ベンチャーへの転職はここに注意!あとで後悔しないための6つのポイント
あなたは今、どういう会社に勤めていますか?
社員数が300人以上の大きな会社?創業から何十年も経った歴史のある会社?
安定した会社に努めているあなたは、毎日がなんとなく退屈だと感がているのではないでしょうか。
そんなあなたは、もしかしたらベンチャーへ転職したいと考えていませんか?
ベンチャーなら、毎日が新しいことばかりで刺激に飛んでいると考えるのではないでしょうか。
隣の芝生が青く見えるように、ベンチャーも実際より楽しく見えるのかもしれません。
そんなあなたに、ベンチャーへの転職の注意点、後で後悔しない つのポイントをご紹介します。
Contents
ベンチャーって?
そもそもベンチャーってどういう企業を言うのでしょうか。
中小企業やスタートアップとの違いはどんなところなんでしょうか。
革新的な事業をしている企業
ベンチャーとは、革新的なアイデアや技術を基にして新しい事業を行なっている会社のことをいいます。
特にIT関係の事業を行なっていて、ベンチャーキャピタルなどの投資機関やクラウドファンディング から資金援助を受けている企業のことを言います。
スタートアップとの違い
ベンチャーと似たような企業として、スタートアップと呼ばれる会社があります。
スタートアップとベンチャーの違いは、ベンチャーは革新的なアイデアを基にして革新的なサービスを超中期的に取り組む企業ですが、スタートアップはベンチャーと同様な革新的なアイデアをもとにしていますが、短期間に結果を出すことを目的としています。
スタートアップはずばり、投機を目的とした企業です。
革新的なアイデアを業務にすると言っても、スタートアップの場合、初期の段階ではきちんとしたビジネスモデルがない、会社としてのかたちすら成していないということも多いようです。
スタートアップに比べると、ベンチャーはしっかりと事業を育てていき、社会に貢献して行くことを目的としています。
スタートアップに比べると社会貢献度が高いベンチャーですが、だからこその問題があるので、転職のときには注意する必要があります。
ベンチャーに転職する際に注意すべき6つのポイント
ベンチャーはなかなか楽しそうで、あなたも転職してみたいと思うかもしれません。
しかし、ベンチャーへの転職は後で後悔しないためのポイントがあります。
1.会社の資金が少ない
多くのベンチャーは、資金が枯渇している状態です。
革新的なアイデアであっても、それが社会に受け入れられるかどうかは未知数だし、ましてや利益を上げられるかどうかは全くわからないです。
そう言った状態ですから、投資からの資金援助を得られにくい状況なので、ベンチャーは常にお金が不足している状態と言えます。
経営者は革新的なアイデアの実現ではなく、資金を得ることばかり考えているベンチャーもあるくらいです。
2.労働環境はブラック企業以上に悪い
資金より革新的なアイデアで社会貢献しようとしている企業ですから、理想に燃えた人ばかりです。
そんな会社に入ったら、会社の利益や自分の給料より、社会への貢献が第一となります。
資金が少ないこともあり給料は遅れがちだし、社員数もそれほど多くないのでやることはたくさんで残業ばかりでも残業が出ない。
でも、理想が一番重要なので、労務環境の悪さに文句を言う人はいないし、文句を言ったら怒られちゃうような職場環境です。
超絶ブラック企業なのに誰もがブラック企業とは思っていない、そんな企業がベンチャー企業です。
3.突然潰れる可能性あり
ベンチャーはとにかく資金が厳しい上に経営者はお金より社会を救うことを考えている人ですから、会社経営というかお金に素人な人がほとんどです。
だから、お金が払えなくなってある人と全倒産、ということがあり得ます。
少しでも安定志向がある人は、ベンチャーへの転職は向いていません。
4.意外と人間関係が厳しい
ベンチャーは少人数な会社がほとんどですから、理想という目標を共有していても人間関係は結構複雑です。
大手企業の人間関係に疲れ、ベンチャーなら人間関係に苦労することはないだろうと思っていると見事に外れることが多いです。
大きかろうと小さかろうと、老舗だろうとベンチャーだろうと、人が数人集まれば必ず発生するのが人間関係の問題と思って間違いありません。
5.専門外のことをやらされる
何しろベンチャーは人数が少ないですから、自分の専門外や経験のない業務をさせられてしまいます。
せっかくエンジニアとして入社したのに、雑用を任されるのは当たり前。
経理で融資先との交渉を任されたり、営業で新規顧客開拓を任されることもあります。
技術系の仕事でも、自分の全く知らない技術を任されることもあります。
少人数ですから、知らないで放置すると会社が傾いてしまう業務もあり逃げているわけにはいきません。
ベンチャーはいろいろなことをやらされるので、自分の専門性を高めることはできません。
なので、自分の専門性を高めて市場で自分の価値を高めることはなかなかできません。
転職を繰り返して自分の市場価値を高めるつもりなら、ベンチャーへの転職はあきらめましょう。
ベンチャーは、とにかく自分のことを優先に考える人は、ベンチャーへの転職は向いていないのです。
6.軌道に乗ってからも安心できない
ブラック企業な創業期を過ぎ革新的なサービスがなんとか軌道に乗り利益が出るようになると、やっと社員を雇えるようになります。
今までやっていた雑用や門外漢の仕事を手放すことができると喜んだのもつかの間、安定してきて入社する人は大企業気質の人ばかりです。
安定思考、指示待ち人間、要求ばかり・・・
結局、事細かに引き継ぎをしたり仕事の指示をしないと仕事をしてくれない人ばかり入ってきて、門外漢の仕事を完全に手放すことなどできず、かえって手間がかかる感じで仕事が残ってしまいます。
また、ブラック企業でも我慢してやってきた人間からすると、信じられないくらい打たれ弱い人間ばかりでストレスが溜まることばかりになります。
ベンチャーならではの楽しさもある!
それでもハマったら楽しいのがベンチャーです。
お金では得られない人生の楽しさを味わうことができるでしょう。
ベンチャーの成功体験を味わってしまうと、多分普通の会社に行くことなどできないでしょう。
チャレンジは人間のロマン!
実はほとんどの人間は、安定よりチャレンジを求めています。
だからこそ、わざわざ子供を産んで苦労して育てたり、子育てが終わるとペットを飼ったりして、またわざわざ苦労をします。
だって、子供もペットも、成長を見ることができるのが楽しいのです。
苦しくても成長が嬉しい
会社もまた同様です。
安定した会社は、多くの人は実は楽しくないと思っているのではないでしょうか。
家族がいるからとか、老後を考えると、などと自分をごまかしている人がほとんどで、実は誰もがベンチャーでチャレンジしたいと思っているはずです。
実はベンチャーに向いていないという人はいません。
誰もがベンチャーでチャレンジする資質を持っているのです。
慎重かつ大胆に
ただ、誰もが内に秘めたベンチャーへの願望を持っているからこそ、もし本当にベンチャーに転職する機会に遭遇した時は、一歩下がって自分の環境を冷静に見つめる必要があります。
いくらチャレンジは人間の性分とは言っても、家族を路頭に迷わせてはしょうがありません。
蓄えをきちんと判断して、どれくらいの期間チャレンジできるかなどをしっかり判断したいものです。
まとめ
ベンチャーへの転職で、後で後悔しないためのポイントをまとめました。
人間の本分であるチャレンジ精神、後で後悔しないためにもぜひベンチャーへの転職で叶えて欲しいと思います。
しかし闇雲なチャレンジは絶対に失敗します。
せっかく今までのビジネスの経験があるのですから、その経験を生かして、冷静なチャレンジをして欲しいと思います。