成功者が心がけている4つのコト!ポジティブ思考になるには
筆者は人脈だけには自信があります。
筆者の周囲には、成功者と言われる人がゴロゴロいるのです。
個人的見解になるかもしれませんが、世の中で「成功者」と呼ばれる人は、ものすごいポジティブ思考の持ち主だと感じています。
そして、成功者は初めから成功者ではなく、初めはタダの人だったはずなのに、気付いたら他の人に比べて抜きん出ていて、「成功者」と言われる人に変身しているのです。
その過程で、一般の人は気にもしないことに気を止めたり、一般の人が避けて通る道を敢えて通ってみたり、普通の人がしないことをわざわざ試みて、その都度チャンスを捕まえて、のし上がっているような感じもします。
その普通の人がしないことをして、成功の道を探し当てているカギは、勇気や強運なんてものではなく、努力と根性と果てしないポジティブ思考にあるのだと思います。
そこで今回は、筆者が周囲の成功者から日常的に聞いた話を元に、「成功者が心がけている恐るべしポジティブ思考のコツ」だと日頃から感じている個人的見解をご紹介します。
Contents
1.ポジティブ思考は不運も価値あるものにする
「神様は超えられない試練を与えない」という言葉は多くの人が聞いたことがあるでしょう。
どうしようもない不運に見舞われたときに、諦めて撤退するか、その試練を乗り越えるかによって、その人のその後の人生が変わってきます。
でも、逃げた方が良いこともあるかもしれません。
さて、逃げるべきか、挑むべきかを迷ったときには、考えることは次の点ひとつだそうです。
『逃げてその後どうするのか?』vs『挑んで勝ち目があるのか?』
(1) 逃げてその後どうするのか?
逃げた後のことを考えてみましょう。
逃げた後の人生の方が楽しそうなら、そっちに進むのもありでしょう。
でも、逃げたら今の自分のままです。
今のままで良いのか?
無難な人生も幸せのひとつの道です。
何もない人生が、何よりも大切だと思い知ることもあるかもしれません。
(2)挑んで勝ち目があるのか?
大きな石山も、一つ一つ石を除けていくと、いつかは地面が現れる…かもしれない。
だから、取り敢えず得策がないときは、できることを一つずつ片付けていくのだそうです。
でも、頑張って挑む場合を考えるときは、下記のことをまず考えるのだそうです。
- 破産
- 大切な人や物を失う
- ストレスや過労で身体や心の病気になる
- 命を落とす
これらの可能性がなければ、挑んでみる方を選ぶそうです。
成功者は、負けず嫌いの人が多いのでしょうか?
挑んでみないと、できないかどうかはわからないのだから、まかり間違って、試練を乗り越えたら、新たな景色が見えてくるかもしれないのです。
「リスク管理」という言葉があります。
これは、過去のデータから、統計論で失敗しない道を探して進んでいく方法です。
でも、未来は自分が開拓していくのだから、過去の経験にない想像を超える何かが待ち受けているかもしれません。
頑張っていたら、神様のご褒美で、とんでもない人と巡り会って、ダイヤの原石を見つけてしまうかもしれないのです。
失敗は成功の元です。
将来の予測が何も立たないなら、今目の前にある試練に挑んで見るのも、新たな人生に出会えるチャンスかもしれないのです。
失敗したら、その時はその時です。
この楽天的な思考がポジティブ思考を助けているのかもしれません。
(3)成功者は敢えて茨の道を行く?
結局、成功者は、より高見にいる自分を探しに不運を乗り越えようと挑んで見るのです。
試練は、今のあなたでは、次に勧めないから、神様が試練を与えているのです。
「これを乗り越えたら、何かが得られる!」
そう信じる力があるから、成功者は試練に挑めるのです。
どこまでも未来の自分を信じる力、それが成功者にはあるのです。
2.ポジティブ思考は信じる力と味方を生む
(1)成功者は周囲の人の力を信じている
成功者は、必ず人格者です。
人格者でないと人はついてきません。
成功者は、人は一人では何も成し遂げることはできないことを知っています。
何かを成し遂げるには、その道のプロの先輩の教えや、その道を際立たせる他のプロの助けがあった方が、情報がたくさん集まって、自分だけでは思いもつかない、より合理的な方法を探ることができるのです。
情報をたくさん集めて、その点と点を繋げて線にするのは、成功者の力です。
誰もが知っている常識のような情報も、繋げて線にしてみたら「発明」になるのです。
そのヒントをくれるのは、自分ではなく、多くの場合、周囲の人の何気ない呟きだったりするのです。
(2)成功者は恩を忘れない
人というものは「受けた仇は石に刻み、施した仇は水に流す」生き物です。
でも、成功者は「受けた仇は水に流し、施した仇を石に刻む」ことにしているのだそうです。
「出る杭は打たれる」という言葉がありますが、打たれてしまうのは、「施した仇を水に流して」忘れてしまっているので、自分が成功したときに足を引っ張られるのです。
嫉妬や妬みだけで、何も悪くないのに、足を引っ張られることもありますが、そんな時は、助けてくれる誰かがいれば、出る杭として打たれても生き残れることができるわけです。
そんな助けてくれる誰か(味方)を得るためには、普段から、他人の恩に感謝をし、その感謝を忘れず、自分の成功は誰かのお陰だと、いつも感謝しているのです。
「感謝の気持ち」と「謙虚な気持ち」をいつも持ち続けている成功者なのですから、いつの間にか周囲から尊敬される人格者になっているのも不思議ではありませんよね。
そんな人に、周囲がついてきてくれて、ピンチの時に助けてくれるのも予想できます。
そんな後ろ盾となる味方がいるのが当たり前という幸せな状況に常にいるのですから、ポジティブ思考になりやすいのかもしれませんね。
(3)成功者は人の気持ちに敏感
成功者は人の気持ちに敏感です。
様々な経験をしてきた人だからこそ、他人の気持ちを想像することに長けています。
成功者の言葉は時に厳しいかもしれません。
でも、必ず後からフォローがあります。
成功者が厳しく叱ったのは、その人のためです。
自分の若い頃に似ていたり、力になりたいと思う人、興味がある人にしか、厳しく当たったり、助言をしたりはしません。
成功者は忙しいからです。
そして、成功者は、口を出したからには、その人の事を見守っています。
フォローもします。
でも、そのフォローは成功する見込みのある人にしか通じないものかもしれません。
なぜなら、成功者に叱咤されて、ポジティブ思考になれないどころか、成功者の言葉を恨んでしまうかもしれないのです。
そうなってしまった人に、成功者のフォローは届きません。
成功者が自分のために言ってくれた苦言であることに気付くチャンスを逃してしまうからです。
例:こんな話を聞いたことがあります
ある若い研究員が、有名な教授に自分の研究を酷評され、教授室を出た後、悔しさの余りゴミ箱を蹴り倒したそうです。
その音はもちろん教授の耳にも届きました。
教授は、他の大学に異動する彼に、分厚い手紙を渡したそうです。
その手紙が読まれたのは、数年後、その教授が亡くなった後です。
その手紙には、彼の欠点が長所を消してしまっていること、研究の疑問点と彼の研究がもっと評価されやすい論文の書き方詳細に書いてあったのだそうです。
そして、最後に「酷評したことがマイナスに働いてしまった」と教授自身反省したこと、教授の思いと他大学へ去る彼への激励の言葉が書かれていたそうです。
その話を、彼は教授の奥さんにして、「お礼を言うことができないまま教授が逝ってしまった」と泣きながら謝ったそうです。
彼は教授のフォローに気づき、教授の言葉を実行し、現在は大企業の研究所の所長になっているそうです。
つまり、成功者のフォローに気付いた人だけが、第2の成功者になるのかもしれませんね。
3.ポジティブ思考はまっすぐな気持ちから生まれるもの?
(1)策略や裏切りは遠回り
成功するために、成功者の道を歩み続けるためには、その道から外れそうになる時もあるのです。
そんな時、人によっては、策略を巡らしてズルをしたりウソをついたり、その結果誰かを裏切ることになっても、成功の道を歩み続ける人もいるかもしれません。
でも、そういう人は、自分が施した仇によって、その道からゴール寸前で引きずり下ろされる事の方が多いのです。
世の中そんなに甘くありません。
これは、筆者の家の菩提寺のごいんげ(和尚さん)の説をご紹介しましょう。
「人間の仕返しほどアホらしいものはありません。
その人のことを考えるより忘れてしまいなさい。
あなたが考えなくても仏が罰を与えてくれます。
人間が施す罰なんてたかがしれています。
それに対して、仏の与える罰は、その人の人生で最高の栄華を誇っているときに崖の上から突き落とされる不幸。その人間が立ち直れないほどの大きな罰となるのです。
だから、仏が下す罰ほど恐ろしいものはないのです。」
要するに、昔施した仇を、本人が忘れた頃にその罰が襲いかかってくるというわけです。
恐ろしい話です。
施した仇よりも何十倍も何百倍も大きな罰を受けることになるのです。
だから、策略や裏切りは、近道のように見えて遠回りなのです。
もうすぐゴールというときに、今まで自分が施した策略や裏切りに遭った人たちの恨みによって、引きずり下ろされるわけです。
怖いですね。
(2)正直者が勝つ思考がポジティブ思考の源
失敗したときは正直に謝って、誠実に生きていれば、仏の罰を受けることがないのです。
「正直者は損をする」という言葉があるように、「正直に誠実に生きてきたら損ばかりの負け組になった」という人もいるでしょう。
それは、騙されたとき、損をしたときに、あなたが何も学ばなかったからです。
人生に起ることには意味があるのです。
人は必要な試練を乗り越えなと、試練は何度も何度も乗り越えるまで繰り返されるのです。
「正直者は損をする」こともあるでしょう。
でも、それは一度だけ。
その後の人生は、その経験を活かして、同じ過ちをしないように見る目や判断力を養うべきなのです。
悲しいことや辛い事が起ったときは、試練の時です。
そこで何を学ぶかによって、その人の価値が決まってきます。
正直に誠実に生きるためには、物事をポジティブにとらえて、周囲を恨まず、誰のせいにもせず、起った出来事を真っ向から受け止め、それに立ち向かっていく勇気があれば、ポジティブ思考になれるのです。
根拠のないポジティブ思考になれるのは、正直に誠実に生きてきた証かもしれません。
「成功への道から外れてしまった」と本人が思っていても、ただ別の道を歩いているだけだったのかもしれません。
そして、別の道は、多くの場合、周囲の人よりも気高い山の頂上の成功者のゴールである場合が多いのです。
4.ポジティブ思考を支えるのは自分よりも大切なかけがえのない誰か
(1)ポジティブ思考を持ち続けるのは難しい?
正直に誠実にまっすぐに生きていくのは、単純で、簡単なことのようで、最も難しいことです。
ポジティブ思考を持ち続けるのも、くじけそうなときが必ず訪れます。
人の心には、天使と悪魔が住んでいます。
自分をダメにする悪魔の声は、天使の力が弱っている時に囁き始めます。
その言葉(誘惑)に耳を傾けてしまったら、もう成功の道から外れてしまいます。
あとは落ちるばかりです。
楽な道を歩いて、成功するわけがないのです。
自分の心が悪魔に支配されないように、一瞬の隙を見せないように生きていくには、自分の力だけではどうにもなりません。
先の見えない不安や恐れは誰にでもあるのです。
その不安や恐れに負けずに自分を信じ続けて頑張るのは、自分一人では到底無理なのです。
(2)心の支えになる人の力は大きい?
ポジティブ思考は、人生を幸せにするためのものです。
成功者には、他人が「輝かしい成功」と讃えるものよりも大切な家族や愛する人やかけがえのない味方が側にいるものです。
そんなふうに自分よりも大切な人がいる人は、その人のことを思い浮かべるだけで、悪魔の声をはね除けることができます。
そういう「心の支えになる人」がいるだけで、人は強くなれます。
その人の笑顔や励ましがあるだけで、試練を簡単に乗り越え、自分を信じることができるのです。
ポジティブ思考になるには、自分を信じる力が何より重要なのです。
その人に嫌われないように、尊敬されたい、好きになってもらいたい、喜ぶ顔が見たい、それだけで頑張れるのです。
当然、その大切な人に言えないようなことはしませんから、ポジティブ思考で、正直で誠実な人生を歩むことになるのです。
まとめ
いかがでしたか?
精神論のようになってしまいましたが、昭和の成功者はほとんど信心深かったり、神や仏にすがったりする人が多いのです。
困ったときの神頼み、仏様頼みです。
平成の時代は、成功した人の言葉や、成功するための思考論等のさまざまな本を読んでその人の真似をしていく人も多いでしょう。
でも、誰かの真似では、二流にしかなれません。
成功者は、自分の方法で独特の道を歩んでいます。
あのホリエモンさんだって、粉飾決済で失敗した後は、テレビ朝日「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に出演して、過去の自分の「しくじった」自分を披露しています。
現在のホリエモンさんの名言集を見て下さい。
簡単なことばかりです。
でも、実行するのは難しい、人がしない失敗や苦労、他人の裏切りや集まってくる人、そして離れていく人を見て、傷つき、そして立ち直って、人生の辛酸をなめてきたからこそ出てくる言葉ばかりです。
そして、成功者には、必ずその人の「名言集」というものがあるのです。
成功者のほぼ全てが、辛酸な時期を乗り越えてきています。
そして、裏切りや失敗等様々な試練を乗り越えるとき、「本当の味方と味方ではない人がはっきりと区別される時」を目の当たりにしているのです。
それを受け止めた上で、離れていった人を恨まず、反面教師として人生の教訓にし、ポジティブ思考でまっすぐに進むとき、必ず誰かが助けて別の成功へ繋がる道へと導いてくれているのです。
そんな時にその人独自の「人生の名言」が生まれます。
それは、皆同じような意味かもしれません。
でも、言葉は心の翻訳機に過ぎないので、その人の人柄や経験によって、表現する言葉が変わってきます。
だから名言集は人それぞれなのです。
人生は案外単純なものなのです。
単純なポジティブ思考で、努力と根性で、失敗も、自分には必要だった価値ある経験にしていきましょう。
そして、あなた自身の名言を生み出せる人生にしていきましょう。