「株主優待の桐谷さん」を真似しよう!株主優待で生活を豊かにする方法とは?

桐谷広人さんってご存知でしょうか。

元プロ将棋棋士であるとともに、個人投資家としてとても有名な方です。

日本テレビ系列のバラエティ番組「月曜から夜ふかし」内の不定期コーナー「株主優待で暮らす桐谷さんシリーズ」で大ブレークしました。

桐谷さんは、保有する株の株主優待で生計のほとんどをまかっていることが特徴で、最近は財テクでバラエティ番組や講演会などにひっぱりだこです。

でも、本当に桐谷さんのように、株主優待だけで生活することができるのでしょうか。

株主投資はしてみたいけどちょっと怖なと思っているあなたに、桐谷さんのように株主優待で生活を豊かにする方法についてお教えします。

 

株主優待とは

会社によって株主優待は千差万別です。

株主優待は、配当と異なり法律でしなければならないと決まっているわけではないので、株主優待をしていない株式会社も数多く多く存在します。

日本独特の習慣

本来であれば、株主への還元は配当でのみ行うべきで、株主優待という回りくどい制度は、桐谷さん曰く日本独特の制度だそうです。

投資信託経由で株を購入する欧米と異なり、日本は個人が直接株券を持つ傾向が強いことから、個人株主の人気を得るための一環なのでしょう。

株主優待を廃止する企業もある

株主優待は、日本人に合った制度でもあるため、海外の株主に株主優待を送付するということはほとんどの企業では行われていないため、配当のみを期待する海外投資家にはあまり評判の良い制度ではなく、株主総会での海外投資家らの不満により、株主優待を廃止した企業もあります。

株主優待にはどんなものがある?

株主優待の内容はどういうものがあるのでしょうか。

自社サービスで優待

航空会社や鉄道会社の交通系会社のチケット優待は有名ですね。

あくまでも優待で無料サービスでないところがポイントですが、株主優待割引きサービスはとても人気です。

航空券割引

ANAの株主優待は、人気の株主優待ランキングの上位の常連です。ただし、株主優待でタダで飛行機に乗れるわけではなく、普通航空運賃50%割引でしかも座席数が限られるということなので、最近は正規航空運賃もかなりの割引率だし、株主優待のありがたみは相対的に下がっていると言えます。

自社販売店で割引

イオンは、全国のイオン、マックスバリューなどの直営店での買い物で、湯対カードを提示すると現金やポイントでキャッシュバックしてくれるという優待があります。

上限は100万円までですが、3,000株持っていると7%が返礼されます。

自社製品の配布で優待

日清食品も常に人気株主優待の上位にランクインする企業ですが、この会社の株主優待は自社製品の詰め合わせです。

100株ごとに1,500円相当の自社製品が送られてきます。

自社製品は、カップ麺などのインスタント食品が中心なので、果たして健康にいいかどうかは甚だ疑問ではあります。

自社製品購入可能な商品券が多い

流通系の会社に多いのが、自社の販売店で使える商品券の配布です。

ビックカメラは、100株以上で年3枚の1,000円相当の自社の販売店で使える商品券を配布しています。

ビックカメラ以外に、子会社のソフマップやコジマなどの買い物でも使えるようになっています。

あのディズニーランドも無料で

面白いところでは、ディズニーランドを運営するオリエンタルランドの株主優待は、ディズニーランドで1日自由に遊ぶことができる1デーパスポートです。300株以上で1年1枚、株数が増えることに1年にもらえるパスポートの数が増えていきます。

ディズニーランドのパスポートは、金券ショップで安価に買うことが困難なチケットの一つですので、好きな人にはかなり有益なサービスと言えるでしょう。

カタログギフトで優待

カタログギフトをくれるという株主優待もあります。

例えばオリックスの場合、下期のみですが、特製商品のカタログが送られてきて、好きな商品を選ぶことができるようになっています。

無料で、自分の好みのものを手に入れることができるのが人気です。

自社製品にこだわらない優待

自社製品にこだわらない優待サービスもあります。

QUOカード

例えば、住宅ローン保証を中核とした信用保証事業を展開する独立系保証会社の全国保証は、100株以上で3,000円のQUOカードを配布しています。

QUOカードは、もちろん一般的なQUOカードと同様にQUOカードの加盟店で使うことができます。

ギフトカード

医療機器大手のニプロは、1,000株以上で5,000円相当のJCBギフトカードをもらうことができます。

もちろんこのギフトカードも、普通にJCBのギフトカードとして使用することができます。

 

実際に株主優待だけで暮らせるのかという疑問

多くの会社は、優待券にとどまり、株主がお金を使わないと価値のない優待制度が多くなってい流ので、株主優待だけを使って暮らすことは不可能でしょう。

ならかのお金を支払わないと、株主優待を活用することができないのが現実です。

飛行機にあまり乗らない人がANAの株主優待をもらってもしょうがないですし、独身のビジネスマンがディズニーランドの優待チケットをもらっても、彼女を口説く時には重宝するかもしれませんが、日常的には宝の持ち腐れでしょう。

金券ショップやオークションサイトが頼りという面も

株主優待で生活を豊かにするためには、どうしても避けて通れないのが、優待特典をなんらかの形で現金化することです。

ANAの株主優待券は昔から金券ショップやオークションでよく見かけますし、最近はありとあらゆる株主優待を、メルカリなどで見かけるようになりました。

ただ、オリエンタルランドは、株主用のチケットの転売を禁じていたりして、株主優待制度が禁じられている可能性もあるので注意が必要です。

株主優待で人生を豊かにするために

自分んで使うにしろ現金化するにしr、株主優待で生活を豊かにするためには、効率よく株主優待を手にする必要があります。

効率よく株主優待をもらう

株主優待のうち各種商品券は、一つの商品券をいろいろな会社が出していたり、多くの系列各社が親会社の商品券を株主優待としてい配布しているケースも多くあります。

また、QUOカードやクレジットカードのギフトカードも、も多くの会社が株主優待として配布しています。

様々な会社が同じ株主優待をしている場合は、株価と必要株数を比べて、なるべく利率のいいものを選択するようにします。

信じられない話なのですが、会社によって、株価に対する株主優待の額が異なることが多いのです。

株主優待の内容は、財務系の雑誌に細かい内容が発表されるので、細かいところまでチェックすることをお勧めします。

 

株主優待狙いで株取引

株主優待を狙うためには、株式を購入しなければなりません。

どうせ株式を購入するなら、なるべく安く購入して、高い配当を得たり、高値で売って売却益を得たいものです。

人気の株主優待だと株価が上がる

株主優待を効率よくもらうためには、常に株主優待の内容をチェックが必要になります。

人気が出そうな株主優待が開始されると、その会社の株を購入する人が多くなり、結果株価が上昇するのです。

株主優待の内容で株価が上下するということは、つまり、株主優待の内容で株を売り買いすれば、株売買で高い利益を得ることができるのです。

優待狙いの株を買うためのルール

さて、優待狙いで株を購入するとした場合、日々変動する株価とどう向き合えばいいのでしょうか。

マイルールをきちんと持つ

株主優待の桐谷さんは、株価と株主優待の価値との割合を、自分のルールとしてきちんと持っておられます。

桐谷さんの場合、配当と優待の利回りが4%以上になったら、その株を購入するというルールを作られています。

優待の利回りは、きちんと優待品の金額を調べて計算しておられるとのことです。

桐谷さんは4%ですが、この数字はマイルールですから、各自が自分の期待するところで決めていいでしょうが、優待生活の達人である桐谷さんの数字は、かなり重みがあるはずです。

ちなみに、いくら優待狙いとはいえ、桐谷さんはバブル崩壊やリーマンショックの時に株で大損した経験もあり、投資先は分散したほうがいいと説いています。

じっとガマン

基本は、株主優待の内容をよく調べて、自分の欲しい株主優待がある株の値段をよくチェックして、決して高値で購入しないことです。

株の売買だけで利益を得ようとすると、どうしても慌てて売買しがちですが、株主優待が目的ですから、配当と株主優待の利回りがマイルールになるまでは決して手を出さないことが重要です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

桐谷さんのように株主優待で生活するためには、実は株取引に関する確固としたマイルールが必要なのです。

これ即ち、株取引の基本ルールです。

つまり、株主優待の達人の桐谷さんは、実は株投資の達人でもあったということです。

株主優待が目的の株投資なら、ちょっと暴落したりちょっと高値になったくらいで、つられて株売買をしなくなりますから、初心者の株取引にはちょうどいいルールになるでしょう。

あなたが投資の初心者なら、株主優待を目的として株投資から始めるといいかもしれません。

作成者: かのっち

大手企業の子会社で長年にわたり総務部員を務めてきた「何でも屋」です。事業の立ち上げからセクハラ・パワハラ対応、研修、人事考課、採用、パソコンからの情報漏洩処理・・・何でもやってきました。 今は過去の経験を生かし、個人や法人が向上するためのお手伝いをしています。 私の記事で、一人でも多くの人の仕事やプライベートが充実し、人生が向上すれば本望です。