ポジティブ心理学で、仕事のアイディアをどんどん引き出す方法とは?
長く続けていれば、仕事のモチベーションが下がることもあると思います。
大きなプロジェクトの前は、気が重くやる気が出ないという人も…。
モチベーションが低下すれば、アイデアも出難くなり、仕事の効率も下がってしまいます。
心理学を応用してモチベーションアップをはかり、仕事に役立ててみてはいかがでしょうか?
「ポジティブ心理学で、仕事のアイディアをどんどん引き出す方法とは?」を、お送りいたします。
Contents
モチベーション理論
モチベーションとは?
よく「モチベーションが上がらない」「モチベーションが維持できない」などの言葉を耳にすることがあると思います。
そもそもモチベーションとは、何かをするための動機づけであり、それがあることにより「やる気」や「意欲」が湧いてくる状態を言います。
モチベーションを失ってしまえば、目標がなくなり、無気力な日々を送ることになります。
ビジネスにおいても、モチベーションは大きく影響すると思って良いと思います。
モチベーションマネジメント
モチベーションアップをはかったり、高い位置で維持できるよう工夫することにより、企業が生産性を高めることを、モチベーションマネジメントと言います。
インセンティブや昇格などを設定し、従業員のモチベーションが上がるよう工夫したり、コミュニケーションを重視し、従業員のモチベーションが維持できるよう努力している企業も多く、生産性の高い企業ほどモチベーションマネジメントを重視しています。
モチベーションをマネジメントすることは、もちろん個人でも可能です。
とりあえず3分やってみる
やり始めるとその気になる「作業興奮」
何か大きな仕事を目の前にすると、やらなくてはならないと思いつつも面倒くさいという気持ちが勝ってしまう事もあると思います。
量の多いルーティンワークなども、うんざりしてしまいますよね。
仕事の山を前にして、「やる気が出ない…」と取り掛かるまでに時間がかかったものの、いざ始めてみるとエンジンがかかってきた、という経験はないでしょうか?
それを、心理学用語では「作業興奮」と言います。
作業している内に、脳のやる気をつかさどる部分の働きが活発になります。
嫌々であっても、とりあえず仕事を始めてみると、意外と苦ではなくなるかもしれません。
まずは3分だけ、という気持ちで取り掛かってみましょう。
身体を動かしてみる
気が重くて仕事をする気になれない、という時は、ひとまず立ち上がり動いてみましょう。
デスク周りを片付けてみたり、パソコンを立ち上げ、ひとまず仕事にとりかかるポーズだけでも取ってみると良いかもしれません。
本題に入る前に、掃除や資料の整理のような、軽い仕事からやってみるのもお勧めです。
動かないであれこれ考えるよりも、ひとまず動いてみるという事が大切です。
マンネリを避ける
新しいことを取り入れる
どんなに楽しいことも、毎日繰り返していれば飽きてしまうものですよね。
仕事のマンネリ化は、避けられない問題でもあります。
「この仕事に向いていないのかも?」などと勘違いしてしまうかもしれません。
そのまま離職してしまえば、後で後悔しても手遅れになってしまいます。
マンネリを解消するためにも、”新しいやり方”を導入しましょう。
新鮮な風を入れることで、それが刺激となりやる気も再び芽生えてくるかもしれません。
仕事に対するアプローチを変えてみたり、違う視点からプロジェクトを進めてみるのも新たな発見があると思います。
景色を変える
仕事の方法を変えるわけにはいかない、という方は、環境を変えるのも手っ取り早い方法です。
デスクの模様替えをしてみる、視界に入る”色”を変えてみるなど、気分を変えて仕事に取り組めるような環境づくりをしてみましょう。
もし可能ならば、オフィスでやっていた仕事をコワーキングスペースや喫茶店などでやってみるなど、場所自体を変えて取り組んでみるのも良い気分転換になると思います。
気分が変われば、アイデアもどんどん湧いてくるので、新たなものを仕事環境に取り入れることはお勧めです。
小さい目標を設定する
ハードルは低め設定で
目標に手が届いた時の達成感は、素晴らしいものですよね。
「このためにやってきた」という感動もあると思います。
しかし逆に言えば、目標を達成できなかった時の挫折感は無気力につながります。
大きすぎる目標を掲げてしまうと、失敗するかもしれないという恐怖心の方が勝ってしまい、どうせ無理に違いないと、やる前から諦めムードになってしまう事も。
モチベーションをアップさせるのに有効なのは、確実に達成できる小さな目標を小まめに設定することです。
今までの経験から、達成できると確信できる範囲の目標を常に決めておくようにしましょう。
最終的な理想も描く
小さな目標を達成していくことで、最終的にどのようになりたいかという将来的なビジョンをはっきりと持っている方が、さらにモチベーションを維持することが出来ます。
具体的に自分で思い描くことが難しければ、モデルがあっても良いと思います。
細かい方法論はさておき、最終的にはこのような形になりたい、という大きな目標も持っておきましょう。
ただし、理想を描きすぎると現実とのギャップにテンションが下がってしまいますので、まずは目の前の目標を達成するという事に集中することが大切です。
褒美を与える
部下のモチベーションを上げるには
もしあなたが上司の立場で、部下のやる気を引き出したいと困っているなら、ご褒美を与えるということを意識してみると良いかもしれません。
文字通り、何かご褒美になるようなものを与えても良いですし、目標が達成したときや、部下が成果を上げた時には、ちゃんと言葉にして褒めてあげることが大切です。
「甘すぎる」と思うかもしれませんが、人間何かメリットがないと頑張れないのも確かです。
頑張っても報われないと思ってしまうと、ただ仕事をこなすだけとなってしまい、新たなアイデアなど生まれてこないかもしれません。
部下のモチベーション維持は、上司として大事な仕事と言えます。
自分にもご褒美を!
褒美を与えてくれるような上司がいない人は、自分自身がその立場になる必要があります。
「この目標を達成したら、これをしよう」と決めておくだけでもエンジンがかかりやすくなります。
褒めてくれるような人がいなくても、自分が達成した仕事を振り返り、自分自身を評価してあげましょう。
誰も評価してくれないからと言って、仕事が出来ていないという訳ではないはずです。
そしてそのことを一番理解できるのは、自分自身なのです。
成果を見直す
振り返りも大切
どうしてもモチベーションが上がらない、やる気が起こらないという方は、今まで自分がやってきた仕事の成果を振り返ってみてはいかがでしょうか?
そして今の自分と、数年前の自分を比べてみると、その成長ぶりに驚くと思います。
繰り返しの毎日を送っているだけでは気が付きませんが、どんどんと理想の自分へと近づいているはずです。
小まめに行えば役立つ
過去の成果を振り返るという行為は、小まめに行った方が役に立ちます。
良かった点と悪かった点が見えてくるので、次回の目標に生かすことが出来ます。
一つ成果を上げるたびに、確実にあなたは成長しています。
そう気づくことが、モチベーション維持になるのではないでしょうか?
まとめ
「ポジティブ心理学で、仕事のアイディアをどんどん引き出す方法とは?」を、お送りいたしました。
毎日の事なので、どうしてもマンネリに陥りやすく、やる気が出ない状態になるかもしれません。
そんな時は、環境を変えてみたり、小さな目標を掲げるなどして、モチベーションマネジメントしてみてください。
きっと斬新なアイデアも飛び出すはずですよ!