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【信用取引とは?】何も考えずに手を出すと後悔するぞ!その理由について徹底解説

株式取引をしている人なら誰でも知っている「信用取引」。

最近株式取引を始めた人だと、単語は知っているけど、なんだかよくわからない、でも、すごく危ない取引の仕方らしい、ぐらいは知っていると思います。

株式取引を続けていると、どうしても手を出したくなってくるのが信用取引です。

多くの証券会社で、初心者でも信用取引は簡単に利用できると宣伝しています。

信用取引は、証券会社から自分の持っている以上のお金を借りて株式投資をする、いわば借金です。

借金をして株式取引をする危険性について、特に株式取引初心者に方向けにご紹介します。

 

信用取引をするためには保証金が必要

信用取引は、証券会社からお金を借りて株式を購入することです。

証券会社からお金を借りるためには、証券会社に保証金を差し入れる必要があります。

保証金は現金または債券

証券会社に差し入れる保証金は、現金の他に上場株式や国債なども可能になっています。

ただし、債券の場合は、種類により、債券の時価に一定割合をかけた額を保証金として取り扱います。

保証金の3倍まで借りることが可能

保証金を差し入れたとして、保証金の金額までしか借り入れることができないとしたら、保証金を差し入れて証券会社からお金を借りる必要はありません。

信用取引が特殊なのは、保証金額の概ね3倍(証券会社により異なる)の金額までを証券会社から借りることができるという点です。

株価の値下がりが怖い

株式は、購入時の金額から時価が下落すると損が発生することになります。

証券会社からお金を借りて株式を購入したとして、その株式の株価が下がってしまった場合は、証券会社への実質の借金は、借りた金額+購入金額と時価の差額となります。

借金は返済しなければならない

もちろん、株式で損した場合は、その株を売らなければ損は表面化しません。

しかし、信用取引の場合、証券会社から借金しているわけですから、借金は返済しなければなりません。

返済の時期は、お金を借りた日、つまり株式取引が成立した日(約定日)から6ヶ月以内とされています。

これまでに株式の価格が購入価格より上がっていればも問題ありませんが、下がってしまった場合は、損失額を証券会社に支払う必要があります。

株式を売却するまでは、証券会社への借金は、購入金額+損失額になりますので、損失額が増えると、必要な保証金の額が増加してしまいます。

追証制度に注意

追証(おいしょう)とは、保証金ギリギリで信用取引で得た株式の金額が下がってしまった場合、保証金の金額は購入金額+損失額に見合った金額にすることです。

つまり、100万円の保証金を入れて300万円の株式を購入した後、株式の金額が下がって200万円になってしまった場合、100万円の損失が発生しているので、証券会社から合計400万円借りていることになり、保証金額は134万円となり、先に預けてある100万円にプラスして34万円を証券会社に差し入れる必要があるということです。

追証が必要な場合は、即座に保証金の増額分を入金する必要があるので、かなりの負担になります。

信用売りが最も危険

信用取引の最大の醍醐味は、信用売りでしょう。

空売りと言われる取引方法です。

この方法は、まず証券会社から取引する株式を借り一旦売却し、その株式を自分で買い戻すという方法です。

一旦売却した時点と比べて自分が購入した金額が安価であればそこに利益はが発生するということになります。

下降トレンドの時に有効な取引方法

信用売りは、まずは株式の売却から始まることから、対象となる株式の価格がどんどん下がれば下がるほど儲かることになります。

株式が下がる時は、トレンドに基づいて下がることが多いので、空売りができると、比較的簡単に儲けることができます。

空売りのどこが怖いのか

空売りの怖いところは、予想に反して株価が上昇してしまった時でしょう。

株価が下がる場合は、その株価がゼロになる時点で下降は止まるわけですが、株価の上昇は、理論上はどこまでも上昇するので、空売りで失敗した場合のリスクは青天井ということになります。

もちろん、価格が上昇して保証金額を超えた場合は、超えた金額に比例して保証金の追証が必要になるのはいうまでもありません。

逆日歩にも注意

証券会社から株を借りて売却する空売りの場合、証券会社が保有している株式が足りなくなる可能性があります。

その場合証券会社は、対象となる株式を保有している人から株式を購入して貸し付けることになります。

この時に発生する費用を逆日歩といい、貸付日数分の費用がかかります。

貸付日数は営業日ではなく暦日なので、取引ができなくても費用だけかかってしまうことになります。

 

信用取引は初心者でも手を出せるが

空売りは初心者でも利益を出しやすい

信用取引は初心者でも証券会社に信用口座を作れば誰でも利用することができます。

空売りは、最初は戸惑いますが慣れてくれば、下降トレンドでも儲けることができるので、じっと購入した株の株化の上昇を待つより、利益を得やすいと言えます。

しかし、トレンドが予想に反した時に夫妻を抱えやすいことから、なけなしの資金で取り組むには、かなりリスクが大きいと言えるでしょう。

マイルールをしっかりとする

初心者は、信用取引をしないことが一番懸命ですが、それですと、下降トレンド時期には全く取引ができなくなってしまって、なんとも無駄な感じになってしまいます。

株式取引に慣れてきたら、信用取引に手を出してみたいと思うのは当然でしょう。

その場合は、自分のトレンド予測が外れた場合でも大きな損失を出さないよう、通常の取引以上に取引ルールをしっかりする必要があります。

投資上限金額を決めておく

信用取引に発生する逆日歩などを含めて、自分がいくらまで投資していいのかをきちんと決めておきましょう。

損切りラインをきちんと設定する

通常の方法での株式投資でも、損きりラインをきちんと設定しようと言われます。

信用取引の場合、損切りラインをしっかり設定しないと、特に空売りの場合は損失は理論上青天井なので、きちんとした損きりラインを設定する必要があります。

損きりラインは自分の投資額で決めるだけでなく、前日の終値との差額で決めるなど、トレンドの変わり目を取り込んだほうがベターです。

 

まとめ

信用取引について、株式取引初心者の方向けにまとめましたが、いかがでしたでしょうか。

証券会社のホームページを見ると、信用取引こそ株式取引の醍醐味で、初心者でも簡単に利用できるようなことが書いてあります。

確かに初心者でも比較的簡単に利益を上げることができるのが、信用取引の特徴です。

しかし、トレンドから外れた時の損失は、初心者の想像を超えるレベルで発生することが多く、初心者が落ち着いて対処することは難しいでしょう。

証券会社からしてみれば、信用取引で顧客が失敗したとしても何ら困ることはなく、株式の取引手数料だけでなく、お金を貸す金利や逆日歩など、さらに多くの手数料が入ってくるわけですから、ぜひ多くの人に利用してもらいたいというのが本音でしょう。

利用する場合は、マイルールをきっちりと守って、ちょっとでもおかしい状況になったら、さっさと逃げ出すことが出来るようにしておく必要があります。

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かのっち

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大手企業の子会社で長年にわたり総務部員を務めてきた「何でも屋」です。事業の立ち上げからセクハラ・パワハラ対応、研修、人事考課、採用、パソコンからの情報漏洩処理・・・何でもやってきました。

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