業主の方は自宅で作業している方がほとんどですから、名刺に住所を載せる場合は、自宅の住所を掲載することになります。

独身男性なら自宅住所を名刺に載せたとしても大して気になりませんが、女性の場合とか、家族がいる人などは、自分の自宅の住所を名刺に載せるのはかなり抵抗があるのではないでしょうか。

しかし住所は、取引先から信用を得るため一番重要な要素です。

相手は、あなたと取引して良いかどうか、いろいろなデータをもとに判断します。

住所もその重要なデータの一つになります。

どうしても自宅の住所を公開したくない場合

どうしても自宅の住所を公開したくない人は、レンタルオフィスやシェアオフィス、住所レンタルサービスなどを利用することになります。

レンタルオフィスやシェアオフィスは意外とお金がかかるものですが、住所レンタルは、日常の活動場所は自宅だけど住所や郵便などの受け取りを代行してもらうというサービスで、レンタルオフィスやシェアオフィスよりは案外安上がりになりますのでオススメです。

住所レンタルであったも、客との打ち合わせの時はその住所にある会議室を使えるサービスもありますから、より顧客の信用を得られやすいでしょう。

電話番号は必須

プライベートの電話番号を公開していると、仕事の種類やクライアントによっては24時間365日いつでも電話対応することになります。

せっかく重要なデート中なのに、クライアントからの苦情の電話の対応をしなければならないとしたら困りものですよね。

たとえ仕事中であっても、クライアントからの電話は気を使う必要があり、作業効率が落ちてしまいます。

しかし、今のようなメール中心の世の中であっても、電話番号は名刺に必要な要素の一つです。

電話番号があるとないのとでは、相手に与える信用度が格段に変わりますから、必ず電話番号を乗せるようにしましょう。

どうしても個人の電話番号を載せたくない場合は、電話代行サービスを利用すると良いでしょう。

顧客からの電話は、あなたとは別の電話を受ける人につながり、その人が要件を確認しあなたにメールを送るというサービスです。

住所レンタルサービスとセットで、意外と安価に利用することができます。

電話番号を名刺に載せたとしても、クライアントからの煩わしい電話に邪魔されることなく仕事に集中することができるはずです。

 

とにかく名刺を作ってみよう!

おもて面はなるべくシンプルなデザイン

面面はなるべくシンプルに、あなたの名前と肩書き、スローガンやロゴだけを記載します。

ごちゃごちゃとあなたが売り込みたいことを面面に載せると、肝心のあなたの名前や連絡先が目立たなくなってしまって、いざ必要と思われた時に面倒臭がられて連絡を取ってくれない可能性が高いです。

あなたの個性は裏面に

あなたがやりたいことは、名刺の裏面に書きます。

裏面を作成すると費用は倍になりますが、それで仕事が得られるのなら安いもんです。

やりたいことを書くといっても、ごちゃごちゃと細かく書いても読まれることはありませんから、せいぜい数文字でまとめるようにします。

色はシンプルかつ大胆に

面面は、相手に好意を抱かれつつ自分の名前を売り込めるよう、白色を基調としましょう。

どうしても色を使いたい場合は、文字部分に使うといいでしょう。

裏面は白以外で特徴あるデザインに

裏面は、面面とは逆に白以外の色で、個性を出すようにしましょう。

あなたのしたいことのうち、特に売り込みたい部分の色を変えるなどのアクセントをつけると、よりわかりやすい名刺になるはずです。

作成はAdobeIllustratorで

名刺作成用のソフトウェアはたくさんありますが、あとあと専門のデザイナーに修正してもらうことも考えて、なるべくAdobe Illustratorを使うようにしましょう。

Illustratorは独特の操作方法で最初はまごつくことがあるかもしれませんが、誰でも使っているソフトウェアということもあり、様々な入門書が出ていますので、トライしてみれば、案外簡単にそれなりに使えるようになります。

印刷はネットプリントが便利で高品質

印刷はネットプリントが品質も良く簡単で便利です。

間違っても、自宅のインクジェットプリンターや安価なカラーレーザープリンターは使用しないでください。

これら安価なプリンターで作成した名刺は、すぐに品質がバレてしまい、ひいてはあなたの仕事の質に疑いの目が向けられることになります。

ネットプリントの場合、全てインターネット上で手続きができ初心者でも手軽ですし、品質の割に費用は安価ですので、フリーランスや個人事業主の名刺作成にはピッタリです。

デザインの納品はpdfファイルで行うことが多いので、名刺作成に使用するアプリケーションは、デザインをpdfで保存可能なものである必要があります。

値段により納期が変わりますが、一番遅い納期でも一週間いないで納品されるはずです。

 

まとめ

フリーランスや個人事業主を目指している方向けに、インパクトのある名刺作りのテクニックについてお話ししてきました。

ネット中心のビジネスであっても、仕事を続けて行くうちに名刺を交換する機会は増えてきます。

本格的にビジネスを拡大していこうとすると、資金調達や有力者の援助などが必要になってくるなど、フリーランスや個人事業主でも、インパクトなる名刺作りは、仕事の重要な要素になってきます。

最近は、以前と比べて格段に名刺作りの手間がなくなりました。

ぜひあなたもカッコよくてインパクトのある名刺を作成して、ビジネスを成功に導いてください。

作成者: かのっち

大手企業の子会社で長年にわたり総務部員を務めてきた「何でも屋」です。事業の立ち上げからセクハラ・パワハラ対応、研修、人事考課、採用、パソコンからの情報漏洩処理・・・何でもやってきました。 今は過去の経験を生かし、個人や法人が向上するためのお手伝いをしています。 私の記事で、一人でも多くの人の仕事やプライベートが充実し、人生が向上すれば本望です。