インスタグラムを企業で活用するための3つのポイント
利用者の増加が著しいインスタグラムは、ぜひ企業の宣伝に活用したいところです。
特に日本の女性のインスタグラム使用率は、他のSNSと比べて格段に高いので、女性向け製品の宣伝には、インスタグラムは欠くことのできない方法です。
しかし、多くの企業では「インスタグラムって何?」って経営者が多いでしょうし、ましてやそれを自社の宣伝に使うなんて、広報担当者も悩むのではないでしょうか。
ここでは、ITに詳しくない企業の広報担当の方へ、インスタグラムの企業での活用について4つのポイントをご提案します。
インスタグラムってなんだ?
男性の場合、インスタグラムってなんだ?って人も多いと思いますので、とりあえず簡単に解説します。
「インスタ映え」なる言葉は知っていても、それが何を意味するのかを知らない男性は結構多いです。
インスタグラムはアプリケーションの名称
インスタグラムとは、日本ではインターネットにおける写真共有サービスと思っている人が多いですが、正式には、写真共有のためのスマホのアプリケーションのことを言います。
アプリケーションは、スマホを通じてインターネットとつながっていて、同じアプリケーション所有者と写真を共有することができるようになっています。
ただし、現在は世界中で月間10億人を超えるインスタグラムの利用者がおり、スマホのアプリケーションというよりはSNSという理解になっているのが現状です。
スマホからしか利用できない
スマホのアプリケーションということから、原則としてスマホからしかインスタグラムに写真を投稿できないような仕組みになっています。
閲覧はパソコンからもできるようになっていますが、写真の投稿は原則としてスマホからになっていて、タブレット専用のアプリすら現時点でも作られていません。
パソコンやマックからも写真を投稿できなくはありませんがあくまでも裏技であり、正式な利用方法ではありません。
スマホからの写真投稿が意味するもの
スマホからの写真投稿が主体となりますから、各自の日常生活を写真で共有するようになるので、食べ物の写真が多くなる傾向にあります。
食べ物以外でも、美し風景と感動した出来事などを、スマホを使えばすぐに多くの人と感動を共有することができるので人気が出ました。
インスタ映え
人気が出て多くの人がインスタグラムを使うようになったため、ちょっとした写真ではだんだん感動を呼ばなくなってしまいました。
そのため、多くの人に受ける写真を撮ろうという動きになってきたのが、いわゆる「インスタ映え」です。
インスタで映えるために、食べもしない食事に高いお金を出したり、立ち入り禁止の場所に立ち入る、やらせの横行など、インスタグラムの本来のもくてきを大きく逸脱した現象が多くなり社会問題化しています。
インスタグラムの収益構造
インスタグラムはベンチャーとして始まりましたが、2014年にFacebookに10億ドルで買収され、Facebookの子会社になりました。
インスタグラムの収入は、ほとんどが広告収入ですが、収入は現時点で飛躍的に伸びており、近い将来に親会社のFacebookを支えるようになるであろうと言われています。
Googleの検索結果よりインスタグラムを信用する
とある有名なインスタグラマーの発言によれば、
Googleの検索結果はSEO対策をしているから、本当に自分の欲しい情報は得られない。
インスタグラムのハッシュタグを検索した方が、リアルな情報をえらる。
とのことです。
若い女性を中心に、欲しいモノや行きたい場所を調べるためには、Googleではなくインスタグラムを使用することが多くなってきているのです。
インターネット広告はGoogleだけでは不十分
つまり、自社製品を検索してもらうのに、Googleだけでは不十分な時代が来たのです。
「インスタ受け」は、企業にも求められるようになりました。
インスタグラムを企業で活用するポイント
若い人を中心に、Googleよりインスタグラムの検索結果を活用するようになっています。
そんな時代に、自社製品、サービスを多くの人に知ってもらうためには、どのようにインスタグラムを活用したらいいのでしょうか。
インスタグラムのアカウントを取得し写真を投稿する
インスタグラムのアカウントを取得し、自社製品やサービスの写真を投稿するという方法が一番オーソドックスな方法です。
通常の写真投稿では、Twitterやfacebookと同じように、他の投稿があるとあっという間に見られなくなってしまいます。
定期的にインスタグラムのユーザーに写真を表示させるためには、インスタグラムに広告費用を払う必要があります。
インスタグラムに広告費用を払えば、その費用の額によって、インスタグラムのユーザーに触れる機会が増えていきます。
人気のインスタグラマーに自社商品を使った写真を投稿してもらう
前出の著名なインスタグラマーに言わせると、インスタグラムの企業広告は「ダサい」とのこと。
クリックする気すら起きないとのことです。
企業は、無理にインスタ映えを狙うより、人気のインスタグラマーに製品やサービスを使ってもらって、その様子をインスタグラムに投稿してもらう方が、より効果的にインスタグラムでの広告になるかもしれません。
フォロワーが多い人にお願いする
インスタグラムは、Twitterと同様に「フォロー」というシステムがあ理、気に入ったユーザーの写真だけを見ることができるようになっています。
人気のインスタグラマーになると、フォローが何万人にもなりますから、その人の写真の影響力は絶大なものになります。
フォロワーが多いインスタグラマーに、自社のサービスや写真を使って、それをインスタグラムに投稿してもらえれば、直接何万人にも広告を出したのと同じことになり、不特定多数に向けて打つマスメディアの広告より、より効果的であると言えます。
ターゲットの支持を多く受けているインスタグラマーに広告を依頼すれば、手軽にターゲット向けの広告を打つことができます。
自社サイトやSNSと連動する
投稿を自社サイトと連携する
インスタグラムは、ブログやホームページと連携することができます。
WordPressであれば、ブログの投稿をインスタグラムと連携させることができます。
また、インスタグラムの投稿を自社サイトに表示させインスタグラムへのリンクを貼ることができます。
他のSNSと連動する
インスタグラムは今やSNSの一種ですから、FacebookなどのSNSと同じように、フォローワーを増やすと、それだけ多くの人にインスタグラムにアップした画像を見てもらえるようになります。
特にFacebookは、インスタグラムの子会社ですから、Facebookとの連動がとても簡単になっています。
インスタグラムのアプリに写真を投稿しようとすると、Facebookに同時投稿できるようになっていますので、インスタグラムと同時に簡単にFacebookに写真を投稿することができます。
インスタグラムアプリは、Facebookと同時にTumblr、Ameba、ミクシィに同時に投稿できるようになっています。
その他のSNSも、インスタグラムのコメント欄にアドレスを記入すれば、インスタグラムとSNSを簡単にリンクすることができます。
ただし、投稿先からインスタグラムへのリンクが貼られるわけではありませんので、一生懸命同時投稿しても、厳密な意味ではインスタグラムとの連携とは言えません。
完全に連携させるためには、インスタグラムの投稿から、リンクをコピーしてリンクしたいSNSの投稿にコピーしなければなりません。
まとめ
インスタグラムを企業で活用するための3つのポイントをご紹介しました。
今はインスタグラムは、インターネット広告の中でも重要なポイントを占めるようになりました。
あなたの会社でも、ぜひインスタグラムの活用を検討して見たらいかがでしょうか。
より多くの顧客にリーチできるようになるでしょう。