乳酸がたまるから疲れる?!疲れを取るための正しい方法のご紹介。
毎日毎日残業で疲れる!
でも、残業しないと仕事が終わらないし、ましてや給料も基本給だけじゃ暮らしていけない。
だから、一生懸命働くしかない。
せめて疲れがきちんと取れて、毎日気持ちよく働けたらいいですよね。
そんな、働くのが大好きなあなたへ、どうやったら疲れを取れるのか、最新情報のご提供です。
実は、今まで疲れの原因と言われていた乳酸ですが、最近の研究では乳酸が疲れの原因であるという叶え方が間違いだったのです。
Contents
乳酸が溜まると疲れる?!
今まで筋肉に乳酸が溜まったから疲れた!なんていう人が多かったですね。
これは、疲労した筋肉に乳酸がたくさん溜まっていることから、乳酸が疲労物質だと考えられていました。
乳酸は疲れからの回復に必要!
実は筋肉に乳酸がたまるから疲れるは間違いどころか、乳酸は筋肉を使った時のエネルギー代謝の副産物であり、乳酸そのものが疲労を引き起こしているのではないことが最近の研究がわかりました。
したがって、乳酸が溜まっているから疲れるではなくて、疲れた結果乳酸が溜ま流から疲労が回復する、が正しい表現になります。
乳酸は、披露した筋肉のエネルギーになって消費されることで体力が回復します。
つまり乳酸は疲労物質ではなくて、疲労を回復する物質だったのです。
今までは疲労を回復するためにはどうやって乳酸を早く消すのかが課題でしたが、実は全く逆だったのです。
従来の疲労回復法に疑問アリ
疲労の原因が乳酸菌であるという考え方から疲労回復にいいといわれていた従来の疲労回復法は、実はあまり効果がないことがわかってきました。
炭酸水をとる
最近は、炭酸水を取ると疲労回復にいいと言われています。
炭酸が疲労の原因である水素イオンと結びつき二酸化炭素と水に変化させて体の外に出してくれるのです。
また、疲れると体内が酸性になりますが、炭酸水は酸と中和し体が疲れを感じるのを防いでくれるという面があると言われていました。
また、二酸化炭素は血中の二酸化炭素濃度を高める効果があり、血中の酸素濃度が高まるので血管が広がり血流量が増えるので血行が良くなり代謝が促進されるので疲れが取れやすいという効果もあります。
しかしこの考え方、乳酸が疲労の原因であるという考え方に基づいています。
現在は乳酸は疲労の原因ではないということが一般的になっているので、炭酸水が疲労回復の原因となると言われているうちの一部は当てはまりません。
血流が促されるから疲労回復に役立つという考えは、それなりに意味はありそうですが、疲れを取るための特効薬という感じではなさそうです。
それより、炭酸水が欲しいからとソーダ系の飲料を飲んでいると、砂糖やらカロリーやら余計になものを摂取してしまい返って不健康のもとになるのは注意すべき点です。
ゼロカロリーコーラなどは、糖分ではなく人工甘味料を使っているのでカロリーはゼロですから問題はありません。
人工甘味料を使った飲料を飲み続けたところ、体重が減ったという研究結果もあるくらいです。
「人工」とついたたでけで何でも批判したがる自然派の方々の矢面に立ってしまいますが、現時点では健康面では特に問題は報告されていません。
人工甘味料を摂取しすぎて太るなんて全くありません。
クエン酸の摂取
従来からクエン酸も疲労に効果があると言われていました。
疲労回復サプリメントやスポーツドリンクの多くに、クエン酸が使われています。
クエン酸が疲労下腹に効果がないということになると、スポーツ系のサプリやドリンクは商売あがったりになります。
しかも、クエン酸を飲んで疲労が回復したという証言は、ネットを検索すればいたるところにあります。
クエン酸に科学的な根拠は無し
国立健康・栄養研究所という評価機関で、クエン酸について疲労回復や筋肉、神経の疲労要望に良いと言われる件を調べたところ、信頼に当たる十分なデータが見当たらないとの結果になりました。
そもそもクエン酸が疲労に効くと言われているのは、疲労物質である乳酸を除去する効果があると言われていたからです。
しかし、乳酸菌は疲労の原因ではありません。
また、クエン酸が疲れにいいとされるもう一つの理由として、クエン酸がエネルギーを生み出すための台車サイクルである「クエン酸回路」のきっかけであるという考えがあります。
この回路のきっかけとなるクエン酸を多く摂取すれば、より多くのエネルギーを発生させることができるという考え方です。
しかし実際には体内でのサイクルですので、クエン酸を増やしただけでクエン酸だけを増やしてもエネルギーが増えるわけではないので、クエン酸を体の外から摂取してもエネルギー量は増えません。
結局オーソドックスな方法が一番疲れが取れる
乳酸と疲労の関係が否定され、今までの疲れを取る方法の多くに問題があることがわかってきました。
結局のところ、オーソドックスな方法が一番疲労を取りやすいようです。
寝るとなぜ疲れが取れる?
寝ることこそ疲労回復で一番いい方法です。
そもそも体が疲れていると感じるのは脳です。
その脳を休ませるのに一番いい方法が睡眠なのです。
また、起きている間の多くの時間、人間は緊張状態にあり自律神経はそんな状況を収めようと活発に動いていいて、自律神経中枢で細胞が酸化させる活性酸素が発生し、疲労因子となるタンパク質が増加し脳に疲労を感じ冷ます。
タンパク質の発生と同時に、体内では疲労回復因子が発生し酸化を抑え損傷した細胞の修復にかかるようになるので、疲労が蓄積すると疲労回復因子の発生を酸化が上回ってしまいます。
寝ている間は人は緊張状態になく自律神経が活発になることもありませんので、疲労回復因子が確実にリカバリー作業をしてくれます。
だから、寝ることがいちばんの疲労回復法なのです。
もし、どんなに寝ても疲労が回復しないと感じる人は、疲労回復因子の活動完全に終わっていません。
この場合でも、なるべく多くの休息時間を取るしかありません。
瞑想
自律神経の活動を抑えるためには、ストレスの軽減や感情のコントロールが重要になります。
起きている時に心のバランスを整える方法で一番いいのは瞑想です。
瞑想には色々な種類がありますが、あまり真剣に考えて悩んでいるとまた自律神経が活発になってしまいます。
とりあえず横になって目をつぶって、脳が考えるままにするのがいいでしょう。
お風呂に入る
ぬるめのお湯での入浴は、副交感神経が有利になりリラックスできるので、疲労回復にとても役立ちます。
まとめ
乳酸がたまると疲れが取れる?!は間違いであるという最新の情報から、結局どうやったら疲れが取れるのかをまとめました。
結局のところ、従来から言われている「寝る」とか「リラックスする」などが疲れを取るために現時点で一番有効です。
毎日遅くまで仕事をしなければいけない人にはなんとも残念な結果です。
疲労回復のために魔法はありません。
だったら、仕事の能力を上げて余裕を作り睡眠時間を多く取るほうがよほど現実的であると言えます。
ぜひ、あなたも疲れがなかなか取れないと感じているのなら、とにかくなるべく長い時間寝るようにしましょう。