転職に有利な資格はコレだ!学歴が無くても、誰でも取りやすいものをご紹介。
少子高齢化に伴い、国内では人手不足が深刻化しています。
その結果、転職はブームと言われるような状態になっていて、転職市場はかなりの活況を呈しています。
そんな転職ブームの現代でも、いや、ブームだからこそライバルは多く、よい企業に就職するための競争は激化しています。
インターネットで簡単に転職先を見つけられるようになったから今だからこそ、隠れ優良企業を見つけるのは至難の技と言えます。
そんなインターネットの大競争時代に転職を有利に結びつけるためには、資格を取得してライバルに差をつけましょう!
学歴がなくても、あなたでも取りやすいけど誰も撮っていない穴場な資格をご紹介します。
今転職活動真っ最中のあなた、今は転職活動する気は無いけど将来はどうだかわからないあなたも、ぜひ参考にしてください。
Contents
転職って新卒採用とどう違う?
転職とは、企業から見れば新卒採用に比べて様々な面で決定的な違いがあります。
業務経験が明確
新卒採用の採用条件には過去の業務経験はありませんが、中途採用で一番重要なのが、業務経験ということが大きな違いです。
新卒は、募集職種を絞って採用することはあまりありません。
新卒として採用し、研修やOJT、本人の希望などに基づき、様々な業種に配属されます。
しかし、中途採用は募集職種が絞られていて、応募者はその職種に応募するという点が、新卒採用と明確に異なるところです。
人材像が明確
採用側は、欲しい人材像が明確になっています。
たとえ大学卒業後に企業に入社してから2年程度の中途採用、いわゆる「第二新卒」であっても、欲しい人材像には業務経験が入るなど、欲しい人材像はかなり明確になっています。
既存社員との関係を常に思い浮かべながら、どの部分にどういう人を当てはめる人を採用するのかが明確になっています。
転職に有利な資格
あなたがもし転職でしたい仕事があるのであれば、その明確な欲しい人物像になるべく近づくようにしなければなりません。
そのために、もし業務経験が不足している部分があるのなら、それを補うために資格を取得する必要があります。
中途採用に有利な資格で、学歴がなくても誰でも取りやすいものを選んでみましょう。
まずは、業界にかかわらず中途採用を有利に進めるために持っておいたほうがいい資格です。
持っておいたほうがいい資格
普通自動車運転免許
昔は、普通自動車運転免許は誰でも持っていました。
高校卒業の春休みや、大学入学後の夏休みなどの長期休暇に、誰もが自動車学校に通いました。
しかし今は、若者があまり自動車に関心を払わない時代となり、必ずしも全員が自動車免許証を取らなくなっています。
営業職などは、客先周りに車を運転する機会が多いので、もしあなたが普通自動車運転免許を持っていないの誰ばすぐに取得するようにしましょう。
オートマ免許よりマニュアル免許の方が潰しがきくので、できればマニュアル免許を取りましょう。
MOS
MOSとは、Microsoft Office Specialistの略称で、ワードやエクセル、パワーポイントといったマイクロソフトオフィス製品の活用スキルを証明する資格です。
日本人は欧米人と違って日常的にキーボードを使うことに慣れておらず、また最近はスマホのフリック入力に慣れてしまっているので、案外若い人でもパソコンに慣れていない人が多くいます。
しかし、今や誰もがバリバリパソコンを使って仕事をする必要がありますから、自分のパソコン能力を証明する資格として、MOSを取得しておくことをお勧めします。
経験を積むに従って企画書や報告書などを作成する機会が増えてきますが、転職先に入ってからパソコンの基本的な操作を覚えるのと、入社してすぐにパソコンを使えるのでは全然違います。
日商簿記検定
民間企業で最低限必要な知識の一つとして、お金に関する知識が挙げられます。
経理部門だけではなく、営業や技術であっても、お金に関する最低限の知識を持っておくことは重要なことです。
今すぐに必要ない資格かもしれませんが、もっていることでビジネスマンとしての問題意識やチャレンジ精神などを高く評価されることでしょう。
経理を希望しない限り、簿記の基礎知識があることを証明できれば十分なので、簿記3級で十分でしょう。
秘書検定
今時秘書なんてほとんど存在していませんので、秘書検定は取得している人は少なくなってしまいました。
しかし、秘書検定はビジネスマナーやスケジュール管理など、ビジネスに関するかなり幅広い知識を習得していないと合格できないので、実はビジネスの現場ではかなり役に立つ資格です。
資格を取得しビジネスシーンに関する知識を持っていることをアピールすれば、採用に有利に働きます。
業界によっては有利になるかもな資格
業界によっては取得しておいた方がいい資格があります。
職種によってはその資格を持っていることが条件なものもありますが、職種が違っても業界で一目置かれる資格があります。
ファイナンシャルプランナー
金融・不動産など複数の業界で、資格を持っていると一目置かれる資格です。
ファイナンシャルプランナーを持っていることを採用の条件にしているケースはあまり多くはありませんが、お金のことに関してお客様に提案できる能力を持っていることの証明になるので、金融・不動産業界の採用で有利に働くことは間違いありません。
宅地建物取引士
不動産業界に絶対必要な資格、いわゆる「宅建」というやつです。
不動産業界ではこの資格を持つ人しか携われない仕事も多いほか、不動産業を経営するにあたり、従業員の5人に1人の割合で、必ず宅地建物取引士を置かねばならないという法律があります。
不動産業に新卒で入り、今バリバリの営業の一線で活躍している人たちは、普段の仕事が忙しく残念ながら取得していない人が多く取得できていない方が多くいます。
そういう状況ですから、だからたとえ営業などの現場の仕事でないとしても、不動産関係の仕事につく場合は、宅建を持っているとかなり就職に有利です。
転職に有利かどうか不明な資格
昔から転職に有利と言われていて、でも実はそうでもない資格があります。
無駄な努力をしないためにも、ここで明確にしておきましょう。
各種士業
各種士業はのうち、弁護士、行政書士、司法書士、社会保険労務士、税理士、中小企業診断士は、ネットで検索では転職に有利な資格として紹介されることが多いですが、実際にはあまり転職では有利に働きません。
弁護士資格は、一般企業のどの職種で役に立つというのでしょうか。
人事や営業は契約ごとが多いので弁護士が役に立つかもしれませんが、よほどの大企業でない限り、常に契約書を見ていることはあまりありません。
逆に、一般企業で弁護士資格を持っていると、理屈っぽくて動かないやつだという印象を持たれるだけでしょう。
士業は、取得するまでに相当の時間をかけて勉強し、資格取得後も様々な研修等が必要になりますが、それほ苦労して資格を取ったのであれば、なぜその資格をもっと生かす仕事をしないのかと思われるだけです。
TOEIC
TOEICは資格ではありませんが、高い点を取っていると転職に有利と言われています。
しかし外資系に勤めたいのであれば別ですが、それ以外であればそれほど有利には働きません。
日本の多くの企業は国内向けの仕事が主なので、英語を使う機会はまったくありません。
採用面接の時に何も実情を知らない役員にアピールするのにはTOEICの高得点は好都合かもしれませんが、実務では何の役にも立たず、しかし英語が得意なのは同僚に知れ渡っているので、やっかみの対象にすらなってしまいます。
自社の業務に英語が関係ないのにTOEICを評価するような採用をする企業は、経営理念と会社の仕組みがリンクしていないことが多い企業なので、入社しない方が賢明です。
まとめ
転職に有利な資格、学歴がなくてもだれでも取りやすいものをご紹介しました。
また、従来転職に有利と言われていたけど実は転職には全く役立たないどころか振りになる可能性のある資格もご紹介しました。
転職で評価されるのは、ズバリその人の今までの業務経験とその人のやる気です。
しかし、履歴書や業務経歴書ではなかなか業務経験ややる気ががわかりづらいのが実情です。
資格は、そのわかりにくい部分を公的に証明するものと考えましょう。
最低限企業で必要な業務経験や能力があり、かつ資格を取得するというやる気があることを証明するのが資格の役割です。
ぜひあなたも、無駄に資格取得に時間をかけず、採用に有利になるという観点から、サクッと資格を取ってぜひ転職を成功させてください。