シニア向け仕事を探してる?絶対に経験を活かした職種にすべき3つの理由
最近は、シニアの方が仕事をするケースが多くなりました。
最近は、人手不足ということもあり、以前は若いアルバイトしか雇っていなかった職種でも、シニアに向けの仕事としてアピールするケースが多くなってきました。
シニア側も、晩婚化などによる年齢が高くなってから子供が生まれたため、定年後も教育費を払う必要があるなど、定年後に悠々自適というわけにもいかなくなっていると一事情があります。
困難事情の中、最近増えつつあるシニア向けの求人について、経験を生かした職種にしないと大変なことになる理由についてまとめてみました。
今時のシニアにある仕事
今時のシニアが向け、シニアの求人が多い仕事にどんなものがあるのか調べて見ました。
ファーストフードやコンビニの販売
かつては学生アルバイトの定番だった、ファーストフードやコンビニの店員が、シニアに向けて求人を強化しています。
近年は、若年人口の減少を理由にアルバイトに応募する人が少なくなり、ファーストフードやコンビニの販売員確保は至難の業となっていますので、シニア層にターゲットを定めた採用になっています。
警備員
昔からあるシニア向けの仕事ですが、夜勤が多いのが特徴です。
仕事自体は、管理的な要素が強いので、体力が必要な仕事はあまりありません。
交通整理員
最近は、ちょっとした工事でも道路整理要員を配備する必要があり、様々な場所でシニアが交通整理をするシーンを見かけるようになりました。
平日昼間の勤務が多いので気軽ですが、夏などは炎天下の業務も多く、シニアにはきついかもしれません。
役員運転手
大手企業の役員の運転手の仕事です。
若年労働者の不足とともに、運送業界は慢性的な労働力不足に悩まされていますが、役員運転手は二種免許が必要なく、労働時間も平日昼間が多いことから、シニア向けの仕事と言えます。
運転中は役員の話し相手になる必要もあることから、ある程度の社会経験者であるシニアにうってつけの仕事でしょう。
不動産営業
最近は、アパート経営などのシニア層を狙った各種営業も多くなってきています。
これらの仕事の特徴は、シニアでも現役並みの年収を得られる可能性があるということでしょう。
特に顧客層が同じシニアの場合は、話し相手としても適切であり、シニア向けの仕事と言えます。
無理をすると大変なことになる3つの理由
メンタル的に大変
販売員はわがままな客を我慢できない
逆に、自分の経験を考えないで仕事を選ぶと大変なことになります。
接客の大変さは、やってみたことでないとわかりません。
法人相手の営業とはまた違った大変さがあります。
大きなビジネスを動かしていた人からすると、単価の割に客の態度が横柄だと思うでしょう。
一度そう思ってしまうと、心の中の偏見を修正するのは、大変時間がかかります。
客の横柄さを当然と思い対処することに楽しさを感じるようにならないと、例えファーストフードやコンビニの店員でも、なかなか難しいと感じるはずです。
夜勤は家族もメンタル的にきつい
警備員は夜勤が多いから、慣れていないと自分も大変だけど、家族が大変です。
家族と合う機会が極端に減ってしまって、突然の熟年離婚なんてことになりかねません。
交代制勤務についている人でないと、夜勤の大変さは絶対にわからないでしょう。
営業ややっぱり営業経験者じゃないと大変
アパート経営は同年代相手ですが、同年代だからこその大変さもあります。
また、後がない年齢ですから、絶対に失敗したくない気分で臨んでくるので、客の要望がかなり厳しいことが多いです。
そんな中、会社の方針に従って、場合によっては自分が売りたくない商品を売らなきゃならないこともあり、そう言った経験者でないと、精神的に追い込まれてしまいます。
効率重視の人は空き時間の多い運転手はメンタル的にきつい
運転手は、長時間椅子に座っていることが多く、拘束時間の割に稼働している時間が少ないので、効率重視で仕事をしてきた人には、時間の使い方が非効率に感じて、耐えられないでしょう。
例えば、タクシー運転手の経験者でも、役員運転手には向かない加納瀬があります。
しかし、例えば営業などでじっくりと顧客に向き合っていた人には向いているはずです。
シニアになってからのメンタルヘルスは、相当にきついものがあります。
体力的に大変
シニア向けの仕事はなぜか体力が必要なものが多い
若年労働者が足りないからシニアの採用を行なっている仕事は、長時間の立ち仕事が多く、日頃鍛えていないことが多いシニアには大変きついです。
販売などの立ち仕事を経験していれば、まだ、力の抜き方もわかると思いますが、未経験者は、たとえ体力に自信がある人でも、1日で参ってしまう可能性は高い、それほど過酷です。
外回りの営業もなかなか体力的にはきついですから、事務仕事中心の人には、体力的にかなり辛いことになります。
しかし、外回り営業の経験者であれば、この大変さは当然のことと感じるでしょうからなんともないことです。
経験していないことはなんでもきつい
仕事によって使うべき体力は異なりますから、経験職種でないと、どんな仕事も体力的にきつく感じることでしょう。
経験者でなければ、例え事務仕事だって体力的にきついでしょう。
ちなみに事務仕事は、8時間以上も机に向かって上司の監視している気が抜けないなかひたすら事務作業をしなければならないという、大変きつい仕事であることは、経験していない人にはわからないことです。
給料が低くて大変
ファーストフードやコンビニの販売員の給料は、経営者としては人件費ななるべく低くしたいので、シニアは年金をもらっているから、低い給料でも構わないだろうと判断して、若者と大して変わらない金額になっています。
労働の対価としては、シニアが直前までもらっていた給料とは雲泥の差になってしまいます。
何億もの仕事を扱い年収数千万円の給料をもらっていた人が、数百円の商品を一つ一つ丁寧に扱い、その対価が時間1,000円の給料を耐えられるかかということです。
住宅ローンを抱えていると、いくら働いても全て住宅ローンの返済と子供の養育費に回ってしまい、あなたの自由になるお金は無くなるはずですから、余計に給料の低さが気になってしまうことでしょう。
経験のない職種だと給料の妥当性が評価できない
経験のない職種だと、その職種の給料の妥当性が評価しにくく、過去の自分の経験だけで単価を評価してしまいます。
自分の仕事がどれくらいの利益を出しているのかではなく、自分の過去の価値だけで自分のいまを判断すると、自分が今もらっている給料の低さに耐えられなくなってしまいます。
シニアこそ仕事の大変さがわかる経験を活かした仕事にしよう
シニアにふさわしい仕事に就職しようと、シニアを募集している仕事に安易に就職する人は多いですが、結局勝手がわからず辞めてしまうことになります。
自分の経験を生かそう
自分の経験した仕事であれば、給料が多いか少ないかもよくわかるし、何より、若い人のような労働力を提供できなくても、若い人には絶対にない「経験」という素晴らしいものを提供できます。
シニアは「経験」で社会に還元
シニアは若い人と同じように仕事しようとしても、所詮若い人には体力では勝てません。
だから、今までの「経験」で、若い人をサポートしてあげられるような仕事をするようにしたいものです。
まとめ
シニアが仕事を探す際に、絶対に経験を生かした職種にすべき3つの理由をまとめました。
シニア向けの仕事というのは、実はシニア向けに相応しい仕事というわけではありません。
体力的にも、メンタル的にも、収入的にも、どちらかというと若者向け、というか若者もなかなか引き受けないきつい仕事が多いのです。
そういったことを理解できる、自分が経験した職種を選ぶべきでしょう。