ダメ社員で困っている?仕事が出来ない人をグイグイ伸ばす教育法を、どこよりも詳しく徹底解説。
売り手市場である今、多少仕事ができない人でも採用をしなければならないことも増えてきたのではないでしょうか。
昔からどうしても仕事ができないダメ社員はいたものですが、昨今はダメ社員に悩まされる人も増えたかと思います。
ダメ社員で困っている、そして仕事ができない人をどう育てたら良いの分からない。
なんとか育てようとしているのに全然育ってくれない。
そんな悩みを持っている人が多いですね。
今回はそんな人に向けて、仕事ができない人をグイグイ伸ばす教育法を解説していきます。
Contents
仕事が出来ない理由を見つける。
仕事ができない人に「やる気を出せ」「しっかりしろ」などと言ってもほとんどの場合効果がありません。
また、「気を付けて」などの曖昧な言葉を投げかけてもほとんど無意味に終わります。
やればできるのにやる気がないだけ…ならまだしも、本人にやる気があるのに仕事ができないダメ社員に対しては精神論だけでは何も改善されません。
なぜなら、本人も周りもなぜ仕事で失敗をしてしまうのか、明確な原因が分かっていないからです。
具体的に原因が分からないまま「しっかりしないと」「頑張らないと」と気持ちだけで対応しようとしても疲弊をして終わってしまいます。
それでは本人も周りもつらいだけですね。
仕事ができない具体的な理由を見つけることが、改善の第一歩なのです。
医者が治療をする前に、まずは体の悪い場所を特定するのと同じです。
まずはどこに仕事ができない理由があるのかを見つけることが大事なのです。
それでは、どのようにして仕事ができない理由を見つければいいのでしょうか?
何が出来ないのかをリストアップする。
なぜ仕事が出来ないのか、具体的にどこでつまずいているのか?
根本的な原因を見つけるためには、ダメ社員が何をどう出来ないのか、何を失敗しているのかなどをリストアップしてみましょう。
普段からダメ社員を観察して、メモを書き込みリストを作りましょう。
何もかもが出来ない人はなかなかいないと思います。
観察をすれば分かると思うのですが、ほとんどの人は失敗の傾向があるのです。
例えば
- いつも書類整理や書類の作成でつまずいている。
- 指示の内容を曖昧に理解したまま仕事に取り掛かる。
- 報告が遅いせいでいつも仕事でつまずいている。
- いつも仕事の内容に見落としがある。
など何が出来ないのか、どこで失敗をしているのか傾向があると思います。
これが仕事が出来ない理由の原因を探るヒントになります。
では、完成したリストを利用して仕事が出来ない原因を見つける作業に入りましょう。
共通項を見つける。
ダメ社員の出来なかったことや、失敗などをリストアップすると共通項が見つかると思います。
例えば
- 全ての失敗に伝え方の問題が絡んでいる。
- すべての失敗にチェックの甘さが絡んでいる。
- すべての問題に対して、行うことを明確化できていない。
など、ダメ社員の失敗を並べると共通の原因が浮かび上がってきます。
これらに共通した原因こそが、ダメ社員になってしまっている根本的な原因なのです。
ダメ社員がダメ社員で居続けているのは、根本的な失敗の原因に本人も周りも気づけていないせいも多いです。
または、失敗の原因に気づいたとしてもそれを修正できる人がいなかったのでしょう。
とにかく、ダメ社員たらしめている原因が分かれば道は開けたようなものです。
原因さえ改善してやれば、ダメ社員はダメ社員から卒業することが出来るのです。
本当の理由はマインドにある。
人間の能力には大して差がありません。
それでも出来る社員と出来ない社員に分かれてしまうのはマインドの差が大きい場合が多いのです。
例えば書類のミスをしてしまう社員と絶対にミスをしない社員の差はどこにあるでしょうか?
単純に、書類のミスを確認する習慣があるかどうかの差でしかない場合がほとんどです。
つまり出来ない社員になる原因はマインドにあるのです。
マインドを変えるだけで出来ない社員が出来る社員になるんです。
出来ない社員なっている原因を、マインドを変えることにより改善し、出来る社員へと育て上げるのが上司であるあなたの役目なのです。
そのために、下記を明確にする必要があります。
欠点を改善できない理由を見つける。
ここでひとつ考えてみましょう。
なぜ、ダメ社員は今まで欠点を改善することが出来なかったのでしょうか。
欠点を改善するには、今まで改善できなかった理由を見つけることが大事です。
欠点に気づいていない場合
そもそも、ダメ社員が自分の欠点に気づいていない場合があります.。
つまり、なぜかいつも失敗をしてしまうことは分かっていても「なぜだろう」で終わってしまっているのです。
真面目な人ならば自分の欠点について分析しようとしているかもしれませんが、自分のことは自分ではなかなか分からないものです。
だからこそ、第三者であり教育者であるあなたが欠点を明確にして伝える必要があるのです。
欠点を改善する気がない場合
真面目な社員ならば、本人が気づいていない欠点を指摘するだけで、改善に向かって動き出すでしょう。
しかし、そもそも欠点を改善する気がない場合もあります。
自分の欠点を認めることができなかったり、そもそも改善をする気がないという場合。
改善をする気がないならなんとかやる気になってもらうしかありませんが、これは本人の気持ちの問題なので本人の意思がなければ意味がありません。
欠点を改善させる。
欠点が具体的に明確化され、本人も欠点改善の意識があるならば、次は改善のフェーズです。
欠点の改善をすることでダメ社員に自信が付き、優秀な社員へと進化してくれることでしょう。
では、欠点を改善する方法について解説していきます。
欠点の改善方法を教える。
ダメ社員に失敗をしてしまう原因を教えたところで、本人の力で改善をするのは難しいでしょう。
なぜならここに至るまで、ダメ社員が自分自身を変えることができていなかったからです。
自力で改善ができない可能性がものすごく高いのです。
ほとんどの場合、どうすれば改善するのか、自分では方法が分からないのです。
ですので、欠点を改善する方法を教えることがファーストステップになります。
ダメ社員は仕事の基本のうちどこかが抜け落ちている場合がほとんどです。
ですので、基本を踏まえた上で改善する方法を考えれば自ずと答え見えてくるでしょう。
例えば書類作成でミスばかり繰り返しているならば、ミスを少なくする方法や必ず見直しやダブルチェックをさせるなどを伝えましょう。
「そんなことも分かっていないのか」と思うかもしれませんが、当たり前の基本がすぱっと抜け落ちているのがダメ社員なのです。
逆に言えば、そこさえ改善すればダメ社員を卒業させることができる可能性があるのです。
改善をさせるためには、下記のように日常的な練習が必要となります。
日常的な練習の場を用意する。
ダメ社員が失敗してしまう原因が同じだということ分かりました。
そして、欠点を明確にすることが大事だということ。
さらには欠点の改善方法まで明確にして伝えることができました。
しかし、ほとんどの人間は明日から変われと言われても変わることができません。
一度や二度教えただけで改善されると期待をすると、痛い目を見ます。
ダメ社員に、苦手な仕事を毎日少しずつやらせてこまめにフィードバックを行うことにより、徐々に弱点を克服させることができます。
スポーツでも勉強でも、毎日の反復練習により苦手分野を克服することができるということは、実体験でご存じの方も多いでしょう。
仕事も同様、苦手なことがあれば毎日のように反復練習をさせるのが一番なのです。
もちろん、苦手なことばかりさせていてはダメ社員のメンタルにも問題が出てきます。
毎日限定的に時間を作り、苦手なことを練習させるのはその時間だけにしましょう、
早くて一ヶ月、遅くても半年以内には立派に成長をして優秀な社員に進化してくれることでしょう。
まとめ
- まずは失敗をリスト化して共通項を探し原因を見つける。
- そしてなぜ失敗してしまうのかを明確化する。
- 失敗をしないために反復練習を行う。
以上の方法でダメ社員を優秀な社員に成長させられることが分かりました。
これは何もダメ社員だけではなく、誰にでも使える有効な弱点の克服トレーニングです。
仕事だけではなく、スポーツや勉強など全てのことに共通して使うことができます。
ダメ社員をデキる社員にすれば、あなたの評価も上がりますよ!